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新たな奴隷のステータス

公爵様と会うお茶会をセラフィムさんに勝手に用意されてしまった…。


せめてもの現実逃避に、ザドくんのステータス確認をする。


【名称】ザドキエル


【年齢】三十歳


【レベル】四十五


【職業】錬金術師


【称号】反骨精神旺盛 天才錬金術師


【スキル】才能の塊 錬金術


【その他】体力 二百五

     魔力 二百三

     攻撃力 二百五

     魔法攻撃力 二百五

     防御力 二百三

     魔法防御 二百三

     素早さ 二百ニ


うん、この人はバグったステータスではないらしい。


良かった。


「ねえ主人様、公爵様ってどんな人?」


「会ってみないと私にもわからないかな…」


「大丈夫ですか?主人様…不安そうですが」


「大丈夫ではないかな…緊張する…」


「あ、主人様。いざとなったら僕が、お、お守りします…!」


フェルくんが不安そうな表情で、それでも私を励ましてくれる。


「うん。ありがとう、フェルくん」


「僕も守るよ!」


「ミカくんもありがとう」


「俺もお守りします!」


「ふふ、頼りにしてるよイオくん」


そんなことを話していたら、ザドくんは言った。


「そもそもあんたも、結構な上流階級の人間だろ。そんな緊張する必要あるのか?」


「ザドくん、それ誤解だから」


「あんな高品質な石鹸を日常使いしておいてよく言う」


「それは…そうなんだけど…」


「もー、ザド!主人様を困らせちゃダメだよー!」


ミカくんがザドくんを叱る。


「…ふん」


「もー!」


「いいよいいよ、ありがとうねミカくん。ザドくんも励ましてくれてありがと」


「そんなつもりはない」


ザドくんは素直じゃないなぁ。


でもやっぱり優しい。


私は奴隷に恵まれてるなぁ。


そんな風に過ごしていたら、トントンと玄関をノックされる。


出たら、そこにはセラフィムさん。


「セラフィムさん」


「さあ、公爵様とのお茶会に参りましょう」


「あはははは…はぁ。わかりました」


ということで、いざお茶会へ。


なお奴隷たちは連れていって良いが、口はもちろん挟めないらしいので助けはいない。


あー、怖いよー!


誰か助けてー!

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