一度お休みをもらう
今日は慈善事業を始めて初めてお休みをもらった。
患者さんの対応はみんなに任せて、のほほんと過ごさせてもらっている。
こうして惰眠を貪るだけの日というのもたまには悪くない。
「主人様、体調はどう?」
「うん、めちゃくちゃ寝れてた。でもこれ以上は逆に寝れないかな。マッサージチェアでリラックスしてくるね」
「うん」
居間に設置してあるマッサージチェアで計二時間くらいリラクゼーション。
いつのまにやらカチカチになっていたらしい身体がほぐされる。
「気持ちいいー」
「そりゃあ良かった」
「ザドくん、これ作ってくれてありがとうね」
「どういたしまして。疲れをしっかり取れよ」
「うん」
そうこうしている間に、お昼ご飯の時間。
フェルくんがご飯を作ってくれた。
今日は朝は爆睡していたので、今日初めての食事だ。
だからだろうか、私の分のご飯は量が多い。
「「「「「いただきます」」」」」
手を合わせて、食べ始める。
さすがフェルくん、どれもとても美味しい。
「美味しいよ、フェルくん」
「あ、ありがとうございます!よ、良かったです!」
「フェルくんは料理の天才だね」
「そ、それほどでもない、です!」
嬉しそうなフェルくんが可愛い。
お昼ご飯を食べて、またマッサージチェアで癒された後早めのお風呂に入る。
昨日は入れなかったからね。
入浴剤もいれて、リラックス。
ああ、最高。
お風呂から上がったら、イオくんが待ち構えていた。
「主人様、良かったら足裏マッサージもしてみませんか?マッサージチェアでは足裏はできませんし」
「あ、いいね!やってやって!」
ということでイオくんに足裏マッサージしてもらうことに。
「…痛い痛い痛い痛い!」
「効いている証拠ですよ、頑張ってください」
「ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「主人様頑張れー!」
「ふぁいとー!」
そして地獄の四時間は終わった。
四時間も足裏とふくらはぎのマッサージをしたからか、身体がさらに軽くなった。
「ありがとうみんな、だいぶ楽になったよ」
「それは良かった」
「主人様が元気になって嬉しいよ!」
「で、でももう無茶しちゃダメ、です」
「これからは週に二回はお休みを設けましょう
週に二回か…そのくらいなら休んでもいいかな。
「わかった、週二回休みにするね」
「はい」
「ぜひそうしろ」
「またその時も今日みたいにゆっくりしようね!」
「主人様とのお休みの日、楽しみだなぁ」
ということで、ザドくんが教会に伝えてくれて週休二日にしてもらってくれた。
助かるー、本当にうちの侍従は頼りになるね!
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