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ヒロイン願望のあるニート女子が、家ごと異世界転移した結果  作者: 下菊みこと


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ザドの気掛かり

ジョウコが泣いていた。


バラキエル様に思わず怒鳴り込んでやろうかと思ったが、よくよく見てみればバラキエル様とジョウコの雰囲気はむしろラブラブというかイチャイチャというか…熱っぽい雰囲気だった。


なので怒鳴り込むのはやめた。


早まらなくてよかった。


ジョウコはなんで泣いたのかは知らないが、あの様子を見るに二人の仲はさらに深まったのは確実。


婚約者同士なのだから、親密になるのはいいことだ。


このまま熱々カップルになって結婚できれば、ジョウコの将来も安泰だしな。


ただ、その時はさすがに俺たちは解雇されるだろう。


だって、ジョウコは公爵夫人となるわけだ。


その侍従が元奴隷では見劣りするだろう。


だがまあ、ジョウコならきっとその後も上手くやっていけるだろう。


俺たちがそばにいられなくなっても、幸せで居続けてくれるはずだ。


俺は錬金術師として働けばいいし、イオはまた奉公に行けばいい。


イオの昔の奉公先は余程良いところだったそうなので、また雇ってもらえるはずだ。


フェルとミカは、エルフの里にいけば保護してもらえるだろう。


だから俺たちは大丈夫。


気掛かりはジョウコの将来だが、このまま行けばきっと大丈夫だ。


バラキエル様は一途そうだから、浮気の心配も多分なさそうだし。


うん、だから、心配することなんてない。


大丈夫。


俺たちの幸せは、ジョウコが幸せになってくれることなのだから。

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