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ヒロイン願望のあるニート女子が、家ごと異世界転移した結果  作者: 下菊みこと


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叙爵された

王家から使いの人が来て、馬車に乗せられ連れて行かれる。


王都に入り、王宮に連れられて、なにやら今日の私への叙爵のために用意されたらしい会場へ連行された。


そこには既に貴族たちが集まっていた。


中には嫉妬深そうな目をした人たちも多いが、私が助けた貴族の人も多く優しい目を向けられた。


そして国王陛下が登場する。


国王陛下が私への叙爵を宣言して、跪く私の肩をポンと叩き「これからも励むように」と声をかけてくださった。


これで叙爵の儀も終わり。


後は解散となり、無事に家に帰れた。


チートスキルを保有しているおかげで、多少自信を持ってリラックスして叙爵の儀を受けられた。


神様方や天の声さんには感謝だ。


『いえいえそれほどでも』


さて、叙爵されたということはバラキエル様との婚約もそろそろ発表だ。


むしろこっちの方が緊張するな。


とか言いつつも家でまったりしていたら、お客様が来た。


「あ、バラキエル様!」


「ジョウコ、叙爵の儀は上手くいって良かったな」


「はい!」


「それで、そろそろ俺たちの婚約を正式に発表しよう」


「はい、バラキエル様!」


バラキエル様は天使のようなお顔で微笑む。


「楽しみだな」


「は、はい」


「照れてるのか?顔が赤いぞ」


「は、はい…照れてます…」


だって、そんなお顔で婚約発表が楽しみとか言われたら照れちゃうよ。


「可愛いな、ジョウコ」


「お、煽てないでください!」


「本音だよ、可愛い」


「…〜っ」


バラキエル様は狡い。


「そうだ、ジョウコ。今度ウチでダンスパーティーを開くから、その時に婚約発表しよう」


「は、はい」


「ダンスは踊れるか?」


「………はい!」


チートスキルがあるから多分大丈夫!


「なら心配ないな。一緒に踊れるの、楽しみにしてるぞ」


「はい!」


そしてバラキエル様は帰って行った。


手を振って見送った後、ザドくんに頼んで社交ダンスを試させてもらった。


チートスキルのおかげで、本当にうまく踊れたので一安心だ。


あとは本番を待つだけ。


うまく行きますように。

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