表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒロイン願望のあるニート女子が、家ごと異世界転移した結果  作者: 下菊みこと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/98

奴隷のみんなを解放して、侍従にしてみた!

「ねえみんな、相談があるんだけど」


「え、なになに」


「どうしました、主人様」


「えっと、えっと、難しいお話ですか?」


「お前ら落ち着け。どうした、ジョウコ」


私は前から思っていたことをみんなに伝える。


「セラフィムさんのところに行ってさ、奴隷印を消してもらって奴隷から一市民に戻らない?」


「それって…主人様の奴隷を辞めるってことですよね?」


「うん」


「な、なんで!?」


「うわぁーんっ!!!」


フェルくんとミカくんが途端に泣き出す。


「ど、どうしたのフェルくん、ミカくん!?」


「主人様ー!捨てないでー!」


「もう主人様なしの人生なんて死んだも同然だよー!!!」


捨てる?


どうしてそんな話になるの?


「主人様、俺からもお願いします。これからも俺たちの主人様でいてください」


「ジョウコ、俺はまだまだお前にいくらでも尽くせるぞ」


「…あの、みんななにか勘違いしてない?」


「え?」


「奴隷じゃなく一市民になって、これからは私の専属の侍従として働いてもらいたいんだけど…お給金も出すから」


みんなが私の言葉にほっと胸を撫で下ろす。


「よ、よかったぁ…」


「ほっとしたら力が抜けちゃったよぉー…」


「主人様、びっくりさせないでください」


「最初からそう言え、バカ」


「ごめんごめん」


どうやら私の伝え方が悪かったらしい。


「僕はど、奴隷のままでも大丈夫ですけど…」


「お給金も出すとなると、主人様の負担にならない?」


「ですが、伯爵となられる主人様のそばに侍るのが奴隷ばかりでは問題ですよね」


「そういうことか。なら、頼む」


「わかった!じゃあセラフィムさんのお店に行こう!」


私はセラフィムさんのお店に行った。


そしてセラフィムさんにみんなの奴隷印を消してもらい、みんなは奴隷でなく一市民に戻った。


みんなに毎月一人金貨三十枚を渡す契約書をそのままセラフィムさんのお店で作ってもらって、雇用契約を結んだ。


ちなみに今は一億と一千万と細かいお金がある。


みんなにお給金を渡しても懐はそこまで傷まないだろう。


福利厚生とボーナスがないのは…許して欲しい。


身体を壊したりしたらすぐに私が無料で治すから!


ボーナスはまあ…うーん…必要そうなら都度ということで…文面には残せない…許して、許して…。

高評価、ブックマークなどありがとうございます!とても励みになります!完結まで頑張っていきますので、楽しんでお付き合いいただければ幸いです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ