忍び寄る教会
「ジョウコ様、今日も慈善事業お疲れ様でした」
「は、はい」
今日も慈善事業を頑張って、やっと終わったと思ったら教会の神官様が私を訪ねてきた。
とりあえず家に上げて、話を聞く。
「えっと、あの、それでどのようなご用件で…」
「最近貴女様は、民衆の間で『聖女さま』と呼ばれて慕われております」
「は、はい」
「ですので、ここは教会の方から公式に聖女として認定させてもらえないかと思いまして」
やだー!
聖女なんてやだー!
面倒くさいー!
「ああ、聖女になってもやることは変わりませんよ。今までのように慈善事業をここで行なっていただいて、住まいも教会に移さずここに住んでいただいて構いません。ただ、聖女として正式に認定するだけ、ね?」
ね?って言われてもやだよ。
「お断りできませんか…?」
「断るのですか?教会からの要請を?」
「そ、それは」
困っていたら、フェルくんとミカくんが神官さまと私の間に割って入った。
「あ、主人様をいじめちゃ、だ、ダメです…!」
「僕たちの大事な主人様を追い詰めないでよ!」
「…奴隷の管理が行き届いていないのでは?」
「はい?」
カチンと来て、言ってしまった。
「うちの奴隷はみんな優秀で最高の子達ですけど?それより不躾に押しかけてきて、要請とか言いながら聖女になるのを無理強いする方がよっぽど最低では?」
「は?」
「おいジョウコ!すみませんでした。どうか主人の失態をお許しください。俺の命一つで、どうか」
「申し訳ございません、俺の命も差し出しますのでどうか…主人様だけは!」
「イオくん、ザドくん、何言ってるの!?」
あーもう、カオスだよ!
どんな状況、これ!
まあほぼ私のせいなんだけど!!!




