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ヒロイン願望のあるニート女子が、家ごと異世界転移した結果  作者: 下菊みこと


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回復魔法に適性を見出した

「だ、大丈夫ですか!?」


ボス部屋は、私たちより先にダンジョン攻略に来ていたのだろう冒険者たちの死屍累々。


…かと思ったが、全員かろうじて息をしている。


なんとかしなきゃ。


「エリアヒール!!!」


そんな魔法あるのかと思ったが、魔法はイメージが大事。


この部屋にいる全員に回復魔法をかけるイメージをして、光魔法を使った。


すると全員、瞬く間に回復した。


良かった…誰も死ななくて。


そして私がそんなことをしていた間に、超強いボスの魔物相手にイオくんとミカちゃんが体術と暗器と魔法で圧倒して倒しかけていた。


「あ、た、助かった?」


「あんたが助けてくれたのか?」


「確かあんた、あの聖女と呼ばれるジョウコお嬢様だよな!?」


「ジョウコお嬢様バンザーイ!」


「ジョウコお嬢様バンザーイ!」


なんか元気そうで何よりです…。


「本当にありがとうございます、ジョウコお嬢様。必ずお礼しますから!」


「ありがとうございます!」


「本当にありがとうございます、助かりました!」


「いえいえ…」


「おい、主人。イオとミカがボスの魔物を倒したぞ」


え?


あ、本当だ、すごい。


ついでに言っておくと、ここまでで稼いだ色々なダンジョンのアイテムはまたもフェルくんのアイテムボックスで収集済み。


モンスターハウスが馬鹿みたいに多かったから、ドロップアイテムも多くて今の時点でお金はウハウハ。


セラフィムさんに買って貰えば充分な資産になるだろう。


というわけで。


「あの、ボスが落としたアイテムは全部皆様が持って行ってください」


「え、でもそんな」


「皆様が頑張ってくださったからイオくんとミカくんが怪我せず勝てたんですから、ね?」


「うん、主人様がそう言うならそういうことでいいよ!」


「俺も異論ありません」


ボスを倒したイオくんとミカくんの言葉に、みんな感謝して涙を流してアイテムを回収していた。


そしてみんなでダンジョンを出る。


攻略されたダンジョンは無事消えた。


その後セラフィムさんに私の回収したアイテムを買い取ってもらった。


結果として、ボスのアイテムがなくとも神聖金貨十枚、一千万になった。


ここまできて、資金はあと一億と一千万と二百万と細かいお金。


ダンジョンで助けた人たちは、ボスの魔物のドロップアイテムだけで神聖金貨十枚をもらって大はしゃぎしていて、私へのお礼として招き猫をくれた。


なんでもこの招き猫、一度だけ望んだ時に金運を最強にしてくれるらしい。


たとえば宝くじを買った時とか、ギャンブルしにいく時とか。


このダンジョンで助けた人たちはもう使ってしまったから、二度とは使えないからくれるらしい。


私はまだ未使用だからいつでも使えるとか。


ありがたや、ありがたや。

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