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ヒロイン願望のあるニート女子が、家ごと異世界転移した結果  作者: 下菊みこと


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エルフ様もおもてなし

「次はエルフ様のおもてなし…ですか?」


「ああ、そうだ」


バラキエル様からまたも呼び出され、行ってみるとまたおもてなしして欲しい方がいるらしい。


バラキエル様からの説明によると、エルフの里もラダマンテュスでは自治権があるらしい。


エルフの長も男爵位を賜ってるとか。


税の代わりに国境をエルフに守ってもらうことになっていて、それ故の自治権らしい。


魔術や弓の扱いが得意なため、エルフの戦闘能力は人間より高いのだとか。


「でも、エルフって排他的な種族じゃないんですか?」


「他所は知らないが、ラダマンテュスのエルフは違うぞ」


バラキエル様によると、エルフは実はそんなに排他的な種族ではないらしい。


単に自分たちの寿命が長く人間たちは早く亡くなってしまうため悲しいので交流を控えてるだけらしい。


「なら…はい、頑張ってみます」


「頼むぞ」


「はい!」


ということで、エルフの男爵様もおもてなしすることになった。














「お初にお目にかかります、男爵様」


「初めまして、ジョウコ様」


「では、こちらへどうぞ」


お話によると、エルフの男爵様は私が異国の出身だと聞いて興味を示したようなので聞いてみる。


「よろしければ、家の中を少し見学しますか?」


「いいのかしら?」


「もちろんです」


家の中をぐるっと一周。


居間や仏間、使っていない着物を保管している部屋を見てきゃーきゃー騒ぐエルフの男爵様。


もしよろしければと簪を一つプレゼントするとさらに喜んでくれた。


その後ワインとおつまみで朝から酒盛りして、落ち着いたところで庭も案内した。


父と母の自慢だった、手入れの行き届いた庭に感動するエルフの男爵様。


どうやらおもてなしはバッチリ決まったらしい。


「ジョウコ、今日はありがとう!わたくし、ジョウコの故郷の文化にさらに興味が湧きました!」


「ありがとうございます!」


「また来ても良いかしら」


「機会があれば、ぜひ!」


すっかり仲良くなって、エルフの男爵様をお見送りする。


後日バラキエル様からよくやったと褒められたので、今回も成功だったらしい。

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