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「恋愛同盟」

小学校までは普通の子供だったと思う。それなりに勉強ができて、運動も一番までとはいかなかったが、運動神経は良い子供だった。中学からだ・・・周りが彼氏、彼女ができたとか言い出だしたのは。最初のうちは別に気にしなかったが、入学して半年が過ぎたあたりで我慢の限界だった。

 とりあえず運動部のままでは恋愛などしている時間などないことは明白であった。あと、なんとなくモテる気が全くしなかった。もちろんエース級の活躍しているやつはモテるが、二番手の俺にはなかなかチャンスがないのが現実だ。手っ取り早くモテるために転部を急いだ。既にエントリーされていた新人戦を終えたら、即退部届を叩きつけ俺は軽音部に入部した。理由は簡単で、バンドマンってなにかモテそうだったからだ。楽器ができたわけではないが、歌は得意だったのでボーカルで即採用された。一応追々ギターを弾けるようになってなとは言われた。バンドは男二人女二人の混合編成で、バンド名は「アンチハッピー」今でもいい名前だったなと思うし、仲の良いバンドだった。そして入部して数ヶ月、初のステージである。ライブハウス自体そんなに入ったことがなかったのだが、いざ始まってみると盛り上がりが凄まじかった。身内客が多いといえど、かなり好感触だった。ライブが終わり皆帰路に着く。帰宅途中、森崎幸と二人になっていた。森崎幸はうちのバンドのベース担当である。長めの髪を後ろでまとめてメガネをかけたインテリ感あふれる見た目をしている。実際学級委員であり成績優秀である。そんな彼女が帰り道に唐突に切り出した話題が今後の俺の人生を変えるのである。

「そういえば、尾形くんは急に転部してきたけど前の部活で何か問題でも起こしたの?」

「え、急に何?」

俺は急な質問に思わず慌ててしまった。それはそうだ、皆純粋に音楽が好きだからという理由で入部しているのに、俺は不純も不純、ただただ女の子からモテたいからという理由で転部を決意している。そんな浅ましい人間だと誰が思われたいのであろうか?そんな自己弁護を一瞬のうちに脳内で繰り広げている途中に森崎が割って入ってきた。

「私はねあの二人みたいに純粋な理由で入部したわけじゃないの。」

「へ?」

「私はとにかく男にモテたい」

インテリ森崎さんは力強く言った。それはもう清々しく

「もちろんベースは昔からやってたから好きだけど、でもね、それだけじゃ男は食いつかないの。だから私は考えて、気づいたの。モテるにはギャップだとね」

インテリ森崎さんはドヤ顔で言い放った。腹立つ顔だった。

「だから私はインテリ清楚系委員長イメージを頑張ってこの短期間で作り上げて、わざと軽音部というアウトロー代表のような部活に入部したの。こんなことしているのは私だけだと思っていた。そしたら運動部で二番手くらいの活躍をしていて、勉強も私の少し下くらいのあなたが来たって訳。これはもう疑うしかないわよね、尾形くん、いや尾形、お前不純な動機でここに来たよな」

清々しい思いは既に恐怖に置き換わっていた。見抜かれていることもそうなのだが、途中から呼び捨てだし、語調は強いしでもう無理、別人じゃん。

「申し訳ありませんでした!俺はモテたいがために転部してきました!だって、バンドマンってなんかモテそうじゃないですか!」

もう全て白状するしかないと思い、道端で通行人とか関係なしに最敬礼で謝罪をする。もうただただ変なというか、哀れな中学生がいたらしい。それは俺ではないと思いたかったが、紛れもなく俺であった・・・

「何謝ってるの?」

森崎さんはクエスチョンマークを顔に浮かべ聞いてきた。

「え、だって不純な理由でバンドに来た事怒ってると思いまして」

「そんな事はない。むしろ逆で、少し安心してる。同じ目的の阿保がいてくれてよかったーって。だから、私と同盟組まない?」

「同盟?」

「そう、同盟。私は男にモテたい。アンタは女にモテたい。だから、お互いそういうチャンスを作るためにサポートしあってウィンウィンの関係でいない?メンバー内で暴露大会とかしょうもないことせずに」

これは暗に同盟を組まなければ、メンバー内で、お前の入部目的暴露するぞと言わんばかりの圧である。拒否権はほぼほぼない気がする。

「喜んで協力させてください」

「よろしくね」

「ハイ」

俺と森崎さんは握手をして協力を誓った。


 協力関係を結んでから暫くが経った。様々な紆余曲折があり、季節は3年生の終わり、俺はいつのまにかボーカルからギターボーカルになり、中学もあっという間に終わろうとしていた。この三年間はとても楽しかった・・・それに俺には彼女ができそうなチャンスが何度かあった。もちろん森崎さんの斡旋によるものだ。しかし一回も恋が成就することはなかった・・・なんでだ!毎回いい感じになってるのに、あと一歩ってところで、向こうに彼氏ができたり、なんかありもしない噂話で距離取られたり、「尾形君とは友達くらいがちょうどいいね~」とか暗にフられたり・・・なんでだ。泣くぞ!そしてラストチャンスのライブも終わり、もう卒業式だ。

「終わりだぁぁぁ!」

俺は部室で半泣きになる。

「うるさいわね。アンタモテなさすぎでしょ。私は斡旋してもらった男子に何回か告白されたわよ」

森崎がサラッと衝撃告白をする。

「協力関係の俺にはなんの連絡もないのですが?ていうか、告白されたという事は森崎さん彼氏いた時期もあったんですか!?」

「いやないけど」

「え、告白されたんじゃないんですか?断ったって事ですか!?」

「そうね。だってタイプじゃなかったから。それに私はモテたいのであって、彼氏を作るつもりはそこまでない」

キッパリと言い切る森崎さん。なんだ、この敗北感。女子だが一発グーで殴りたい。

「不平等だぁ!!この協力関係も卒業で終わりだし俺はどうしたら・・・」

「何言ってんの?協力関係は高校も続くに決まってるじゃない。同じ高校だし」

「・・・え?そうなの?」

「もともと学力近かったじゃない。同じ高校受験するのになんの不思議もないでしょ。それに最初から高校で解消なんて一言も言ってないわよ」

「あ、えーと、ありがとうございます。コレからもよろしくお願いします」

情けない返答で俺の中学は終わった。

卒業式も終わり数ヶ月、俺は高校生になった。高校生になったから自分の世界が急に変わるかと言われれば、そんなことはない。

「森崎さんは部活何にします?」

「基本指針は変えずに軽音部に入る方向ね。とりあえずは同じバンドに所属していた方が色々やりやすいだろうから、その方向で良い?」

「そうですね、高校でも女の子の斡旋お願いします」

「まかせなさい」

事情を知らない人にはとてもじゃないが聴かせられない会話内容である。

 その後、部活の見学に行き軽音の演奏を生身で聴いてきた。やはり高校と中学だとかなり質が違ってくるようだ。俺と森崎さんはとりあえず音楽とかどうでもいいので、入部は即決めした。先輩たちは思ったより普通な印象だった。バンドマンというと少しやんちゃなイメージだが普通に優しい人達であった。

「でしたら、入部したら先輩たちに追いつけるよう頑張るので、よろしくお願いします」

森崎さんはこういう社交辞令をサラサラ言える事が凄い。多分皆に好かれる理由はここにあるんだろうなぁ。俺はそんな森崎さんを目の端に捉え部室を出る。すると正面から女子生徒が来る。おそらく他の部活を回った後に来た見学の生徒だろう。少し目で追うとその女子生徒がコチラに気づく。会釈が返ってきた。かなりの美人だった。何とか今後のチャンスに結び付けたいと思い声をかけるかと考えると、後ろに森崎さんが居た。

「いま通り過ぎた女子は尾形の知り合い?」そ

後ろから追いかけてきたのか、森崎さんが急に話しかけてきた。

「いや、知らない人。昔うちのライブにでも来て、俺のこと見覚えでもあったんじゃないかな?」

ほんの少しのうしろめたさ・・・

「なるほど・・・」

森崎さんがほんの少し不機嫌そうに見えた。普段は感情が薄いので顔色一つ伺うのも一苦労するのでおそらく自分の気のせいな気もするが、こういう時一言声をかけられるのが気の利く紳士というやつだとなにかで読んだ覚えがあるので気を利かせて一声かけることにした。

「さっき俺が部室出たあと、なんかありました?」

さりげなく不機嫌の原因を聞く自分を内心褒めていたら、森崎さんは俺のことを「殺すぞ」と言わんばかりの目つきで睨んできた。一般人のできる目つきではなかった。

「別に何もなかったけど、なにか気になることでもあった?」

「いや、別に何もないです。ハイ・・・」

「そう、じゃあ私帰るわね。これでも優等生で通ってるから勉強は疎かにできないし、変に気を遣って疲れた」

そう言い残すと森崎さんは帰っていった。結局不機嫌の原因は不明である。そもそも不機嫌なのかも怪しいところではある。あの人は見た目と口調によらず気分屋だ。

教室から荷物を回収して校門に向かう。

「あのー、尾形さんですか?」

後ろから弱々しく話しかけられた。今日は俺の後ろから声をかけるのが流行ってるのか?

「そうですが、なんですか?」

そう言い振り返ると部室前ですれ違った美人女子だった。

「さっきの部室前の・・・何かありました?」

「あの、私・・・」

口籠もりながら美人女子は話す。少しドキドキしてきて鼻先に青春の匂いがしてきた。

「私、アンチハッピーのファンです!私とバンド組んでくれませんか!」

告白ではなかったが、これはチャンスなのでは?俺は内心ウキウキしてきた。

「それは、嬉しい誘いですね!ちなみに、希望の楽器とかありますか?」

俺は必死に爽やかな人間を演じる。

「珍しいかもしれないんですけど、私ベースやってまして・・・もうパート埋まってますかね?」

「いや、まだどのバンドに入るか、確定している訳じゃないから全然大丈夫。こっちこそお願いしますって感じ」

心に鈍い痛みが走る。

「ありがとうございます!」

「まぁ詳しくは入部してからだね」

「そうですね」

美人女子は和やかに笑いながら帰っていった。一方俺は心に違和感を感じながら同時に、自分に言い訳をしながら帰路につく。その日はこの違和感を払拭できないまま終わった。


 次の日

「おはようございます!」

昨日帰り際話しかけてきた美人女子に挨拶をされた。

「あ、おはようございます」

「昨日は突然すいませんでした」

「いやいや、こちらこそ嬉しいお誘いありがとうございます」

「それについてなのですが、昨日家に帰った後連絡をしようと思ったのですが、名前も連絡先も聞かずに帰ってしまって・・・今教えてもらっても構わないでしょうか?」

「こちらこそ、すいません気が利かなくて」

連絡先の交換を通学しながら済ます。なんだこの青春のような体験!!しかし、違和感はぬぐえない・・・お互い名前を確認し、学校に入っていく。クラスは別らしいのか学校の中で別々の方向に別れる。

「ずいぶんと楽しそうね」

突然後ろから森崎さんに話しかけられる。

「わかります?」

にこやかに言う

「そりゃそんなニヤケ面してたら私でなくてもわかるわよ。昨日の部室前ですれ違った子?」

「よくわかったね。正解」

「よかったわね。ついにモテ期到来?」

「かもしれない」

「そう、あの子ベーシスト?」

「そうだけど、どこかで聞いたの?」

「いや、だってベース背負ってたじゃない」

「なるほど、全く見てなかった」

「アンタ時々バカよね。それで、あの美人な女子とバンド組むの?」

「・・・誘われてる」

「そう・・・」

気不味い沈黙と学校の雑音。

「組みなさいよバンド、楽しそうじゃない。ファンの女の子と馴れ合いながら緩いバンド作って、青春の謳歌とかアンタの望んでいた通りじゃない」

森崎さんがやたら刺々しく感じる。

「いや、でも・・・」

「となると、この同盟も解散ね」

「え、いや、解散する必要はなくない?」

俺は焦る。何故か心臓がバクバク鳴る。

「アンタは願いを叶えた。これまでの対等な関係ではなくなる。となれば同盟は解消というのが普通じゃない」

「そうかもしれないけど・・・」

言葉が喉につっかえる。うまく出てこない・・・森崎さんはすたすたと自分の教室に行ってしまった。それから数日後、俺は森崎さんとバンドを組むことはなかった。


「尾形さん、何かありました?」

「あ、いや、少し考え事」

今、部室にはベースを抱えた美人女子と俺の二人だ。メンバーが集まるまでの個人練習だ。

「そういえば、森崎さんって知ってます?」

「え、あぁ知ってるよもちろん。今は別のバンドでベースやってるじゃん」

突然名前が出てきて少し驚く

「あの人おそらくなんですが、この部活の中だと明らかに一番演奏が上手なので、この前練習中に突撃して教えてもらったんです」

「ずいぶん思い切ったことを・・・」

森崎さんキレただろうなぁ・・・そういうグイグイくるタイプ嫌いだし。

「私も最初追い払われるかなぁ~と思ったんですが、とても優しく教えてくれました」

「それは・・・意外だね」

「それで、ある程度教えてもらった後、尾形さんのこと聞かれたんです」

「なんて聞かれたの?」

「元気にしてるか―とか、また馬鹿なこと言って周りを置いてけぼりにしてないかとか、とりあえず、色々心配してましたよ」

「それはまた・・・優しいこと」

「はい、とても優しい人でした。でも、そんな人を悲しませたらダメじゃないですか?」

「いや、急にどうした。悲しませるも何も俺は何もしてないよ」

「尾形さん。私知っているんです」

「何を?」

「恋愛同盟の件」

何となく俺は血の気が引いていく。

「誰から聞いたの?」

「森崎さんからです」

あのインテリドSなんてことを言ってやがるんだ!

「尾形さんは女子を舐めすぎです」

「いや、なんで!?」

「興味のない男に中学高校と協力してあげられるほど森崎さんが暇に見えましたか?」

心臓に釘が刺さったかのような感覚がした。

「森崎さんは私たちと違って、成績優秀でクラスのまとめ役やっていてそして何より、ベースをあそこまで弾けるのは練習しているに決まっているじゃないですか。そんな人が、完全未経験者をバンドに受け入れて尚且つ、モテるために尽力してくれるのおかしくないですか?」

俺は言葉が出なかった・・・だが、違和感の正体は判明した。

「尾形さん。まだ遅くないと思いますよ。今日は委員会でまだ校舎に居るはずです。今日の練習は欠席と伝えておきます」

部室にはベースの音と、ギターをしまう音が響く。俺は急ぐ。

「ごめんなさい。あと・・・ありがとう」

「本当に時々バカなんですね。謝らないでください、ばか」

「そうだね。じゃあ行ってくる」

部室を飛び出す。ドアの前にはギターとドラムの二人が居た。

「聞いてた?」

無言のうなずきと。「はよ行け、ド阿保」と粗い送りだしを受けた。階段を一段飛ばしで登る。4階の会議室に着いた。委員会は終わっている。森崎さんを探す。

「そこの馬鹿面、今更なんの用だい?練習はどうした下手くそ」

後ろからの罵倒が聞こえる。この切れ味は間違いなさそうだ。後ろ振り返らないで応える。

「顔も見てないのに馬鹿面とか酷くないですか森崎さん」

「尾形は時々馬鹿だと思っていたけど、美人女子との練習すっぽかしてくるほど馬鹿だとは思はなかった」

「今日は一生分の馬鹿を言われた気分だけど、しょうがないかな。森崎さんは時々と言ってくれるけど、俺はずっと馬鹿だったよ・・・気づかないフリで現状に甘えていたのだから。ツケが回ってきたんだろう」

「そのツケどうやって支払う?」

俺は後ろを振り返る。勇気なんていらない。思っていることを言うだけだ。

「森崎さん」

「どうした、改まって。同盟はもう組まないからな」

「そうだね。俺も同盟はもういいかな・・・だから」

少し息を吸い、一区切りで言う。

「俺と恋愛契約しませんか」

手を差し出す。同盟を組んだあの道端でのように。

「・・・喜んで」

俺と森崎さんが握手をして契約成立となった。こうして俺の青春は始まるのであった。



皆さまどうでしたでしょうか?尾形の紆余曲折は。男子はやはり馬鹿なのか、短絡的にモテたがる。モテるためには長期的プランが必要不可欠なのに、即効性ばかりに目が行っている。けど今回はその短絡さが私の計画の重要なところになる。本来は中学時代のうちに落とす予定が、高校までかかってしまい、いささか長期すぎる気はするが、結果オーライである。実は尾形自身気づいてはいないが、彼は正直かなりモテる。最初は便宜上何人か知り合いの女子を紹介したが、すぐに告白したら成功するような好感度に漕ぎつけるので、彼は天然の女たらしの才能がある。なので、あの手この手で尾形の好感度を下げて阻止をしてました。しかし、高校の部活入る直前のあの子はさすがに焦った。完全に尾形のファンで、何より容姿が整いすぎてて、女の私ですら「え、可愛い!」と初見で落とされるくらいでした。けど、努力は裏切らないというか、神が味方してくれたと言いますか、その女子のほうから接触してきてくれて、しかも、めちゃめちゃ性格のいい子で、コロッと転がされてくれました。どうやらあの子も尾形のことを好きだったようだけど、そんなの知ったこっちゃない。私が尾形を思っている度合いを甘く見るな。

「どうしたの森崎さん?」

手をつなぎ尾形と帰宅中、感慨にふけってしまい会話がおろそかになっていたらしい。

「いや、なんか現実味がなくて」

「いやーわかる俺も」

二人してふわふわしているが、これは現実だ。私がつかんだ現実だ。青春を注ぎ込んだ結果だ。私の青春は終点駅にようやくついたらしい。


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