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ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

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第99話 獣神と大悪魔の呪い

スキルの代償として消滅?ということは今獣神にかけられた呪いはそれほどまでに強力なものなのか。神の名を持つモンスターがその命を代償にして使用するスキル。

なんだ?獣神の攻撃が重く感じる。命中しているわけではないのに{不壊の目}でも変わらず貫通表示になっているが、下手するとワンパンかもな。これは頑張って受け流すしかない。幸いこっちには鈍足と脱力を付与してAGIではすでにアドバンテージをとっている。これなら戦いを有利に進められるはずだ。

このまま気合いで耐えてAGIを落としてから戦略を練り直すしかないな。すでにかなりの時間が経過している。疲労も溜まってきてかなり厳しい状態ではあるが、耐えるしかない!


右腕での攻撃を弾き左腕での攻撃を弾く。しかし、その次の右腕での攻撃を喰らってしまった。


痛いな。HPを7割持っていかれてしまった。ワンパンではないだけマシだが、この火力は厳しい。それにAGIで有利だったはずの俺が見事に攻撃を入れられてしまった。あの瞬間僅かにあいつの攻撃速度が増した気がする。とりあえずポーションでHPを回復、ついでに{反撃領域}の効果時間が終了したので一旦距離を取る。{反撃領域}なしではあいつの速度に追いつけない。相手もまだ様子を見ているようだし、とりあえずこれだ!

俺は一つのポーションを取り出し、一気に飲む。そして目の前に現れたウィンドウから{反撃領域}を選択、するとスキルのクールタイムが0になる。

これは先生が事前に作って渡してくれていた【技能の源】という特殊ポーション1日1度だけ使用可能で、スキルのクールタイムを一つだけ0にすることができる。そのスキルの次回使用後にスキルのクールタイムが倍になりはするが、今は必要なアイテムだ。ちなみにこのゲームのポーションは飲まないといけない。ほとんどは味が香草の香りがするハーブ系の味なのだが、先生はそういうところまで調整できるらしく、オレンジ味でとても美味しく飲むことができた。

こういうところまで気を配ってくれる先生はさすがだね。

それはさておき、いつくるかわからないし、{反撃領域}を使っておこう。


「{反撃領域}」


「{ステータスオープン}」


なに?相手もスキルだと。相手の頭上に相手のステータスが表示されたようだ。ステータスだけじゃなくて今の状態とその詳細まで書かれている。

AGI以外のステータスは俺よりも低い。問題は状態とAGIだ。

【大悪魔の呪い】世界の法則を書き換える。AGIの値を∞にし、その値を下方に変動不可。20秒ごとにAGIが10上昇する。


さっき呪いがかかってからおよそ3分。つまり今のあいつのAGIは∞+90、反撃領域内の俺のAGIを上回っている。本来∞のAGIというのは望む位置に移動が可能というものだが、おそらくあいつの方が優先度が高いという意味なのだろう。つまり、AGIで負けている以上あいつの攻撃はほぼ確実に命中するし、俺の攻撃を命中させることは不可能に等しい。

ここをクリアすれば最高到達階だ。本当はギルド戦にとっておきたかったがあれを使うしかないか。

獣神の耐性が低くなり、今にも襲いかかってこようとしている。


「{虐殺者(ジェノサイド)}」


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