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ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

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第85話 罠の迷宮 ミミックの間

キキョウたちも帰ってきて、ホームはまた賑やかになった。俺が作った指輪を見てキキョウは謎に納得していた。


「なるほど、指輪か。確かにあると嬉しいものだよな。スキルとかもつけてあるのか?」


「とっておきのをつけてあるよ。それはまた本人たちに渡すときのお楽しみね。それじゃ早速用意を始めるよ。今度は私が出かけるから、キキョウたちで飾りつけてて。」


「今度はどうしたんだよ。」


「ちょっと用意したいものがあるから。」


そう言ってさっとギルドから出ていった。今から仕入れに行くものはキキョウたちに任せるのは無理なものだ。なんたってダンジョンのソロクリア報酬らしいから。


向かうダンジョンは『罠の迷宮』。古代文明関連のダンジョンで、おそらくユニークプレイヤーパンドラ関連のダンジョン。俺に直接関わるダンジョンなのはほぼ確定だ。

ネット情報では罠が大量に仕掛けられているダンジョンで、ノーダメージでの攻略はほぼ無理ゲーらしい。途中迷宮の最深部に向かう道とは違う道に逸れると幸運値を参照にして確率の判定が入り、それ次第で隠しエリアに行くことができるらしい。そこにいるモンスターはそこまで強くない。というかただのミミックらしい。ドロップアイテムはアクセサリー系のものが手に入るらしい。

ただし、最近そのアイテムを取った瞬間、幸運値に左右されはするが、ごく低確率でアークミミックが出現するようになったらしい。おそらくアークミミックがここのエクストラモンスターだろう。

ストーリーに関わることだろうから、あまり積極的に倒したいものではないけれど、今回の目的はアークミミックのドロップアイテムだ。

未だ攻略者がいない以上、何をドロップするかはわからないがそれなりにいいものである可能性が高い。それに先に倒すミミックがアクセサリーをドロップすることを考えると、アクセサリー系の装備の可能性が高いだろう。

もちろん俺の幸運値で確率で落とされることはほぼない。1発で侵入した隠しエリアの名前はミミックの間だそうだ。

ミミックは苦戦することなく倒し、アークミミックが当たり前のように出現した。

はっきり言って強いものではなく、あっさりと倒せてしまった。しかし、あくまでも状態異常が効かないからであり、状態異常が効く普通のプレイヤーからしたら対策をしなければ無理ゲーでしかない。

1番の問題は俺の完全なステータスの解放がされなかったこと。つまりこいつはエクストラモンスターではない。エリア名からも複数ありそうではあったし、これまでのエクストラもユニークプレイヤーの進化系統のいずれかというわけではなさそうだった。

おそらくここのエクストラモンスターはミミックの系統ではなく、他の罠関連のモンスターなのだろう。

とりあえずドロップアイテムを確認してみようか。

ミミックの方のドロップアイテムは事前に分かっていたのだが、エメラルドネックレスというネックレスタイプのアイテム。名前にエメラルドとついて入るものの、見た目には反映させずその能力部分にだけ反映されていた。

そしてアークミミック。こっちはヴァル用の装備が見つかればいいと思っていたのだが、残念ながら、ポーションタイプのアイテムだ。魔法関連のものだし、両方ともミルナにあげようかな。

ヴァルへのプレゼントはどうしよう。2人にそれぞれいつもの感謝も含めてお祝いとして個人的なプレゼントを用意したかったんだけどな。

街で探してもいいんだけど、それだと先生に作ってもらったほうがいいだろうし。

ダンジョンの限定アイテムは通常の装備枠とは違う装備枠に分類されることが多い。だからわざわざここまできたんだけどな。

アークミミックを倒した後結局ダンジョンから追い出されちゃったし。

ここのボスモンスターはアイテムドロップをしないらしいから、わざわざボス部屋まで行く意味もないだろうし。

ヴァルたちがくるまで後大体4時間くらいかな。できるだけ急がないと。

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