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ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

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第289話 受け入れ体制

「まさかこんなに早く連絡もらえるなんてねー。それで、何があったの?」


「ちょっと『完璧』のメンバーでうちに来たいって子が何人かいて、そっちでも2人か3人受け入れてほしくて。」


「『パンドラの箱』ってホーム2つあるし、数人なら受け入れられるでしょ?」


「ちょっと全員を受け入れるってなると装備とかの関係でちょっとだけ問題があるんだよね。」


「なるほどね。受け入れ自体はできるけど、なんなら全員でもいいよ。」


「いや、1人はこっちに来て欲しい子がいるんだよね。元々『完璧』の幹部クラスみたいだし、優秀な子だからね。他の子はどうかわからないけど、お願いしてもいいかな?もちろんディクティオンのホームは本人たちに好きに使ってもらっていいよう言っておくから。」


「もちろんいいよ。その子達と会いたいんだけど、連絡できる?」


「一応今日の9時に呼び出してあるんだけど、一緒に来る?」


「お邪魔じゃなければ。」


「それじゃ決まりね。わたしはこっちの姿で行くからそのつもりでお願いね。」


「ずっとそっちの姿だよね。デメリットとかないの?」


「姿を変えるだけなら制限ないみたいなんだよね。ちょっと準備しなきゃいけないことがあるからまた後で場所を連絡するよ。」


「うん。それじゃまた後で。」


ジャスミンに話をつけ終わり、今度は先生にメッセージを残しておいた。まだ入ってくるには早いはずだし、後で見てくれればそれでいい。内容はレイナの装備一式をお願いするから準備しておいて欲しい、素材で必要そうなものがあればメッセージを送ってと言った感じだ。

そして次は・・・


「みくねぇ、どうなったの?」


「リンか。そうだ。リン、レイナに集合場所を連絡しないとだからディクティオンの座標を送っておいて。」


「ディクティオン?向こうのホームで何かするの?」


「正式に受け入れることになったから。レイナが連れてきた他の3人の子達は『神の集い』が受け入れてくれるって。」


「よかった。」


「わたしは一旦休むから何かあったら連絡して。メールでもなんでもいいから。」


「分かった。お疲れ、みくねぇ」


俺は一旦ログアウトし、しばらく休息を取った。時間が過ぎるのはあっという間ですぐに約束の時間10分前となった。今はリンはインしていないみたいだし、ネイとキキョウでも連れて行こうかな。


「お、ロキ、今日は遅かったな。」


「早い時間に一回入ってたんだけどね。それよりもキキョウ、新しいメンバーを受け入れに行くからついてきて。ネイもお願いできる?」


「わざわざ3人も行く必要ある?」


「何かあったら困るからね。外部から干渉されても困るし、用心はしておくべきでしょ?」


「それもそうね。わたしはいいわよ。」


「俺もいいぜ。で、場所と時間は?」


「5分後にディクティオンのうちのホームってことになってる。もうきてるかも。まぁ、多分ジャスミンが先に来てくれてるだろうし、何かされてることはないでしょ。」


「ジャスミンもいるの?」


「向こうに3人受け入れてもらうことになったんだ。4人から相談を受けてね。うちの戦力になりそうな子だけこっちで引き受けることにしたの。」


「なるほどな。時間もないし早速転移するぞ。」


「だね。」

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