表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

272/348

第271話 最強の姉弟

それぞれ使用感からスキルを決めようということになり、スキルが確定しているルナと戦闘メインではないハンス以外は闘技場のモンスターで新しい武器を試すことになった。まずはレントルだ。


「それじゃ召喚するね。」


レントルが指定したのは群れで襲ってくるグレーウルフだ。

レントルが弓を放つと普通の弓と比べてやが圧倒的に速い。風の魔法を併用することで加速させてるのか。あれは反射神経じゃよけれないな。

そしてレントル自身の技術もすごいな。かなりの高速射撃な上全部当てている。20体いたグレーウルフもあっという間に全滅してしまった。グレーウルフはそれなりに耐久自体はあるはずだが、全部1発で仕留める火力まであるとは。


「すみません。ロックビーストを召喚してもらえますか?」


「オッケー」


ロックビーストはグレーウルフとは比較にならないほど高い耐久力を持っており、基本的には魔法で攻略するモンスターだ。レントルの弓は魔法をまとっているが、ロックビーストに効果は薄いはずだ。的は大きいし動きは鈍いから負けることはないだろうけど。


シュッ    ゴン サァァァァ


弓の弦が空を切る音が聞こえた直後衝撃音に加え何かが崩れるような音がした。ロックビーストを見ると岩でできたその体が崩れ去っていく。まさか一撃で倒したのか!?


「うん、やっぱりすごい威力ですね。」


「ほんとすごいね。ロックビーストには魔法がこもっていても物理攻撃は効果が薄いはずなのに。」


「本当にゲルマさんの作ってくれる武器はすごいものばっかりですね。ゲルマさん、{生成}のスキルの護符はありますか?」


「あるぞ。{生成}をつけるのか?」


「はい。魔力を消費して矢を作り出せればさらに速く撃てるようになると思うので。」


「確かにな。ほら。これだ。」


レントルは護符を受け取ると早速武器に{生成}のスキルを付与した。魔力を流し、スキルを発動させることで自動的に矢が生成される。クールタイムはなく魔力があれば無限に使える上に魔力消費も1で5本生成できるため大した量ではない。


「次は私ね!」


ユイユイがモンスターに対峙する。ユイユイもレン取ると同じくグレーウルフだ。倒したらロックビーストも召喚するよう頼まれている。


「スキル{多重詠唱}{魔力弾}」


おぉ!次に発動する魔法を多重使用できるスキルに元々10発の追尾効果持ちの魔力弾を発射するスキルを合わせてグレーウルフを1発で殲滅するとは!さすがユイユイ、潜在能力は高いね。さて、ロックビーストはどう処理する?


「スキル{多重詠唱}{石弾}{硬度圧縮}発射!」


おぉ!!さっきの{多重詠唱}に加えて魔法で生成された岩の弾丸を{硬度圧縮}で2つの席弾を合わせた上でさらに圧縮して威力を数倍に跳ね上げて一撃で貫くとは・・・


やっぱりこの姉弟バケモンレベルに強いかもな。もちろん単純な強さなら神化を持っているプレイヤーに勝てないだろうけど、頭の回転も速いし、スキルを完全に使いこなしてる。多分大規模ギルドの幹部レベルでも2,30人くらいなら2人で倒し切れるだろうな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ