表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

270/348

第269話 全員集合

あちこち回ってみても他の街とあんまり変わるところもなかったのと、キキョウから戻ってこいと連絡があったので3人揃って戻ることにした。戻るとネイとリンもいた。


「どこ行ってたんだよ。」


「ごめんごめん。そう言えばそれぞれ検証の話する時間になってたね。ちょっとユイユイたちと魔法専門のスキルスクロール店に行くついでに『深淵(アビス)』まで行ってた。」


「もう行ってきたんだ。どんな感じだった?」


「ただ暗くなっただけって感じ。街も限定の店とかはまだ閉まってるみたいだし。」


「進むのはまだ後でもいいかもね。せっかくレントルとユイユイもいるし2人の意見も聞きながら検証の確認をしよう。」


「まずは俺だな。スキル説明の通りだが、ユイユイたちもいるし改めて確認するな。どれもエグい効果してるからびっくりするかもだが、{鬼神化}は使用するとMP・INTの値がすべて0になる代わりにHP・STR・VIT・RST・AGIの値がすべて倍に引き上げられる。検証した感じ、まぁ、説明通りって感じだな。MP消費系のスキルは使えないし、MP消費がなくても魔法系スキルはINTが足りなくて使用できない。その分身体能力は大幅に上昇してるし、元々魔法を使わないのも合って相当強くなったと思う。」


「すごいですね。エグい時て身構えてましたけど想像を軽く超えてきましたね。」


「いや、多分俺が一番インパクトでいけば弱いぞ。」


「本当ですか?これだけすごいのに?」


「俺が取ったのも幸運だったけどな。」


「私とかミルナさんが取ってたら最悪だったね。」


「そうだな。」


「そこのバカのはその辺にしといて次は私ね。私は{獣神化}っていうスキルで獲得プレイヤーによってモデルが異なるんだけど、その中でも私のモデルはケルベロス。スキル効果を3倍にする能力って感じだったね。試しに色々試したんだけど、能力を上げるスキルとかは例えば2倍にするものなら8倍になるって感じで、どんどんかけていくみたい。」


「今のリンさんってどんなスキル持ってるんですか?」


「えーっとね、ジョブ自体は戦士なんだけど、いろんな武器を使える感じかな?一番得意なのは麻痺の双爪を使った接近戦かな。スキルは身体強化系とか攻撃系のスキルが多いよ。」


「それだと効果がフルで発揮されますね。」


「確かに。身体強化の方がリンの{獣神化}とは相性がいいね。」


「リンさんもすごいね。」


「だね。なんだか僕たちもそういうスキルが欲しくなってきますよ。これだけ強いんですから。」


「それについては後でちょっと話したいこともあるんだよね。とりあえず次はネイね。」


「でしょうね。あんたのスキル聞いたらレントルが下手したら気絶しかねないもの。」


「いえ、もう聞いたんですけど、すごいですよね。」


「もう言っちゃってるんだ。とりあえず私が先ね。私のスキルは{精霊神化}4つの精霊に好きなように姿を変えることができて、一旦詳細は省くけどそれぞれに超強力なバフが乗る代わりにデメリットがあるって感じ。検証した感じ、姿の変化は一瞬だから相手の攻撃に合わせたりノームだったらデバフが発動しないようにしたりすればいい感じに戦えそう。あとは浮くことができる能力だけど、測ってみたらきっちり50cmまでだったね。ノームだと能力で浮かんでもデバフは喰らうみたい。あとは武器に属性を纏わせれるくらいかな?」


「なんだかどんどんすごくなりますね。デバフ系の効果がわからないのでなんとも言えないですけど、浮くことができるだけでも強くないですか?ネイさんの高速戦に加えて直前まで地面に足をついていれば攻撃のタイミングや間合いがずれて相手に大きな隙を作れますね。」


「さっすがレントルだね。よくわかってるじゃん。」


「その武器に属性を纏わせるのって自分の武器だけなの?」


「どうだろ?その発想はなかったかも。でもなんで?」


「もしみんなの武器に属性を纏わせれるならパンドラさんが持ってる属性系の短剣とかみんなそれぞれ持ってる属性系の剣をそれぞれステータス重視でゲルマさんに作ってもらって、使う時にネイさんが属性付けたら属性持った強い剣ができそうだなーって思って。」


「確かにそうね。キキョウ、剣出してみて。」


「ほい。」


「{精霊神化}【炎の加護】」


キキョウの剣が淡く赤色の光を纏った。


「時間制限付きだがいけるみたいだな。こりゃすごいな。4属性全部いけるってことだろ?」


「これは集団戦の戦闘の幅が広がりそうね。」


「いや、集団戦だけじゃないんじゃない?」


「どういうこと?人の剣に纏わせれるってことは集団戦火相手の剣に纏わせるくらいだけど、相手の剣に纏わせるメリットなんてないでしょ?」


「いや、纏わせるのは自分の剣だよ。多分ネイが使った時って自分と剣が同化してるんじゃないかな?さっき人の剣につけれるかわからないって言ったってことは自分の体と同じ属性しかつけれなかったんでしょ?」


「そうね。他の属性の剣を同時に使うことはできなかったわね。」


「ネイの意識を今キキョウの剣にやったように剣に一時的に属性を付与するっていうふうに変えたら属性はそのまま別の姿になれるんじゃないかな?」


「そんなことできる?まぁやってみるわね。{精霊神化}炎の加護」


今度はネイ自身の剣に属性を付与した。そしてネイはウィンディーねの姿へと姿を変える。しかし剣の輝きは赤のままだ


「ほら、いけたでしょ?」


「ほんとね。しかもこれどの加護も色赤色だから他の属性で加護をつけてサラマンダーになってたら相手が炎系の属性を警戒してくれて隙もできるわね。」


「流石パンドラさん、目の付け目がすごいですね。」


「いや、元はと言えばユイユイが他の人の剣につけれるかって聞いたことが始まりだから。本当にすごいのはユイユイだよ。」


実際他人の剣に属性がつけれないかは俺も気になっていたけど、ここは偉ぶるべきじゃないだろ。それにユイユイがそこに気づくのもユイユイらしい視点だしな。


「最後は私、みんな知ってる通り姿と名前が変わってMPが毎秒100%回復していくスキル。大地の覇者を連打はできないし、まだ魔法書は買えてないからわかんないかな。もう店も閉まる頃だろうし、明日また行こうかな。」


「まぁ、すぐに魔法を決めるなんてできないわよね。今後の戦術の核になるかもしれないものね。」


「だね。まぁ、決まったらすぐに杖を先生に作ってもらうよ。もうちょっとしたら先生も来るだろうし、ちょっと驚くと思うよ。特にユイユイとレントル、あとはそろそろ入ってくるミルナとハンスも。あとは、キキョウ。最近タイミング合わなくて会えてないけどルナを連れてきてくれない?今日確か家にいるって言ってたよね?」


「そもそも最近あんまり入ってきてなかったからな。ちょっと仕事忙しいって言ってたし休みの日は家でずっと寝てるからな。でも明日も休みって言ってたし連れてくるよ。」


そう言ってキキョウが抜けていった。ユイユイ、レントル、ミルナ、ハンス、ルナこの4人の共通点が1つある。それは・・・


「お疲れ様。あれ?もうみんな集まっちゃってる感じ?」


「なんでわざわざ俺じゃなくてミルナを呼んだんだ?ってか珍しいメンバーだな。」


「そうでもないよ。今日は全員揃うんだから。」


「珍しいね。ルナちゃんとか最近忙しいみたいだし、ハンスさんもお仕事の方で色々合ったみたいで夜の方にお仕事がある日が多いみたいだもんね。お昼にいること多いんでしょ?」


「らしいね。ログイン履歴見たらいっつも昼に入ってるもん。」


「そうですね。少し仕事の関連で色々変化がありまして。みなさんお久しぶりです。」


「噂をすれば。久しぶりだねハンス。」


「パンドラちゃんおひさー。今日はみんな揃ってるんだね。」


「ルナも元気そうで何よりだよ。キキョウも呼んできてくれてありがと。」


「ちょうど入ろうと思ってたところなんだよー。それで、今日はなんの集まりなの?」


「いや、ちょっと主役が遅れてるんだよね。」


「遅れてて悪かったな。さて、全員揃ってるみたいだな。」


「おっ、先生もきたね。みんな揃ってるし、神化組の話も終わってるから早速始めよ。」


「だな。まずはみんなこのポータルから転移してくれ。」


先生に促されるまま全員でポータルに乗って転移した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ