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ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

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第240話 結界in結界

ネイとロキもといパンドラがドルドワロウを削っている中、俺はギルド転移でギルドホームに戻ってきていた。


「先生いるか?」


「どうした?」


「ちょっと相談。超高速で攻撃し続けれる武器か兵器か何かないか?」


「作れはするけど、なんでだ?」


「俺が受注したクエストをネイとパンドラと3人でやってるんだけど、ボスの性質が・・・」


そこからドルドワロウについて説明した。


「なるほど。となると据え置き型のマシンガンがいいか。とりあえず2人が戦ってる近くにこれを設置してきてくれ。その間に作るから。設置が終わったら鉄を大量に取ってくるか買ってくるかしてほしい。」


「わかった。これは?」


「設置式の結界だ。プレイヤーの攻撃の補正がかかる。その補正が1撃の攻撃あたり3度のヒット判定が生まれるって言うな。」


「流石なんでも作るな。」


「ほら早くいった。弾丸用の鉄はいくらあっても足りないから大量に持ってきてくれよ。」


俺はすぐに戦場へと向かった。






「パンドラ!」


「キキョウ!速かったね。」


思ってたよりも速い帰還だ。収穫はあったのかな?


「とりあえずバフ結界もらってきたからしばらくこのまま戦ってくれ。今先生が兵器も作ってるから。」


「わかった。これは?」


「1撃が3段攻撃になる優れものだ。それじゃ俺は素材集め行ってくる!」


1撃が3段攻撃?どう言うことだ?


「パンドラ!これすごいよ!一撃ごとに3回撃破リザルトが出てる!多分1撃の攻撃に対してヒット判定が3回出てるんだと思う。」


「なるほどね。それはありがたいね。ネイ、別の場所から攻撃して!あれ使うから」


「オッケー!」


「スキル{反撃領域}」


通常結界内で張る結界というのは外からの影響から身を守るために行う。ただ、{反撃領域}は結界の1種ではあるもののその効果の強力さからか外からの影響を一切遮断することができない。

だが、それは逆を返せば二重に結界の効果を受けることができるということだ。つまり、今の俺は{反撃領域}による超高速反撃に加え、その反撃の1撃が3回のヒット判定を持つ化け物じみた性能になっている。


「ちょっとでも削るよ!最初に撮った写真よりはちょっと小さくなってるし。」


ネイがさっき送ってくれた写真と見比べるとわずかに小さくなっている気もする。正直気もするレベルだが遠くから見たら実際そうだろう。


「ネイも頑張って!私は私で攻撃し続けるから。」


「無理しすぎないでね」


「大丈夫!それじゃ続けようか!」

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