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ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

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第239話 大量の魂

近くまでくると圧巻の一言だ。圧倒的な大きさに加え少しずつではあるが、這うように前に進んでくる姿。それにその体を構成するものだ。

まるで瘴気のようなものが固まって物質を形成しているかのようだ。

まぁ、いつも通りやるか。神化を試すのは後でだな。


「スキル{反撃領域}」


いつものお決まりのパターンだ。接近してからの{反撃領域}による超高速連撃。大抵の敵はこれだけで決着がつく。難点は速攻で決着がついた場合、5分間動けないことくらいだ。

一撃目で違和感。経験値が入っている。だが、何かを倒した感触もなければドルドワロウの見た目に変化もない。なんだ?

さらに10発の追撃。

やはり攻撃した回数分の撃破リザルトと経験値が入っている。ネイの読みが当たってる上に結構最悪かも。



とりあえず5分間攻撃を加え続けたがドルドワロウに変化はない。撃破リザルトは全部で約3万。1秒あたりだいたい10回の攻撃を加えたことになる。それでも大したダメージになってないのはきついな。


「スキル{魔神化}」


姿をロキに。今のところドルドワロウに変化はない。まずは魔法扱いの攻撃が有効かどうかだ。


「スキル{大地の覇者}」


地震からの剣山大地。撃破リザルトは2つ。つまり範囲攻撃はするだけ無駄ということか。1回の攻撃あたり1つの魂を消滅させられると考えるのが妥当だろうな。地震と剣山大地で2発と考えていいはずだ。

念の為神化による影響があるか確かめるためにももう一度検証しておくか。クールタイムが終了するのを待って・・・


「スキル{反撃領域}」


スキル発動と同時に攻撃を始める。



読みが外れたみたいだな。今の{反撃領域}で約6万のリザルトが追加されている。おおよその数だからわからないが、神化によって倍の数の魂を消滅させることができるということか?

一旦戻ってキキョウたちと攻略法を考えるか。



「おかえり。どうだった?」


「結構きつそうだし、勝てるにしても時間かかりそう。」


「というと?」


「結論から言うとネイの大量の魂の集合体っていう予想はあってた。だけど、その性質が厄介で魂の数分残機があるって感じみたい。」


「あの大きさだと相当多そうね。」


「ガードは?」


「紙だね。一撃で1機減らせるんだけど。」


「10分以上戦ったって言うことは・・・」


「{反撃領域}2回で見ての通り。」


「遠目に見ても変化がないな。」


「一応神化を使えば1撃で2つの魂を撃破できるみたい。」


リザルトを見せつつ説明する。


「9万以上倒してほぼ変化がないって・・・」


「これは軍でやるべきクエストじゃないか?」


「運営は何を考えてるのやら。とりあえず私とネイで削れるだけ削るからキキョウは先生のとこに行って何かないか聞いてきてくれる?」


「まぁ、俺は今回に関しては戦力外だしな。」


そう。攻撃の回数が重要視される今回重装備のキキョウは戦力外だ。それなら先生が何か兵器を作れないか聞いてもらったりその手伝いをしてもらったほうがいい。


「なるべく急ぎでお願いね。NPCが街に着くまでと示した期限は5日でそれが昨日のことだから後4日。他のプレイヤーに知れ渡るのも時間の問題だろうから。」


「わかってる。だけど、そこばっかりは先生次第だな。」


「お願いね。」


ここからは俺とネイは一緒に攻略、キキョウは別行動だ。

他のプレイヤーに知られる前に倒すぞ!

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