第218話 偽装装備
ネイたちと一旦解散した後、先生のところに来ていた。
「先生、イベント告知見たー?」
「あぁ。何か用意するものあるか?」
「えーっとね、一部メンバーの装備品を偽装しようと思ってるんだけどいい?」
「装備品一式を数セットって感じか?そのくらいなら問題ないが。」
「それじゃあ、ハンスのウィザード系の装備、ユイユイの魔法使えるタイプの剣士用の装備、レントルには聖職者系の装備、あとはルナの大楯使いの装備って感じかな?先生は見た目が生産職じゃなければなんでもいいよ。」
「わかった。性能はどのくらいがいいとかあるか?」
「そうだね。ハンスとレントル用の杖は2人には戦わせるつもりないからどんなのでもいいよ。ユイユイの持つ剣は念の為しっかり目の性能でお願い。ルナの大楯はガチで作っちゃって。ルナのステータスなら扱えるんじゃないかな?元のジョブも魔槍使いで槍使いなんだし。」
「確かに。わかった。それぞれ立ち回り方とかの練習もあるだろうし、急ぎで完成させておこう。全員分できるのは明後日だと思うから明後日に渡すメンバーを呼んどいてくれ。」
「わかった。ありがとね。」
「それとアップデートに関してだが、何か情報はあるか?一通り見たが、大したものがないようには見えた。ただ、お前らがあれだけ話し込むってことは何かあるんだろ?」
「まぁ、そうだね。一部スキルの調整ってあったでしょ?あと新しいジャンルのスキルの公開っていうのも。」
「あったな。」
「その新しいジャンルっていうのが先生の持ってる神術スキルと関わるんじゃないかっていう話が出てさ。」
「なんでだ?」
「前にキキョウが{鬼神化}ってスキルとったでしょ?」
「イベントの時のやつだな?」
「そうそう。ネイがそれと同じ系統のスキルをクエストでゲットしたらしくて、{精霊神化}って言うんだけど。」
「そこまで姿を変える効果しかないスキルが集まると追加予定なんじゃないかってことか。」
「そゆこと。でも多分神化のスキルと神術スキルは別物だと思うから先生の{鍛治神}に関わる情報は出ないと思うけど。」
「まぁ、性能的にもっと時間が経ってから公開予定、それか完全シークレットのスキル系統だろうな。」
「だね。それじゃ武器製作お願いね。私は神化スキルか神術スキルをゲットできないかあちこちで試してみるよ。」
「あぁ。頑張れよ。ハンスたちへの連絡は俺からやっておこう。」
「ありがと。私も立ち会うから渡す予定の時間あとで教えてね。」
「あぁ。」
「それじゃまたあとで。」
「あぁ。また。」




