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ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

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第213話 アップデートと瑠璃色の湖畔

「そういえば次のアップデート近かったんじゃなかったか?」


「確か再来週だね。まだ情報は出てないけど。」


「まぁ、細かい仕様の変更だったり、モンスターAIの調整じゃない?最近モンスターAIの穴があちこちで報告されてるし。」


「告知なしで修正すればいいのにね。」


「できないんでしょ。これだけプレイヤーがいるとそれを利用して色々やってる人もいるだろうし、炎上は怖いだろうからね。」


「確かにネイのいう通りだね。エクストラモンスター絡みの話も出てきてるわけだし、もしかしたら大幅なアップデートがあるかもだけどね。」


「どうだろうな。正直運営としてはこれ以上エクストラモンスターを倒されたくないだろうし、プレイヤー強化のアップデートは見込めないだろ。」


「それはそうだろうけど、何かしら新要素の追加とかあるかもじゃん。」


「まぁ、それはあり得るわよね。魔物の塔みたいなのとか。」


「そうそう。個人的には戦闘系じゃなくて娯楽系とかであってほしいけど。」


「確かに。せっかくのファンタジー世界なのにファンタジーっぽい娯楽ってまだないよね。」


「ファンタジーっぽい娯楽ってなんだよ。」


「この世界特有の小動物とかもいるんだし、そういう子達と触れ合える場所だったり、食事も現代日本にあるものばかりだから設定だけでもモンスターを食材にしてるとかそういう感じの欲しくない?」


「まぁ、わからんくはないけどな。」


「前回と同じならもう時期アップデート情報も公開されるだろうし、首を長くして待っとくことね。それよりもあんた達この後予定ある?」


「私はないけど。」


「俺も大丈夫だ。」


「それじゃさ、ちょっと付き合ってよ。」


「いいけど、どこいくの?」


「ちょっと前に見つけてたクエストなんだけど、ちょっと問題があってね。キキョウは最悪いなくてもいいんだけど、パンドラの協力がないとちょっと厳しいんだよね。」


「なんで?」


「くればわかるから。キキョウもきてね。人手が欲しいから。」


「はいはい。」


「場所は瑠璃色の湖畔なんだけど行ったことある?」


「俺はあるぜ。」


「私はないから転移できないね。」


少し前のアップデートでパーティーに登録しているメンバーの1人でも転移先に行ったことがなければパーティー単位での転移もできないようになった。ある程度のエリアは回ったから転移できるけど、瑠璃色の湖畔は人間の支配領域の中でも一番端にある上モンスターも出現しないから行ったことがない。


「それじゃ私とキキョウは先に転移しとくからパンドラは別で来てもらってもいい?」


「それが一番早いもんね。分かったよ。それじゃ現地でね。」

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