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ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

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第201話 ギルドメンバーのリアル

「さて、今日はヴァルたちの結婚式なんだし、張り切って用意するよ。特にみっくんのね。」


瑠奈さんがものすごく張り切っている。ちなみに現在時刻朝の6時。少し距離があり、瑠奈さんが車を出してくれるということで朝から準備だ。開始時刻は正午の予定だ。


「凛ちゃんは制服着て貰えばいいかな。恭平はどうする?」


「俺も制服でいいや。」


「いや、お父さんからスーツ借りてきたからそれ着てね。」


「どうするって聞いといて確定なのかよ。っていうかなんでだよ。」


「だってみっくんにはドレスを着せるからさ。同じ学校に通ってるのに、1人だけ制服っていうのも怪しまれるでしょ?」


「確かに。っていうか未空と姉貴の背同じくらいなんだし姉貴の制服貸したらいいんじゃないか?」


「そういえば家にあるね。どうするみっくん?」


「じゃあ制服借りようかな。学生が制服じゃないっていうのも違和感あるだろうし。」


「オッケー。それじゃみっくんは待っててね。2人は先に着替えな。」


それぞれ別々の部屋に押し込まれ着替えを済ませている間に瑠奈さんが学生時代の制服を撮ってきてくれた。と言っても瑠奈さんは去年卒業したばっかりだ。


「お待たせー。恭平も終わったみたいだし、そっちで着替えなー。着方わかる?」


「多分大丈夫。」


「それじゃ着替え終わったら出てきてねー。私は凛ちゃんに軽ーくお化粧するから。」


「うん。」


JKの制服を着るのなんだか恥ずかしいけど、嫌な感じはしない。体格的に普段着る服がレディースのものが多いからかもな。


少し苦戦しつつなんとか着替えて廊下に出ると向こうもメイクが終わったところらしい。


「凛ちゃんほんと素材いいからほんとに軽くだけどね。次はみっくんだよ。こっちおいで。みっくんは割とガッツリやるから。」


「なんでだ?こいつ今の状態でも割と女子っぽいけど。」


「ぽいじゃなくてJKにしないとね。まずは・・・・・」


そう言ってどんどん化粧を施されていき、あっという間に別人の顔が出来上がった。でも違和感があるわけでもなく俺の顔をベースに清楚系のJKっぽく仕上げた感じだ。


「流石だね。」


「でしょ?」


「みくねぇ可愛い!」


「いい出来なんじゃないか?」


「ありがと。そういえば瑠奈さん、呼び方どうします。みっくんはまずいでしょ?」


「そうだね。みくちゃんって呼ぼうかな。いつもの癖でみっくんって呼ばないよう気をつけるよ。」


思っていたよりも時間が経っていたらしく時刻は7時半になっていた。休日なことも考えると我が家から会場までは最低でも3時間を見積もった方がいい。だから4時間前の8時に出発しようということになっていた。


「それじゃみんな準備できてる?できてそうだったらもう車出してどこかで軽く朝ごはん買って行こうと思ってるんだけど。」


「俺は大丈夫だ。」


「私も大丈夫だよ。」


「私も。」


「おっ、リアルの方でみくちゃんの私を聞けるのはいいね。」


「茶化さないでよ。」


「ごめんごめん。それじゃみんな行こうか!」









約3時間半後会場に到着。瑠奈さん、運転が好きらしくてそこまで疲れてなさそうでよかった。

招待状はメールで送られてきているのでそれを受付で見せるだけでいい。会場に入り、自分たちの席のある場所を見るとすでに数人が座っていた。

先生、寧々だけかな?言ってもユーオン絡みの招待客は9人なはずだし、俺たちは4人できている。あとはユイユイとレントル、ハンスだけだな。


「おっ、きたね。」


「初めましての顔もいるし、みんな揃ったら始まる前に自己紹介と行こうか。」


「そういえばユイユイとレントルはくるの?」


「昨日お前たち早く寝たから知らないよな。くるって言ってたぞ。なんでもそんなに遠くないとか。」


「そっか。それじゃみんな揃うんだね。」


「だな。」


「それにしても未空、可愛いね。」


「ありがと。瑠奈さんがメイクしてくれたんだー。」


「へー。すごく上手だと思ったらそういうことね。瑠奈とはまたサシでもお話ししたいわね。」


「都合合わせてあいましょ。」


「盛り上がっているところ失礼しますね。」


そう言って入ってきたのは初老の男性。ハンスかな?


「おー!みんないるー!」


「おねぇちゃん、人目もあるからもうちょっと落ち着いて。」


「分かったー。」


ユイユイとレントルだな。ってことはこれで全員か。始まるまではまだ少しあるし、話そうか。

近くにいる式場スタッフには話が聞こえない位置まで離れてもらった。聞かれるとまずいこともあるし。


「それじゃ改めまして初めてリアルの方で集まったんだし、自己紹介と行こう!まずは私から。パンドラこと人見未空(ひとみ みく)です。みんなは本名は言わなくてもいいけどプレイヤー名だけでも誰なのか知るためにも教えてね。」


「キキョウこと如月恭平(きさらぎ きょうへい)だ。」


「その姉のルナこと如月瑠奈(きさらぎ るな)でーす。」


「ゲルマこと茅野宏昌(かやの ひろまさ)だ。一応知ってるとは思うが恭平と未空の担任教師だ。」


「私はネイこと高橋寧々(たかはしねね)です。よろしくね。」


「私は福島唯(ふくしまゆい)!小学6年生!」


「双子の弟の福島蓮(ふくしまれん)です。僕はレントルお姉ちゃんはユイユイです。」


「私はハンス。本名は神代優剛(かみしろゆうごう)です。」


「私はリンこと人見凛(みとみりん)。みくねぇの妹です。」


「よし、これで全員だね。今のとこ名前だけだけど、式が始まるまでみんな雑談でもしてリアルの方でも親睦を深めてよ。まぁ、桔梗か私の知り合いが半分以上なんだけどね。まぁ、みんな今まで以上に仲良くなれるように、ね」

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