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ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

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第176話 凛

「やったな・・・・」


「だね。成功してたみたいだね。」


「これはまた面倒なことになるだろうな。」


「大丈夫じゃない?前回の件でこっちが情報を渡す気がないってわかってるだろうし。」


「どういう意味?」


「前にシャドウマリオネット倒したでしょ?その時のこと。」


「あー。なんか聞いたかも。」


「こっちから情報を渡す気はないしね。最近は元々予定してたイグザミナとの会談も断ってるし。」


「あそこ敵に回して大丈夫?」


「ここの場所は知られてるけど、こんな守る側に有利な場所に攻め込んでくるバカはいないでしょ。」


「確かに。パンドラがいない時だとしても誘拐なんてしたら運営に消されるだけだしね。」


「そうそう。それじゃリンも心配してるみたいだし、一旦戻るよ。」


「どうする?あとでちょっと話したいんだけど。」


「GamesChatのボイスチャットでいい?」


「いいよー。キキョウも一緒にね。」


「わかった。」


GamesChatというのはチャット機能とボイスチャット機能を備えたSNSだ。遅延がほぼ発生しないから重宝することが多い。


「それじゃまたあとで。」


「うん。」




「みくにぃ、大丈夫?」


「凛、心配かけたみたいだね。汗拭いてくれてありがと。」


「いや、それは大丈夫だけど、本当に大丈夫?すごい汗かいてたけど。」


そういいつつ、水を渡してくれる。本当にいい妹を持ったものだな。


「大丈夫大丈夫。ちょっと強い敵と戦っててさ、心拍数が上がっちゃったみたい。」


「それなら良かったよ。それにしてもアウトしてきてすぐのみくにぃって口調戻ってないんだね。」


「それいうなよ。切り替えできないんだよ。」


「いいんじゃない?そのみくにぃもみくにぃなんだし。凛はどんなみくにぃでも大好きだよ。」


「ありがとさん。ってか今何時くらいだ?」


「えーっと9時だね。ずっと入ってたから脱水も心配してたんだよ。」


「そっか。それは確かにそうだな。」


「お母さんが夕飯作っておいてくれてるから食べよ。凛もまだだから。」


「ありがと。ちょっと待ってくれ。流石にずっと集中してたからちょっと疲れた。」


「大丈夫だよ。持ってこようか?」


「たのむ。」


「わかった。すぐ持ってくるから待っててね。」


部屋を出て数分で凛は戻ってきた。ちゃっかり2人分持ってきて自分もここで食べようとしてるけど、まぁいいか。

一緒にご飯を食べながら少し凛と話す。


「凛は学校で流行ってる以外にユーオンやる理由とかあるのか?」


「みくにぃと一緒にいたいからかな。」


「本当そればっかりだな。まぁ、嬉しいけどさ。」


「でしょ?まぁ、みんなやってるってのも本当だし、なんか今度のイベントで所属ギルドの順位が一番高かった人が何か奢ろうって話になっててさ。もちろんユーオンの中でね。」


「それはまぁ、賭け事ではあるけどゲーム内で完結するならいいか。」


「でしょ?それでいつも一緒にいる子たちがみんなユーオンやっててそんなこと言い出したから、凛も始めるっていって始めることにしたんだよね。」


「そっか。まぁ、討伐数系以外なら1位を保証してやるから安心しとけ。プレイヤーネームと所属ギルドまで入っていいが、ジョブとか武器とかプレイスキル、メンバーについては話すなよ。」


「うん。もちろんだよ。」


「それとこれ見てくれ。」


「なにこれ?エクストラモンスター?ってなに?」


「ユニークプレイヤーにつながるモンスターのことだよ。前に俺が1体倒してたんだけど、今回2体目をついに倒したんだよ!」


「さすがみくにぃだね!キキョウは何か役に立ったの?」


「キキョウはあんまりだったな。ネイは頑張ってくれたけど。まぁ、キキョウのおかげで気づけたこともあったし、3人いてこその勝利だけどな。」


「そうなんだ。あのネイって人はどんな人なの?」


「そっか。凛はちょっと話しただけだったね。このあとボイチャ繋げるんだけど、凛も入る?恭平もいるけど。」


「あいついるの嫌だけど、入ろうかな。ネイも気になるし。」


「オッケー。リアルの方だとネイじゃなくて寧々だからね。一応みんな中と外で使い分けてるからね。」


「うん。気をつけるね。」


そんな感じで久々にリアルの方でしっかり話した気がするけど、時間過ぎるのがあっという間に感じたな。やっぱ、リアルでもちょっとは構ってやらないとな。



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