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ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

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第165話 エクストラ

「おーい、大丈夫かー?」


キキョウか。


「だいじょぶー」


「それならよかった。よくあれを捌いたな」


「私たち2体2でも結構手こずったんだけど。」


「私も結構手こずったよ。{反撃領域}は回避されるし、{毒霧}は魔法で消されるし。」


「だよね。AIが他のモンスターと比べてもかなり高度みたいだね。」


「ネイにはまだ話してないことが絡んでるんだけど、ここにも隠しエリアがあってエクストラ関連の何かがあるだろうね。エクストラモンスターではないだろうけど。」


「なんでそう思うの?」


「それは歩きながら話そう。転移でギルドに戻ってもいいんだけど、ちょっと街にも寄りたいし。」


「オッケー。」


「で、エクストラモンスターに関してなんだけど、エクストラモンスターっていうのはおそらくユニークプレイヤーと関わりがあるんだよ。私が前に倒したシャドウ・マリオネット。これはおそらくフィールドからして大量のモンスターを使役できるような力を持ったユニークプレイヤーがいるんだと思う。ソースはないけど、確定と見ていいと思う。」


「理由は?」


「エクストラモンスターがいる場所だね。エクストラモンスターがいる場所の説明には必ず古代文明っていうワードが出てきている。そしてその古代文明っってつくエリアは8エリアしかない。」


「なるほどね。でもそれだけでユニークと関わりがあると決めつけるのは無理があるんじゃない?」


「それに関しては《地底の遺物》との戦いが関わってくるんだけど、戦いの中で私のことを古来の力を受け継ぐものって呼んだんだよね。」


「それなら情報として十分だね。エクストラモンスター討伐に伴って【ユニークプレイヤーへの道】のフラグが立ったことも含めてエクストラモンスターはユニークプレイヤーと直接繋がっているだろうね。」


「うん。だから罠の迷宮のエクストラ倒されると困るんだよね。」


「確かに。罠の迷宮となるとおそらくパンドラと関わりのあるエクストラがいるだろうし。」


「だからそれ以外を徹底的に叩く。まず手始めに《地底の遺物》負けっぱなしじゃいられないしね。」


「そうだな。俺もあいつにはやられてるし。」


「どうせあんたは今回も死ぬでしょ。」


「なんだと?喧嘩売ってんのか?」


「弱いものいじめは趣味じゃないから、そんなつもりはないよー。」


「まぁまぁ、キキョウ落ち着いて。ネイもそんなに煽らないの。」


「はーい。」


「はいはい。」


「ほらもうすぐつくよ。」

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