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ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

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第157話 激動の1日とその後

今日はファザオンのイベントから魔物の塔攻略まで色々とあったが、明日は昼には駅前で恭平と集合することになっているので、早めに落ちて、休むことになった。もう少しあの刀について調べたかったけど、明日は何よりも重要な面談日だ。

ん、恭平から電話だ。


「もしもーし。どうしたー?」


「いや、ちょっと話したいと思っただけだよ。今日大変だったけど体力大丈夫か?正直俺はしんどいんだが。」


「全然大丈夫だな。」


「ギルド戦の時から思ってたけど、お前ゲームのことになるとほんと体力無限だよな。」


「確かに。あんまり疲れ感じないんだよねー。楽しんでるのもあると思うけど。」


「あんなイベントでよく楽しめるよな。」


「まぁ、ハンスがいたし、楽しませてくれたからね。」


「俺も見てたけど、あれは厄介だな。」


「ね。」


「あれに対応できるお前も大概だけどな。」


「恭平だってあれくらいならなんとかできるでしょ。」


「なんとかできる程度であんなに余裕もって対処は出来ねぇよ。」


「そっか。それで?わざわざ電話するってことは何か要件があるんじゃないの?」


「あぁ。一応伝えとこうと思ってさ。元々対応してくれる予定だった柿本さんいるだろ?」


「うん。」


「柿本さん時期ハズレのインフルエンザなったらしくてさ。それで、誰かいないかFASTGAMESの方で探したら一人が立候補したらしくてさ。」


「恭平のテンション的に誰かわかった気がする。」


「わかるか?」


「多分寧々でしょ?」


「あぁ。あいつが担当することになったらしい。さっき俺の方に連絡が来た。必要だと判断したらお前に伝えておいてくれだそうだ。そこの判断は俺に1人って感じだったからお前にも話した。」


「寧々が担当してくれるなら堅苦しくならないだろうし、俺としては嬉しいけど。」


「俺は嬉しくねぇよ。前にリアルでも会ったことあるけど、ゆー音で会う時と態度一緒なんだぞ?」


「そりゃ当たり前でしょ。恭平が悪い。」


「そんなこと言うなよ。全くあいつ、俺に嫌味言うために担当になったようなもんだろ。」


「どうだろうね。俺と話したいって可能性もありそうだけど。」」


「まぁ、お前ら仲良いもんな。」


「どこぞの誰かさんと違って善人だからねー。」


「おい、お前が善人は流石に嘘だろ。」


そんな恭平の声に重なって微かに恭平を呼ぶ声が聞こえた。ビデオ通話だからわかるがこいつはイヤホンをしている。多分聞こえてないな。瑠奈さんかな?


「恭平、瑠奈さんが呼んでるよ。」


「マジ?」


そう言ってイヤホンを外し、瑠奈さんに返事をしている


「今未空と話してるから待って」


「マジー?私も話すー。」


そう言いながらドアを開けて瑠奈さんが入ってきた。画角的にドアが見えるんだよね。


「瑠奈さーん。お疲れ様でーす。」


「お疲れー。みっくん今日ゲームに潜ってた時間相当長いんじゃない?」


「ですねー。明日はFASTGAMESとの面談日なのでちょっと早めに落ちましたけど。」


「そうなんだー。ってことはあんたも行くの?」


「まぁ、こいって言われてるからな。正直行かなくていいだろって思ってるけど。」


「なんで?」


「元々の担当者がコミュ障だから中継ぎとして俺が呼ばれたんだけど、そいつがインフルなって担当者変わったんだよ。」


「この時期に?珍しいねー。」


「気をつけないとですねー。」


「ねー。」


「それじゃ、そろそろ眠いし、また明日ね。」


「あぁ。どうする?駅前集合でいいか?」


「その予定でしょ?別に集まってから行ってもいいけど。」


「それじゃうち寄ってってくれよ。そのまま一緒に行こうぜ。」


「オッケー。それじゃまた明日ねー。」


「おう。」


「みっくんまたねー。」


「はーい。」

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