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ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

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第127話 寝坊と襲撃

5時50分ごろ、ミルナとユイユイ、レントルがインしてきた。ヴァルはさっきのことがあったから疲れもあるだろうし、先にアウトさせて、ハンスはキキョウが入ってきてくるまで待ってもらうことになった。


「それにしてもキキョウ起きてるのかな?」


「流石に起きてそうじゃないですか?あれだけゲームが好きなんですし。」


「そうだといいけど。ハンスはアウトしたらしばらく休憩してもらっていいからね。」


「そうさせていただきます。」


「私たちは今日1日頑張るよー!」


「うん!お願いね。」


「それにしてもヴァルくんがいないユーオンってなんか新鮮かも。レベリングの時以外大体ヴァルくんと一緒だったし。」


「確かにそうかもね。まぁ、夜中に襲撃もあったし、早めに休ませてあげないとだから先にアウトしてもらったんだよね。」


「夜中に襲撃あったって、大丈夫だったの?」


「問題なかったよ。ヴァルと私でなんとか抑えたから。」


「そっか。ヴァルくんもだけど、パンドラちゃんが一番頑張ってくれてるもんね。」


「そんなことないよ。私はこのゲームもギルドのみんなのことも好きだから。好きでやることに苦労なんて感じないよ。」


「すごいですね。僕もゲーム好きですけど、流石に疲れは感じますよ。それにゲルマさんだって疲れて寝てますし。」


「まぁ、先生はこの後もずっと入っててもらうことになるからね。」


「で、後1分だけど、キキョウ本当に起きてるのかな。ちょっと電話かけてみるね。」


最近スマホの機能と連動が可能になり、これまでできていたメールだけでなく、電話など基本的な機能はある程度ゲーム内でも使用可能になったのだ。それを使用して電話をかける。


数コールして寝ぼけた声が聞こえてくる。


「どうした未空?」


「どうしたじゃないよ。時間見てみ?」


「あ?6時ってまじか!すまん。すぐにインするな。」


「ハンスがまだ残ってるからちゃんと用意してからでいいよ。」


「ハンスに礼を言っといてくれ。それじゃ。」


そう言って切られた。


「やっぱ寝てたわ。準備できたらすぐにくるってさ。」


「つながってよかったね。」


「ね。ここからの時間は襲撃も激化するだろうし、キキョウにはいてもらわないと困るよね。」


「私たちだけだと大人数の襲撃に対しては少し心許ないもんね。」


「そ。前衛になれるプレイヤーがいないのはかなりまずいからね。キキョウかヴァルはいてもらわないと。」


ビービービービービービー


「みんなカメラにプレイヤーが映ったよ!警戒体制をとって。あとハンスは先生起こして人数分のイヤホンを受け取って。」


「わかりました。」


そして全員でカメラを確認するとそこにはカメラに映り切らないほどのプレイヤーの軍勢が映っていた。

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