表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】ユートピアオンライン~ミミックのアバターを強制された俺はなんだかんだでゲームライフを謳歌する~  作者: 雲英侑李
第3章 ユートピアオンライン2

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
107/348

第107話 ギルド戦直前

ギルド戦開始まで約2時間。現在集まっているのは俺、キキョウ、ユイユイ、レントルの4人だ。スタートのタイミングでは残りの4人に関しては、先生、ハンスに来てもらってヴァルとミルナの2人にはインしないでもらう予定だ。最初の方に休んでもらって深夜は交代で休みながらもできるだけ長くインしてもらう。ユイユイとレントルに負担をかけないための戦略だ。俺は原則休憩なしだ。もちろん3時間毎の休憩では休むが、それ以外では休まない予定だ。キキョウは具体的な時間は決めていないが、好きなタイミングで一度休憩してもらう。明日俺と一緒にファザオンのイベントにも参加しないといけないのだから少しは休んでもらいたい。

ある程度は他のギルドの情報を仕入れはしたが、正直気になるものはなかった。みんなに共有はしているし、要注意人物はいたが、俺のAGIが高いこと、それに応じた反応速度があることを鑑みて危険分子はいないと判断した。実際{不壊}を貫通できるプレイヤーなどいないだろう。俺を倒すには動いている時でないといけないし、普通には攻略できないだろう。

ついでに詳細が発表された翌日、運営から追加で制限が設けられた。常にギルド全体の8割(23:00~6:00は5割)以上がログインしていること。

これで4時間いて最後だけログインするといった不正は不可能だろう。8割ともなると相当な数のログインが必要であり、4時間のみのログインなどほぼ不可能だ。逆にいうとうちは深夜帯以外常に6人がログインしなければならない。キキョウには深夜帯で休憩してもらう必要がありそうだ。最初から6人入ってるのもそれが理由だ。それにしてもギルドの半数を徹夜にさせるようなシステムだし、運営は気が狂ってんのかよ。そもそも日を跨ぐイベントな時点でやばいけどな。

そして今回のイベント最大級の変な部分。今回のイベントマップには多数の宝箱が仕掛けられていて、個人報酬は宝箱からしか得ることができないらしい。もちろん順位によるギルドへの報酬はあるが、それはギルドに与えられるもので個人に何かが残ることはない。つまり、宝箱をいかに開けられるかが重要になる。中には町では購入できないスキルスクロールが手に入ることもあるらしい。

スキルだけでなく貴金属、宝石、お金、装備品、トラップ、ミミック等バラエティ豊かな中身らしい。ミミックはわかるが、開けたら毒ガスが発生するトラップとか個人報酬を獲得するために動くプレイヤーを殺しに来てるだろ。

ちなみに今回のギルド報酬は、まず終了時点の判定で50%以上が生き残っている場合、ギルドメンバー全員のステータス1%up(永続)が付与される。ギルドに所属している限り永続的に効果を発揮するもので、あとから加入したものにも適応されるらしい。

そして全82ギルド中上位5ギルドに入った場合、ギルドメンバー全員のステータス4%up(永続)に加えてギルドホームの追加購入権利もしくはギルド武器の個数を2つにする権利を得ることができる。つまり上位5ギルドならばステータス5%upになり追加の報酬までもらえる。ちなみに生存率が同率の場合は人数が少ないギルドが上位になる。つまりうちは全員生き残りさえすれば確定で1位なわけだ。今回参加可能な最小人数なのだからそれは確定だろう。ただ、1人でも死ねば生存率は90%を切り5位以内は絶望的となる。どれだけ生き残れるかが重要になるが、個人報酬がある以上全く外に出ないわけにもいかない。

拠点の位置は最低でも300m以上離れているらしいし、拠点付近の宝箱だけでも取った方がいいかな?ギルドホームの形状次第だな。洞穴みたいなのだったら策があるけど。一応キキョウにも共有しておくか。


「キキョウ、個人報酬の件なんだけどさ、」


「どうした?そういえば話し合ってなかったな。」


「拠点にもよるんだけど、私一人で出て行ってできるだけ多く取ってくるっていうのでどうかな?みんなの危険はできるだけ減らしたいし。」


「それはいいと思うけど、その間の守りはどうするんだ?お前がいないと正直5人じゃ1ギルド総出で攻めてこられたらひとたまりもないぞ。」


「そう思ってこれを買っておいたんだ。」


そう言って俺は1枚の布を見せる。


「これはカメレオンマントじゃんか!よく手に入れたな。」


「ちょっと高かったけど、どうにか手に入れたよ。イグザミナさまさまだね」


「やっぱりその情報源か。」


カメレオンマントとはその名の通りカメレオンのように擬態を得意とするマントだ。基本的には拠点を隠すことはできない。洞窟であるとも限らないし、そうだとしてもわかりやすいだろう。しかし、入り口を石などで狭めてマントをかけたら見えなくなる。それに入り口を狭めることで迎撃がしやすくなる。もちろん背後にも逃げ道の隠し通路を用意する予定だ。

このことをキキョウに説明すると


「それならアリだな。お前に出てもらって、俺たちは全力で隠れるわけだ。」


「そう。ログアウトはできないけど、こうしとけば基本的には安全でしょ?」


「そうだな。それじゃそれで頼むよ。その偽装工作は俺たちも手伝った方がいいか?」


「いや、先生に頼んであるから大丈夫。外からはわからない扉も用意してあるし、洞窟とかなら今行った作戦で、それ以外なら基本的に引きこもるつもりだから。」


「それならいいよ。さすがパンドラ用意がいいな。」


「それじゃみんな頑張るよ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ