表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/33

(二)-4

 私は一回深呼吸した。「パパ」はここにいるはずだ。私をほったらかしにしている「パパ」に会うのは久しぶりだった。

 「パパ」が普通に父親であったときは別にドキドキなんてしなかった。よその子たちが父親を好きなのと同じように、私も父親が好きだった。

 でもママと別れてからの「パパ」は好きじゃない。父親が父親でなくなってしまったからだ。だから、正直、直接会いたくない。というか会うのが嫌。本当に会ってもいいのかと思う。会わない方がいい気がする。

 でも三者面談には出て欲しい。たとえ「パパ」が父親ではなかったとしても。生物学的には、「パパ」は私の父親なのだから。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ