龍王族の末裔
さぁいよいよ、アレンの両親の秘密が明かされる?
ちょっといつもより文字多めですが、
読んでみてください!
英竜王魔法学院6話
「………………は?……」
アレンは幻魔龍の発言に頭が真っ白になる。
「いや、いや、ちょっと待て俺は人間だぞ!
俺のどこが龍族なんだよ!」
まぁ聞け、貴様は100年前に生まれた龍王族の子孫の子供なのじゃ、これに嘘偽りはない、」
「だから、今から龍王族について我が知っていることを教えてやろう」
そう言い幻魔龍は龍王族について語り始めた、
「この世には龍族も色々あり、それぞれが
派閥を効かせ、冷戦状態だった、
ちなみに我の幻魔龍も幻魔龍族の末裔じゃ、
この世には龍族、幻魔龍族、炎龍族、氷龍族、天龍族、水龍族、光龍族、闇龍族、と他にもあるが全部で13もの派閥があった、
しかしやはり相容れぬ間柄、戦争は続いた、
それを納めるべく誕生したのが今は無き、
13番目の龍王族じゃ、」
「まて、さっき13もの派閥があったとあったが、龍王族?を合わせれば14じゃねーのか?」
アレンの質問に幻魔龍は深刻そうな顔をする。
「そうだ、元々は龍王族も合わせて14あっただが奴ら、基本我々は和属性魔法しか使えぬのだ、だがドラゴンと呼ばれる龍族もいたのだ、その中のひとつ、カオスドラゴン族は
事もあろうに奴らわ、龍族を裏切り、悪魔族に転生したのだ、、」
「おい、まて!ドラゴンが転生とかそんなことあるのか?!そんな魔法この世にはないだろ!」
アレンの発言に幻魔龍は暗く深刻そうな顔をする。
「いや、それがあるのだ、この世の歴史上転生魔法を使ったのはカオスドラゴン族だけじゃ、戦争時はカオスドラゴン族は50頭いた、だが転生させるのに、命をとして魔法紋を作った見事成功したが生き残ったのは1頭のみ、
奴はまだこの世に必ず生きておる…ただでさえドラゴンの力がありそこに悪魔族の力も加わったとなると…その、カオスドラゴン族の生き残りには、龍王族の長と光龍族、炎龍族が束になっても敵わず、龍王族の長を残してほとんどの龍は死んだ……」
ゴクッ……
アレンは幻魔龍の今、まで自信に満ち溢れた表情が消えてるのを見て生唾を飲んだ。
「で、龍王族は何をした一族なんだよ!」
そう言うと幻魔龍は、
おお! 忘れとったとガハハハハといつもの調子に戻った、
「まぁ龍王族と言うのはあとから付けられた名前だがな、それはいい、
龍王族はこのままでは龍族が破滅に向かっていると考え他の龍族の若い衆に声を掛け作られた一族だ、
光龍族、炎龍族、などが集まった。」
「奴らは、まだ足りないと知っていたのだろうな、龍族はその時まではエサ扱いも同然だった人間にも、協力を要請した、
その時の龍王族の長がお前の先祖だ、」
アレンは先程からの素っ頓狂な話に
頭が混乱する。
「ちょっっっと待て、色々ついて行かねぇ……」
「とりあえず、俺は龍族間の戦争を止めた、英雄の子孫ってことか?」
英雄と言う言葉に納得いかないのか、幻魔龍はシラケた目でアレンを見つめた、
「英雄……?まぁ話が進まぬ、そこは流そう、」
「そして、龍王族の長は、人間との子を作った、炎龍族も光龍族もだ、だからこの世には
およそ生きていれば3人の龍族との混合種が居るのじゃ、それでその時の龍王の長の名前が龍ヶ峰なのじゃ、」
「待て待て待て!龍と人間の間に子供だァ?!
サイズがあまりにも違いすぎるだろぉが!」
幻魔龍はアレンの言葉に呆れた顔をする、
「我達は、龍族ぞ?人の姿などにはどーとでもなれる、ほれ、」
そう言うと、幻魔龍の身体は見る見ると縮んでいき、人型の姿に変わった、
その見た目はなんというか、目はギラ付き龍の時とそんなに変わらず、髭はぼうぼうに生え、何故か【幻魔龍 命!⠀】と書かれたTシャツを着ている。これであの強さなのであるから腹が立つ……
「人型では我の戦闘力も半分しか出せんのが弱点と言ったところだな、まぁ人間の姿で戦うなんてゴメンじゃが、龍の郷では皆、基本的に人間型で生活しておるぞ、」
「とりあえず、人型になれることは、わかった、なら俺の母親は人間ってことだよな、誰なんだ?!」
「そうがっつくのではない、最初にも言ったじゃろ、我は龍王族がどーゆう一族でどんな名前かだけ知っておる、」
「ちなみに、英竜王魔法学院を作ったのも
龍王族の長じゃ、あの学園は龍族の負の遺産、カオスドラゴン族の生き残りを倒すために作られた学園じゃ。」
ここ1番の衝撃事実をあっさりと幻魔龍は言う、
「もう、突っ込む気力すらねーぜ、、」
アレンが言うと、幻魔龍はいつもの様に高らかにガハハハハやっとわかってきたでは無いか!と笑った
「カオスドラゴン族、は言わば貴様の、一族の仇ということになるな!まぁ急で飲み込めぬかもしれぬが、これは事実じゃ、受け入れるしかあるまい」
「そうだな、確かに受け入れられねぇ、だが向き合わなきゃ前に進めねぇ…か」
そこでついにアレンはずっと気になってたことを切り出す
「ところで、幻魔龍?ってのも長いな、呼びやすい名前がほしいな」
「名前?我のことを略称で呼びたいと?!
貴様、大きく出たな、まぁいいここで文句ゆってややこしくなる、そうじゃな、簡単にゲンと名乗ろうか」
「わかった、ゲンのオッサン、あそこの大木の下でずっと寝てる少女は誰だ?」
ゲンは何を言っているのかと大木の方を見て
驚愕する、、
「えぇぇぇぇぇぇ!!?、、あれだれじゃ?!人間如きがまだ居たと?!」
「なんで、気付いてねーだよ、」
アレンが呆れた顔で言う
「てっきり、お前が守護とかしてたのかと思ってたんだが、違うようだな、」
そう言いアレンは少女に手をかざす
その少女は既に冷たくなり息絶えている、
「不思議、じゃが、死んでしもうとるのか、
この世に、蘇生魔法でもあれば、話は別なんじゃが、」
アレンはゲンの発言にん?と思いながら、
少女に向かい蘇生魔法の紋様を浮かべる。
「おい、貴様、まさか全回復魔法だけでなく、蘇生魔法まで使えるのか?……こりゃおかしいのじゃ」
「俺から、したら何故こんなに使える魔法が少ないのか疑問だがな、」
そう言いアレンが魔法をかけると、少女は眠から目を覚ましたように起き上がり、アレンとゲンを見つめる。
その姿はボロボロワンピースを着ており
白い銀髪の髪は肩までのび、裸足で、
透き通るような白い肌をしている、
「お兄さん、達は……誰?……ここは…どこ?
私は……誰?」
その少女は記憶喪失であった。
続く
今回も英竜王魔法学院を読んでくださってありがとうございます!
アレンの秘密や、英竜王魔法学院の設立理由など、ほんのちょっとだけ分かってきましたね!
6話は書き終わったので、大学の講義に行きたいと思います……行きたくねぇ笑てこれを見てる時は夜9時行こうだから、家でダラダラしてますね笑
これからも、英竜王魔法学院を宜しくお願いします!!