決着
英竜王魔法学院5話
「よーし、ここからが第2Rだ!」
そう言うと幻魔龍は不敵に笑った。
「まだ、我と対等でいるつもりか?脆弱な人間よ」
「ふ、そーだよ、まだ一撃しか受けてねぇーぞ
お前こそ俺の攻撃割と効いてんじゃねーのか?」
「もう貴様と交わす言葉などない、」
「それには賛成だぜ、終わらせよう、」
2人はそのまま笑うとお互いに近づき技を仕掛ける、
「龍滅魔法、龍頭門!」
「幻魔龍の暴爪」
ガガガガガガ!バチバチバァッン!!!!!
アレンの手から柄が龍の柄の剣があらわれ、
幻魔龍の爪とぶつかり火花を散らす。
「龍頭門!三の型!斬撃!!」
「幻魔龍の暴牙」
ガン!!バキバキ!
ドゴォォォォォォ!!!!ズドン
幻魔龍とアレンの剣の衝突で衝撃が木々走り
お互いも技の威力で吹き飛ぶ!
「ぐふっっっ!ハァハァ…」
「ヌォォ!ハァハァ…」
この戦いは、後にアレンの出身の村では天災として語り継がれることになる、
この戦いは実に8時間も続いた…
8時間後
アレンは実に8時間にも及ぶ死闘で、
魔法を使う体力もなく満身創痍でただ負けたくないという、
気力だけで立っている状態に近かった。
「ハァ…ハァ…いい…加減…ハァハァ諦めたらどうだ……幻魔龍、俺は倒れねぇぞ」
「ガハハハハ、貴様こそ脆弱な人間にしてはやるではないか!名を聞こう!」
「くそっ余裕そうな、ツラしやがって、
龍ヶ峰アレンだ、覚えとけ!!」
「龍ヶ峰??アレン…?どこかでカタカナ文字と漢字混ざった名前…それに龍ヶ峰…まさかこいつ…ガハハハハ!貴様!そうか!奴の子か!どうりで人間にしては強いわけだ!そうかそうか、愉快愉快!」
幻魔龍は何かを分かったかのような高笑いを上げた。
「なんだ?!てめぇ俺の両親のことを知ってるのか!教えやがれ!」
「おっと、口が滑りすぎたか…だがいい、奴の子だろうが、どうせ貴様は我がここで殺す」
「喋る気は…ねぇようだな、なら力づくで、吐かしてやる!もうそろぼち、この戦いには飽きてきたんだ次で終わらせる…」
そう言い、アレンは両手を前に出し魔法紋を何重にも重ね、空中に浮かび上がらせた、
そして魔法紋から何本もの龍の柄の剣を
召喚した。やがてその剣達は中央に集まり、
神々しく光1つの光の剣となった、
ソレをアレンは腰に携えた。
「これが俺の全力で!出せる力全部だ…龍滅魔法居合の型……奥義!!」
《龍魔炎!!光龍斬!!!!!》
アレンの腰の剣が眩い輝きを放ち幻魔龍に向かう、
「さぁ!全力でこい!我もここまで対抗したことに評して!全力の技をぶつけてやる!」
そう言い幻魔龍は大きく口を開け黒い球体状の魔法 紋を浮かべた。
「幻魔龍奥義……!」
《幻魔!!龍王の咆哮!!!!》
漆黒の咆哮が、アレンを呑み込み当たりを真っ暗にする、
その影から一筋の光が輝き、暗闇を切り裂き
アレンが幻魔龍の前に出る、
「貴様!我の咆哮を斬ったのか!面白い!面白いぞ!いいだろう!今回は貴様の…勝ちじゃ!」
「最後までうるせぇよ、くたばりやがれぇぇぇぇハァァァァァァア!!!!」
ザンッ!!!!!!ブシュッ!!!!!!!
アレンの剣は幻魔龍の右腕を捉え、白い光と共に斬り落とした、
幻魔龍の右腕からは鮮やかに血飛沫が跳ぶ。
ブシュゥゥゥゥゥ!!!
「くっぁ。やるではないか我が片腕を斬りおとすとは…」
「今の、全力だって言うのに…片腕……だ…け……かよ」
ドサッ
アレンはそう言うと眠るように、地面に倒れた。
「龍王の子か…実に面白い…これからが楽しくなりそうじゃ、ガハハハハガハハハハ!!」
アレンは幻魔龍との死闘の末、倒れ、
2日間眠り続けた。
「ん…?ここは…あぁ、そうか俺は幻魔龍と…」
「やっと起きたか!!待ちわびたぞ!まぁ我とあれだけの戦いをしたのじゃ逆にそれだけで済んでるだけ大したもんだ!ガハハハハ!」
幻魔龍は相変わらずの大口を開けガハハハハと高笑いをする
「おい、幻魔龍、お前といい勝負したんだ俺の両親の事何か知っているんだろう、教えろ!」
そう言うと幻魔龍はキョトンとした、
「いい勝負?貴様と?我がか?…ガハハ
笑わすでない人間なんぞと戦うのに5割も力は出しておらんわ」
「嘘をつくなよ!お前、幻魔龍奥義とか言ってたじゃねーか!」
「あのなぁ、我が使える魔法は幻魔龍の技だけなわけないじゃろーが……まぁいい貴様のことを教えてやらんでもない…」
「だが、これを聞くからには貴様には全てのものの頂点に立た無くてはなら無くなるぞ…」
アレンはそれを聞き、怯むことなく真っ直ぐ幻魔龍の目を見つめた。
「へっ、上等だ、聞かせろよその話を……」
アレンがそう言ったのを聞き、幻魔龍はニヤッと笑った
「貴様の…親は…………100年前に生まれた龍王族の子孫の子供じゃ!」
「………………は?」
そう言い放った、幻魔龍の言葉にアレンは頭が真っ白になった……
続く
今回も読んでくださってありがとうございます!
良く読んでくださってる方は気になってるかもしれませんが、森の真ん中にいた少女のこと、忘れてるやろ!と思ったかも知れませんが、大丈夫です。笑
明日で森の少女に触れますよ!
あと、アレンの親の秘密も明らかに?!なるかもです。
良かったらまた読んでみてください!
ありがとうございました!