君が最後に残した言葉を私だけが知っていたい 〜あの夏の淡い恋模様〜
高校生恋愛物語
終盤に衝撃的事実発覚!?
俺こと朔田 月は今日も今日とて、重い足で自転車を動かしていた。朝のせいだろうか、相変わらず体が重たい。
『俺の高校は数十年前に共学になったらしく、今では生徒の男女比は半々となった』とか『テストの点数がやばく、赤点をとりそうだな』などと何気ないことを考えているうちに学校に着いた。俺の高校生活が始まってからはや半年が経ちこの環境にもやや慣れというものがやってきていた。
教室に入ると、人だかりができている。俺は一旦ため息をついた。
「みんなの学校には高嶺の花といわれるような存在はいるだろうか?」
実はこの学校には高嶺の花と呼ばれる生徒がいた。『桜木 シオン』容姿端麗、頭脳明晰、おまけに運動も得意という。まさに完璧超人。
そんなこんなで桜木はいつしか高嶺の花と呼ばれるようになった。かといって、俺のような冴えない奴が今更関われるわけもなく、ただ傍観することしかできなかった…
ホームルーム開始のチャイムが鳴り響き、先生が教室に入ってきたことで徐々に静かになった。
「いきなりで悪いが、席替えをしようと思う。」と静寂を先生が破った。
「よっしゃー!!」多くの男子諸君が声をあげる。理由なんて言う必要もないだろう。
「じゃあ、くじ引きするから番号順に並べー」
黙々とくじを引いた男子は手と手を合わせて願っているのを見て、少し口角が上がった。
いよいよ俺の番になりくじを引いた。一回深呼吸して俺はその紙を見た。
と同時に「私一番後ろだ〜」とそいつの声が聞こえた。俺はその紙を見つめたまま「なんだよ….一番後ろかよ」と言葉をこぼした。
いったん席を入れ替え、一番前で先生の顔を見て思わず顔のしわが寄った。
「いいや〜最高っすね」桜木の隣になったチャラ目の男は言った。
「あでもお前成績悪いから、一番前に来い」「えっ….」
「じゃあ悪いが朔田一番後ろにいってくれ」「え…あ…わかりました…..」
さっきまでの自分を一瞬殴りたくなった。席を入れ替える途中めっちゃ睨まれたけど、そんなことはもはや意識外だった。
「よろしくね朔田くん」
俺はその言葉に目を見開き、少し間を置いて、「ああ、よろしくな」と答えた。
胸に手を当て深呼吸をし、心のざわつきを抑えようとした。
「いつもよりも胸が変だなぁ」
その日は珍しく雨が降った。
席が変わった次の日。隣にいる桜木が授業開始からやけにあわただしい。
「どうかしたか?」
俺は思わず声をかけていた。
「教科書忘れた….よりにもよって英語で」
天を仰いでるそいつに「ほら」と教科書を差し出した。
「え?それ朔田くんの」「貸すよ。俺どうせ持ってても意味ないし」
「いやそれは申し訳ないよ」
しばし手を顎にそえて、そいつは俺との席の感覚を狭めてきた。
「いっしょにみよ!!」
「…..わかった」
そんなことは言ったものの少なくともそいつの方向に顔は向けなかった….
それからというもの桜木はことあるごとに俺に話しかけてきて今では一緒に帰る仲にまでなった。
「てかさ!今週の週末新作映画ある!」
目を輝かせてこっちを見てくる。これはつまりそう言うことだろう。そして一拍おいてその言葉を告げた。
「じゃあ見に行くか?」
なんとぎこちない誘い方だろう。少し耳が熱くなった気がした。ふとそいつの顔に目をやると目を一瞬大きく開けて、食い気味におそらくこう言ったのだろう。
「うん!いこ!!」と。
その日は特に見た目に力を入れていた。待ち合わせの場所で何度も秒針が回るのを確認する。
心がまた少しざわつく。胸に手を当て目を瞑って深呼吸した時、
「おまたせっ!」
「うわ!?」
「そんな驚くの笑笑」声が高く引きひきつって言った。
「いやいきなり後ろから大きな声出されたら誰でもびっくりするだろ….」
俺は一拍置いて
「んじゃいこうぜ」
といい俺は桜木の少し前を歩いた。
「映画館てやっぱくらいね。私結構始まる前のこの雰囲気好きなんだよね〜」
「ちょっとざわついてる感じは確かに俺も好きだわ」
そこで俺は少し疑問に思ったことを口にする。
「そういえばなんのジャンルの映画?あらすじ見てきたけど、よくわからんかったんやが」
「あーー」
桜木は少しにやけ目を泳がせた。
「恋愛映画?」
「なるほど。りょーかい」
それだけ言って俺は広告が写っている映画のスクリーンの方を向いた。りょーかいとか言ってるけど、内心バクバクなんですよねーしかも桜木がためらって言ったから尚更である。
「私昔ね入院してたことあるんだよね」
いきなり口を開けたかと思いきや全く関係のない会話が始まった。さっきまで微かに聞こえていた雑音が一瞬にして無に帰す。そんな感覚に陥った気がした。多分気まずい空気をなんとかしようとしてくれているのだろう。
「なんで入院してたかのかは覚えてないんだけど、そこで話しかけてくれた男の子がいるんだよね。私結構長い時間病院にいてね。その子は途中でいなくなっちゃた。
今になって思うと名前くらい覚えとけばよかったなぁ」
「…..」
「あごめんね!?自分語りばっかして」
俺は目を逸らした。
「いや?まさか桜木から昔の話を聞けると思ってなくて興味深かったよ」
そんなことを話しているうちに映画が始まった。
どこにでもいそうな男女の高校生が何気ない日常を送るという内容。そこはどこか誰かと重なるようで、重ならないというまあなんとも不思議な映画だなぁと。
でもそこで俺は気づいた。この展開は….
「シオン!目を…」
その言葉を放つ頃にはもうすでに手遅れだった。
「…….」
映画館内に轟音が響いた後、一瞬にして静寂に包まれた。
そりゃそうだろう。だって、
『ヒロインがトラックに轢かれたんだから…..』
「…るな?」
「っ!?」
そうか思い出しちゃたか….
「いったん外行こっか」
俺はシオンの手を引いて映画館を抜け出した。
そうして建物の外まで来てその手を離した。俺は息を大きく吸いこみ吐き出した。そしてそいつのいる方向に体を向けた。
「大丈夫か?」
「うん…私思い出したよ」
「….そうか。よかったな思い出せて….」
どこかそいつは浮かない表情をした。
少しの沈黙。されども、その時間が俺にとってはとても長く、耐え難いものだった。そして、桜木の呼吸がどんどん荒くなっていく。ついには嗚咽混じりの声でこう言った。
「そうだね。思い出せてよかった。だからこそ…..だからこそ、あなたが消えちゃうのが怖いんじゃない!」と。
俺は幼い頃から病弱だった。
相変わらず体が重たい。俺は心臓にとある持病を持っており、それは治ることは今の現代医学ではないそうだ。よって俺の寿命は他の人よりも限りがあった。
そんなこんなで、昔の頃の俺はずっと入院して退屈な日々が続いていた。そんなベット生活の中でも唯一の楽しみは、毎年窓越しに春に見れる満開の桜と、
「月!!会いに来たよ!!」
….元気な声で見舞いに来ててくれる幼馴染の存在だった。
そいつの名前は桜木シオン。生まれた時から一緒に過ごしている俺の親友。そして俺の初恋の人。毎日と言っていいほど俺の病室にやってきて、学校であったことを話してくれる。
両親は俺のことを心配するあまり、いつも俺は大丈夫だと元気づけてくれる。もちろんそれはありがたかった。けどやはり小学生のころの俺には荷が重かった
そんな中、他愛もない話を笑顔でしてくれる彼女は俺の心を癒してくれる唯一無二の存在だった。そしてそんな日々がこの先も続くと思っていた。
桜の花びらが見えなくなり始めた頃。
そのあたりからある日を意識し始める。
一年に一度の特別な日。そう。俺こと朔田月の誕生日だった。
「シオンのやつ遅いな」
シオンはその前日。『明日を楽しみにしててね』と告げて部屋を出ていった。
あいつのことだから何かしているのだろうと思い、気分転換に外の空気でも吸おうと病室の扉の手すりに手をかけた。重い体で移動をし、やっとの思いでロビーまできた。
「一旦一息つくか」
近くのソファに座ったその時、出入り口のほうからとてつもない衝撃音が鳴った。俺を含め多くの人が思わず視線をやった。
「….は?」
俺は息を呑んだ。だって、だって、なんでどうして。
『シオンが倒れてるんだよ…..』
体が重い?とかそんなことはもはやどうでもよかった。ただ無理やり体を動かした。
「シオン!!」
外に出て近くまで駆け寄ると血だらけになったその姿が鮮明に映った。
「夢じゃないのかよ…..なあシオン!」
その瞬間、体が思うように動かなくなり俺の意識は徐々に遠のいていくのであった。
「ん….?」俺はそこで目を覚ました。
ベットの上?そうだシオン!!俺は飛び起き、あることに気づいた。あれ俺の隣のベットって誰か使ってたっけ。ふと俺が振り向くと、視線の先にはそいつはいた。
「あ!シオン!!大丈夫か!?」
俺は急いでそいつの元に駆け寄った駆け寄った。
「起き上がってて大丈夫なのか?今は安静に….」
その言葉を言い終える前に、シオンが口を開いた。
「あなた。誰?」
「……は……え」
それまで騒がしかった外の騒音もその時だけは確実に世界から消えた。俺の世界からは色が消えたことが瞬時に理解できた。
息ができなかった。けれど、何も働かない頭が一気に冴え渡るのを感じた。
「なに…言って….俺だよ!....月!朔田月!!」
「る…な….?ごめんなさい。私あなたのこと知らない。」
その現実が、その事実がどうしても信じられなくて、けど、信じるしかなくて、きっとその時の俺の口元はおそらく歪んでいたのだろう。
それからというもの、俺は虚無な時間をすごした。その間はシオンに話しかけることはしたくなかった。裏を返せば、できなかったのかもしれない。
体調が特に良くなったというわけでもないが俺は退院をした。唯一退院後も俺の目に鮮明に焼きついているのは、元気がなくなり笑わなくなった”桜木”の姿と、机に置かれていた不甲斐ない誰か宛のぐちゃぐちゃになった包装紙であり、その包装紙からは粉々になった一輪の花が見え隠れするのであった。
「やっぱそのことも思い出すよな」
突然いなくなった俺のことを桜木はどう思っているのだろうか。おそらく….多分嫌っているのだろう。俺のことをあそこまで支えてくれたのに、俺は支えるどころか関わることをやめた。諦めたのだ。俺は少し視線を下げた。
「…..」
とにもかくにも、俺にとってはこの現状は都合が悪い。俺は片手で頭をかく。
「ねぇ。あと何年なの?何年あなたは生きていられるの?」
思いがけない言葉が聞こえ、俺は視線を上げた。
「さあな。そんなことはいいじゃないか。それより….」
「ふざけないで!!そんなこと?私にとっては何よりも重要なことなの!」
その声は震えながらも、なにか強い想いが込められているのをこの身で感じ取った。
「どうして」
端的な一言がこぼれた。
「好きだから。月は私の唯一無二の気が置けない親友。」
「っっ!?」
何を言ってるんだ。なんで、こんなご都合展開あっていいわけ….
「月が入院する前、まだ幼稚園にいた頃。教室で一人きりの私に声をかけてくた。私の世界に初めて色をつけてくれた。そんな大切な人だから、どんなことがあっても私はあなたを一人にしない。」
…..そうだったのか。心を引っ張っていたおもりがやっと地面に落ちたような感覚がした。
「あともって8、9ヶ月かな」
「っっっ!?」
そいつは少し目を開かせた。けれど、すぐさまその瞳が気が宿った。少し暗くなってきた夕焼けが美しく見えた。今の俺の心には昔のようなくもりはなかった。そうしてシオンの口が開くのをじっと待っていた。
「そっか。じゃあたくさん思い出作らないとね!」
自然と俺も口角があだった。やっぱり笑顔が似合うなぁとそう思うのであった。
前日にそんなことがあったもんだから、今日は大丈夫かと思っていた俺がバカだった。
現在、祭りに来ているわけだが、
「月!次こっちまわろうよ!」
昨日のことなんてお構いなしに俺の手を引っ張るシオン。
「ちょわかったから、手離せ!手!」
ったく人の気も知らないで、
「ん?嫌だった?」
「そういうわけではないけど、」
….だめだ。浴衣姿のシオンが俺の目には眩しすぎる。それに身長差が相まって上目遣いになるのが耐え難い。本当に。
てか、片手にリンゴ飴持ってんの尊いな?テンパリすぎて何言ってんだろうか。
「すぅーはぁー」
一回深呼吸をする。
「そういえば花火っていつから?」
「んーもう少しではじまるよ。あ、そうだ私はじまる前にお手洗いに行ってくるね」
「おっけ。じゃあここでまってるから」
そして手を離した。
「すぐ戻ってくるー」
そいつの背中を見届けてから俺はとあることで思考を巡らせていた。『俺はシオンの告白にどう対応すればいいのだろうか?』
シオンのことだから俺がどんな返事をしても受け入れてくれるだろうけど。そもそも、返事っているのか?
いやでも、しないと相手に失礼か。無駄に期待させるのも良くないよな。俺は強く目を瞑り顎に手をあてる。
うん…けじめつけないとだよな。せっかく勇気出してくれたんだから、俺もしっかり言わないとな。
「ん?」ふと時計を見ると、10分程度時間が経っていた。
「シオン大丈夫かな」
すぐ戻るって言ってたわりには遅い。人混み多いし心配だからトイレの前に行ってみるか。
そしてラインでトイレに向かう旨を打ち込んで足を運ばせた。
俺はちょっと意外な光景を目にした。
「桜木さんいいじゃん俺と一緒に花火見ようよ」
「いや大丈夫です。私友達と来てるんで」
あいつ…確か前にシオンの隣の席になったけど前の席に運ばれたやつか。
「えーつれないこと言わないで、二人で見ようぜ」
そいつが手を伸ばそうとした。
「いやいやちょっと待てよ」
俺は思わず割り込んだ。
「嫌がってんのに無理やり誘ってんじゃねぇよ」
「あ?なんだお前かよ。あんときはよくも桜木さんの隣の席奪ってくれたな」
別に奪ったわけじゃないんだけどな。ここまで低脳だとやっぱ他責思考しかできないんだろうな。俺は嘆息した。
「このまま引いてくれないなら、もう容赦しないけど」
「なんだお前。そうかお前が桜木さんとまわる予定だったんか。じゃあ尚更引くわけにはいかないなぁ!」
昂揚しはじめた。指をポキポキ鳴らしながら、こっちを睨んでくる。
「じゃあはじめよっか」
そしてそいつが足を踏み出した瞬間、俺は持っていた飲み物を顔面にぶちまけて、
「にげるぞ」
シオンの腕をがっしり掴み全速力で後方に走り出した。
男は何かを叫んでいたが、そんなことはどうでもよかった。『シオンに怖い思いをさせたくなんてないしな』
数分走った後。
「大丈夫か?」
シオンは何も言葉を発さず震えていた。それもそうか。一応クラスメイトとはいえあそこまでしつこく追い詰められると精神的にもくるだろう。
「なにかあったら俺が絶対助ける。だから安心していいよシオ….」
俺の口からその言葉が言い終わる前にそいつは抱きついてきた。
「怖かったよ….」
少し力が強まる。俺はそっとシオンの背中に手を回した。俺はその言葉を言うことを躊躇っていた。だってそれは叶わないことだから。
でも今だけはシオンを安心させたい。その一心だった。そして、
「大丈夫。俺がいる」
とだけ伝えた。
「でも月はあと少しで….」
「だから俺が生きてるその時まで、ずっとそばにいる。それにまだ生きれないのが決まったわけじゃないんだ」
そう。そうなのだ。まだ助からない可能性がゼロではない。医学が進化すればまだ….そこまで考えて俺はその思考を打ち切った。
心の中で乾いた笑みがこぼれた気がした。
その瞬間花火が上がった。その光が俺らの姿を明るく照らした。花火の消えるその光景がどうにも切ないような儚いような。
そして俺は一度深呼吸した。そして、そして…..一拍置いて
「─────」
「っ!?」
結構ながい花火だったな。俺の声はちゃんとシオンに届いていただろうか。俺はただその返事を待った。
そしてシオンは俺の腕からゆっくり抜け出して、
「─────」
その時輝いていた花火のことを俺は忘れることはないだろう。そうして俺らは再び互いを強く抱きしめ合うのであった。
あれから何ヶ月がたったのだろうか。
「まさかまたここで桜を見ることになるとはな」
俺は動かない体で必死に笑みを浮かべた。桜が咲いているとはいえ、もう満開時期はとっくに過ぎており、今日も今日とて一枚の桜の花びらが減っている気がする。
こうやってベット生活を送るのにもいつぶりだろうか。もうほとんど使い物にならない右手を哀愁を帯びた目で見つめていた。
手には包帯、腕に刺さった点滴の針、おまけに隣には緩やかなカーブを描くかのごとく映し出されているモニター。俺は優しく嘆息をこぼした。そんな思考を巡らせてるうちにドアの開閉音が聞こえた。
「おっ!おはよシオン!今日も朝早いな」
「おはよう!いや今日は学校休みだからできるだけ月と一緒にいようと思って….」
シオンは俺を見て何かを察したようで、声のトーンが徐々に下がった。
「だから!今日は長くここにいられる!」
そこまで言ってシオンはカバンの中をゴソゴソとその何かを取り出した。
「これ!私たちの思い出!!」
彼女が取り出したのは、俺とシオンとで作り出した一冊の本だった。
それを二人で広げて中に写っている俺とシオンの姿を見て、思い出を語り合ったり鑑賞に浸った。その間もいつにもまして桜が散りに散っていくことも気に留めないで。
気づけば光り輝く象徴が沈みかけ黄昏時がやってきた。さっきまで笑いが起こっていたその部屋はすっかり静寂に包まれていた。
俺らはまだ最後のページまで辿り着いていない。
「なあシオン。あの日の選択に後悔はあったか?」
「ないよ」
返答までの時間が俺の心を安堵させた。
「俺も後悔はないよ」
一度深呼吸をして、
「ありがとう」
夜が更けてきたせいだろうか、桜の木の様子はもはやこの目で捉えることはできない。シオンや他の人が捉えることなんてもってのほかだ。
「ねぇ。月、お願いだから….」
そこまで言ってその言葉を胸の中に引っ込めた。やっぱりシオンのこういうところがすきだなぁ。俺はそのかよわい女の子の頭をそっと撫でた。
「そんな泣くなって、可愛い顔がぐちゃぐちゃになっちまうだろ」
一気に胸が締め付けられる。俺は…..
「─────」
と最後の言葉をこぼして俺の意識は闇に堕ちていき、もう二度と息を吹き返すことはなかった。
そして私はそこに訪れていた。
『ここにくるとやっぱり前がみえないよ….』
私は私の名にし負った花をそこに置きその墓に水をかけるのであった。
最後でこの作品をご視聴いただきありがとうございます!!
かなり伏線とか小ネタなど凝ってあるところがありますので、ぜひよかったら読み直しをしてみてください!(なにか気づくことがあるかも.....)
初投稿です!!
暇な時に活動を続けていきますので、応援の程よろしくお願いします!!




