表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

アースフィールドとユラの今と昔

『さて、ミズキくん!行こうか!』とユラお姉ちゃんに言われ


ボクは『え、どこに行くの?』と返した。


『ミズキくんはまだ来たばかりで、ここがどこかわかってないでしょ?私が案内してあげるからおいで』




ボクはお願いして連れて行ってもらうことにした。                                                    


ユラお姉ちゃんはボクを箒に乗せてくれた。


初めて箒に乗る。予想外にバランスを崩しそうで怖い。


ユラお姉ちゃんをしっかりと掴んでいないと振り落とされてしまいまそうだ。



ボクは箒に乗っている際にいろいろ聞いてみた。


・この世界はエルフ・ドワーフ・人族・獣族・魔族…etc みんな共存している。

・魔王と人族の戦いなどが数年前まで行われていたが、現在は終戦。魔王は大人しくなったとのこと。

・主な戦闘方法は3種類。格闘術、剣術、魔術。

・冒険者という職業が存在する。

・魔術が使えるかどうかはギルドなどで魔法の適性検査を受ければわかる。


そして、今から行く街

アースフィールドについて。


アースフィールドは初心者冒険者などが多く、駆け出し冒険者にはもってこいの街であり、

ユラお姉ちゃんの友達もたくさんいるとのこと。


まず、アースフィールドの冒険者ギルドで、ボクに魔法が使えるかどうか適性検査を受けてもらうとのことだった。


ボクはユラお姉ちゃんに『もし、ボクが魔法の適性検査を受けて、魔法が使えなかったらどうする・・・?』と聞いた。

魔法が使えないから、ここでサヨナラと言われたら悲しい。

そういうことを考えながら聞いたのだが、ユラお姉ちゃんから

『私が魔法が使えないからハイ、サヨナラとでも言うと思う?』と返してきたので

ボクはわからない旨を返した。

『ミズキくんが仮に魔法が使えないってなっても、この世界で一人で暮らしていけるようになるまでは面倒見るから安心して』

と優しい口調で答えてくれた。



この言葉のおかげでボクはホッとした。


そうこうしてるうちに、アースフィールドに到着した。さすがに門番さんに挨拶なしに入ったらダメとのことでボク達は城壁の門番前に降りた。


門番の兵士とユラお姉ちゃんが楽しげに会話をしている。


辺りを見回していたら、唐突に後ろから『あれ?ユラちゃん、この子は誰なの?』と女性の声が聞こえた。

ボクはその声がした方を振り向いたら、そこには耳の長い、白髪のエルフの女性が立っていた。

『この子はミズキ・ホシミヤくん。リーツの森で保護したの』とユラお姉ちゃんが言った。


『あ、そうなのね。てっきり以前話していた弟くんかと思った。私はリフォン。リフォン・ジェイス。王都護衛団の専任魔道士よ。よろしくね』


『ミズキです。よろしくお願いします』とボクは返した。


『じゃぁ、先に行くね』と言って、リフォンは去った。


ボクはリフォンが言っていたユラお姉ちゃんの弟について聞きかけたが、それより先に、

『ミズキくん、通行許可が出たから入ろうか』と言われ、『うん』と返した。




ボクが想像していた街は舗装などがされていない農村的なところで、ちょっとした建物がある街かと思っていたが、全然、想像と違い、

まるで首都かと思うぐらい、ブロックで綺麗に舗装された道や立派な建物が並んでいる。


『ユラお姉ちゃん、ここって首都になるの?』

『いや、ここは王都や農村の中継都市であって首都ではないよ』と教えてくれた。


中継都市でもここまで立派だと、緊張する。


歩きながら、ユラお姉ちゃんにリフォンが言っていた弟についてさりげなく聞いた。

ユラお姉ちゃんは静かに

『弟はね、数年前の第三次魔法大戦で行方不明になったの。』と返した

ボクはとっさに謝った。

『ううん。謝らなくて大丈夫よ。当時の私が無力だったから・・・』


聞いてはいけない質問。ボクは気をつけようと思った。


『ミズキくん、ギルドについたよ』とユラお姉ちゃんが言った


ボクは見上げてびっくりした。大きい建物。色々な人が出入りしている。

ここがギルド・・・。ボクは緊張が走った。


ユラお姉ちゃんに続いて中に入った。


酒場を兼ねてるとのことで、いろいろな人が談笑しながら食事やお酒を飲んでいる。


その中を歩いていると、ボクに視線が向いていることに気づいた。


ボクはこういう人が多い中、注目されるのが苦手だ。怖くなって思わずユラお姉ちゃんに思わずしがみついてしまった。


ユラお姉ちゃんは微笑みながら、ボクの頭を撫でてくれた。


ようやく、奥のカウンターまでたどり着いた。

カウンターにいたお姉さん方がかしこまって、

『ユラ様おかえりなさいませ』と言った。


『ただいま。私がいない間に何もなかった?』


『はい、ユラ様が旅に出られている間に大きな問題は発生しておりません』

『そう。それなら良かった。』


『あの、失礼ながら、ユラ様の隣にいる方はどなたでしょうか?』


『この子はミズキくん。ミズキ・ホシミヤくんという子でリーツの森で保護しました』


『あ、保護された子でしたか。ミズキくん、私はここで受付担当兼ギルドのサブマスターのフィアラ・レインです。よろしくお願いします。』


『ミズキです、よろしくお願いします。』


ん?今、ギルドのサブマスターって言ったよね。この女性。


『フィアラ、早速なんだけど、ミズキくんの魔法の適性検査をしたんだけどいいかしら?』


ボクがフィアラのことを考える暇もなく、ユラお姉ちゃんが魔法の適性検査の話をしている。


『ユラ様、大変申し訳ありませんが、ミズキくんの魔法適性検査はこのギルドの測定水晶ではできません。恐らく私らの手元にある水晶では測定値をオーバするかと思います。』


『やっぱりフィアらもそう思うよね。』


ボクはどういうことかを二人に聞いた


『ユズキくん、あなた、生まれはどちらですか?』とフィアラから問われた。


『・・・。』


『この世界ではないのでは?』とさらにフィアラから問われる。



『日本よ、この子。私と一緒。』 そうユラお姉ちゃんが答えた。


『やっぱりですか・・・。』フィアラがなにかを納得したようだった。


『え、ユラお姉ちゃんも日本だったの・・・?異世界転生者とは聞いてたけど・・・。』


『そうよ。名前とかでてっきり気づいてると思ってたけど。』



『そんな気がしていたけど、確信までは持ってなかったです。』


『まぁ、私も君と一緒の日本から異世界転生者。せっかくなので私の話を少しだけするね。』

ユラお姉ちゃんは自身についていろいろと教えてくれた。


・魔王城を一人で陥落したため、この世界ではユラお姉ちゃんののことを《終焉の魔女》と呼ぶ

・現在の職業は魔導師で冒険者の支援をしている。

・数々の功績のため、どんな国でも自由に行き来できる。

・魔王は手下として生かしている?!

・使用可能魔法は水、氷、火、土、風、雷、無、ヒーリング

・特別付与の能力として自然を操る能力がある

・不死身であり何年経っても歳を取らない


まさにチート級の魔女


でも、すごい人に出会うことができた。


『ミズキくん、私の家に行こうか。そこでウォーターフローで魔法の適性検査をしてみましょう。』


『ウォーターフローですか。いいですね。それだと測定できると思います』とフィアラも賛同した。


ボクの魔法適性は一体どうなんだろう。ちょっと楽しみに感じてきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ