第五章死の魔王の企み
「この死体は火の魔王ヒバナだ」
砂の魔王スーナが言った。
「火の魔王だと?でも魔王が死ぬっていったい相手はどんな野郎だよ」
紺美二が言った。
「相手が誰かはわからないが相当な相手だということはわかるよ」
「そうだな」
「とりあえず技術の魔王ギジュに来てもらえるように連絡したよ」
「それにしてもやたらと魔王がいるな」
「でも魔王いないと困るよ。何なら魔王全員で集まったらこの異世界を破壊できちゃうよ」
「こわ」
「魔王さま地獄の三人組の一人が倒されました」
「そうか僕もそろそろ戦いに行こうと思うんだ」
死の魔王が言った。
「でもその前に闇の魔王さんと手を組まないといけません」
「なんだとまだ仲間になっていなかったのか?」
「そうですが」
すると二人とも動けなくなり部下の首が床に落ちたのだった。
「まさか来たのか闇の魔王ヤミー。この動けなくする技は君の技だろ」
「ばれちゃいましたか」
「何の用だ?」
「とりあえず高級ワインを飲みながら話しましょうよ。ゆっくりと」
「ふざけるな。部下を殺しといてそんな態度とはたとえ闇の魔王貴様でも許さんぞ」
「あっじゃあ僕と手を組まなくていいんですね」
「その話から聞いていたんだな。どうやら」
「聞いていましたよ。詳しく教えてください」
「いいぜ」