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第三十五章拳

「おっさん木の魔王なんだろ」

紺美二が言った。

「そうだが何かあるか?」

「あるぜ。たくさん」

「殺す」

「逆ギレか」

「そうだ」

「じゃあとりあえずしつこいけど木の魔王のいけないところを三つ言うぜ」

「黙れ。それ以上しゃべるな」

「一つはサラムを殴ったことだ」

「殴って何か悪いのか?」

「悪いぜ」

「何が悪いんだ」

「拳魔法ぶん殴る」

紺美二は木の魔王キハの顔面を殴りつけたのだった。

「よえーな。何が拳魔法だ」

「これ以上は殴らないぜ」

「どうしてだ?ふざけるな。これは俺とお前の殴り合いの殺し合いだろ」

「まだわからないのか。人を殴るのが悪いことだって」

「わからねーな。異世界ってのは殺し合いの世界だ。わかるだろお前も。仲間が死んだことあるだろ」

「ほんとに君は分からないみたいだね。そういう君には死んでもらって転生してもらう必要がある」

「死ぬのはお前の方だ。紺美二」

「剣魔法分身斬り」

紺美二は分身しキハに斬りかかったのだった。

「そんな分身すぐに壊してやるよ」

分身はすぐに消えたのだった。

「ばれても大丈夫だ。ここであいつの心臓を突き刺せば」

すると紺美二の背後に銃弾が飛んできたのだった。

「やばい。よけられない」

銃弾は背中に直撃し倒れたのだった。

そのころミーズも銃で撃たれ倒れていたのだった。

「助かったぜ。ヤミーの妻」

「お礼なんていらないわ」

「それにしても弱かったな。お前の銃弾で意識がなくなるとは」

「そりゃ私が撃つ銃弾は背後に飛んでくるまで分からないからね」

「お前の魔王はなんて言ってたんだ?」

「破滅の魔王様なら倒した人たちみんな連れてきてって言ってたわ」

「そうか。じゃあ好きにするがいい」

「好きにしていいのじゃあ殺すよ」

「別に好きにしたらいいじゃねーか。殺してもいいけど破滅の魔王に怒られても知らねーからな」

「じゃあ待っとく」

「いくぞホネザ」

「わかった」

「じゃあね。木の魔王キハとホネザ」


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