友人D!君の名前は今日から【クリーム】だ!
私と愉快な仲間達。まぁ……どうしても私のエピソードが多くなってしまうのは、仕方がないとしても……。
仲間達のエピソードを、最低1本ずつは、投稿して。
【お前達の恥を世に晒してやる】
と言う、最初の最初に思った目標ぐらいは達成しないと。そう思い、少し書いてきた作品を整理してみよう。
・オレオレ詐欺と共に【森のクマさん】を輪唱した友人……以降シリーズでの名前【クマさん】
・パチンコが大好きなくせに、あまり勝てない負けると機嫌の悪くなるJKにドロップキックかました友人……以降シリーズでの名前【キック】(今回より縮めた)
・私が作ったジオン○に、事もあろうか、ド○の足をくっ付けやがった、割りと手先の器用な友人……以降シリーズでの名前【ドム】(著作権大丈夫かな?まぁ何か言われたら直すか)
・エピソードは、書いてない(正確には書けない)くせに、名前だけ先に決まった、もふ君LOVEの後輩……【ロリ】
・一緒に、右翼団体から無事に脱出した、作戦中、本当に一言も言葉を発しなかった友人……以降シリーズでの名前【石像】
ふむ……残りは2人か……。しかしあれだな……。あれだけ色々とやらかしてるはずの、仲間達なんだが、それじゃ改めて、何かエピソードを挙げろ。となると、中々思い当たらない物だな。
さて、今回のお話は、一緒に風俗に行った、キックとは別の友人のお話。コイツのエピソード思い出した時に、なんかコイツだけ【正義の味方】【ヒーロー】っぽいエピソードを思い出してしまったので、何か他に無いかと、3時間ぐらい、うーん、うーんと頭をひねっていたが、コイツだけ。って言うエピソードは、これしか思い浮かばなかったので、非情に悔しいが書くとしよう……。
♪わらび~もち~おいし~いよ~
♪わらび~もち~つめた~くて~
口の中に入れると美味しいよ
今日も元気だわらびもち
明日も元気だわらびもち
って言う「それ、売り口上として、どうなんだ? 流してて恥ずかしくないのか?」と思う、わらび餅売りの軽自動車が。
【さぁ!書くぞ】って時に、どこからともなく流れてきて……。
書く気が少し失せた、約30分後にこれ書いてます(笑)
あれは……まぁ一番、おバカな事をしていた、20歳前後の頃だったろう(正確には覚えてないが)。
この日、私と今回の主役の友人は、地区の青年団の会合に来ていた。私が住んでる町の中にある、私と友人の家がある地区には、割りと古くから、行っている、伝統的なお祭りがある。
夏とかにやらずに、10月辺りにやっちゃうような、お祭りだ。
割りと有名(所詮市内でレベルだが)な祭りで、祭り自体も派手だ。ここで、詳しい祭りの内容を書こうかと、1度地名を入れず、祭りの内容だけで、Googleに掛けてみたところ、ヒットしやがったので、内容は、言えない(笑)
熱烈な私のファンが、包丁片手に突撃して来たら困る(笑)
まぁ……その祭り、16歳の地区に住む男の子が主役になるのだが、他にも、音楽とか奏でる人達、裏方の人達などと、やることがあるので、その役割を今年は、どうする? 誰が何をやる? って話し合いの為、集まっていた。
公平で、実に民主主義的な話し合い()により、各自の役割が決まった。因みに、私は、最後までイヤじゃ~! とタダをこねていたのだが、祭りの音楽の太鼓係りに任命されてしまった。
友人は、楽な裏方。音楽の担当になると、ちゃんと覚えているか? と言うテストと練習の日々が待っている。裏方は、そんな物は無い。やりたくないのは、誰もが同じだろう。
「くそ~! 何であそこでアタリを引くかね~私は……」
『まっ頑張れよ(笑)俺達の地区の誇りなんだから、お前も何だかんだ言って、成功させたいだろ?』
この野郎……ド正論を堂々と吐きやがって……そう言うのは私の役割だぞ(笑)
まぁ、たくさんの人が見に来る祭りだ、今年はイマイチだったね。なんて思われるのは、非常にシャクだ。私みたいな者でも勝手に頑張るだろう。
そんな、他愛も無い会話をしながら、帰り道を歩いていると。
交差点に差し掛かり、信号が赤だった為に、横断歩道の前で並んで立っていると……。
信号が青になっている側の、横断歩道に、セーラー服を着た自転車に乗った、女子高生を見付けた。
私達が持っている、女子高生センサーは、24時間365日フル稼働だ(笑)JKの気配を見逃す事など絶対に無い!
二人して、自転車漕いで横断歩道を渡ろうとしてる、女子高生の姿を見ていると、交差点を左折して来た【お前……よく、その車、外で運転出来るな、根性あるわ~】と表現するしか無い、見た目がイタイ車と、自転車に乗った女子高生が、接触した。
自転車の前輪と車のバンパーが接触して、女子高生は自転車からコケてしまい、道路に倒れた。
交差点での接触が幸いしたのか、車もそこまでスピードを出していなかったので、女子高生自体に大きな怪我とかは、見た感じ無さそうだった。
あっても、打ち身かすり傷ぐらいだろう。
「あっぶつかった」
次の瞬間、車を運転していた奴は、何を思ったのか、車を停めて、女子高生の安否を確認するどころか、そのまま女子高生を残して、走り去ろうとしていた。自転車が前方を塞いでいた為に、車をバックさせようとしていたのだ。
『あっアイツ逃げる気だ!』
友人のその言葉に反応した私は、足がクソ遅いと言う事も忘れ、車に駆け寄ろうと、走り出した。
間に合う訳が無い。私は、きっと亀さんより歩みが、鈍いだろう(笑)
♪もしもし~亀よ亀さんよ~世界の内でお前ほど~歩みの鈍い者はない~ いや!ここに居ます! ってぐらい遅い。
次の瞬間、車のフロントガラスにヒビの網が走るのを、私は目撃した。
突然の事に、驚いたであろう車の運転手は、私の事を置き去りに、素早く駆け寄った、友人に捕まり、車から引き摺り出された。
この時、既に車に向かって走っていた私は、見えない位置に居たのだか、友人が、会合で出た、缶コーヒーを、車のフロントガラス目掛けて、ぶん投げていたのだ。
フタも開いてない缶コーヒーは、その自重も中々の物だ、それを何の躊躇も無く、ぶん投げれる友人の神経を疑うべきか。
ナイス機転! とホメるべきか……(笑)
こうして、私が警察に通報した事により、ひき逃げと言う犯罪を防げたのだ。
因みにだが……運転手を警察が来るまで、私が取り押さえていたのだが、その頃、友人は、ちゃっかり女子高生の方に行き、介抱して、お礼まで言われてやがった! くそ!(笑)
余談だが……。
その後、良かったなぁ、大した怪我も無いみたいだったし。等と女子高生の事を話ながら、帰り道を歩いていた時に友人が突然。
『見た?』
そう声を掛けてきた。私は、当然のように答える。
「うむ。見逃すなどあり得ない」
「『クリーム色だったな』」
と、答え合わせをした。
何が、クリーム色なのかは、あえて語るまでも無いだろう……。
前作のホストクラブ後日談で、再会した風俗嬢との、その後を描いた作品は、諸事情により【ノクターン】の方で、ヒマを見付けて投稿します。
楽しみにしていた18歳未満の読者の方々、ごめんね。