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感情【2】
ゴットマザー視点です
「…ット、ゴット!!」
「ッ…!」
誰かに呼ばれて意識が浮上する。汗びっしょりで気持ち悪い。何か悪い夢を見ていた気がする。
「大丈夫?うなされてたけど…今濡れタオル持ってくるね!」
「…うん。ありがと。」
そう言ってパタパタと医務室を出て行く佳奈。
ボサッと佳奈が出て行った扉を見つめる。
「ゴットマザー…」
「…シオン。」
医務室の窓から入ってきたのはシオン。
いつもの笑顔はなく、全然心の中が読み取れない。
「大丈夫…?」
「えぇ。心配かけてごめんなさいね。」
沈黙が続く。とても気まずい…
「ねぇ、ゴットマザー…感情は持ったら危ないよ。隙が出来て殺される。」
「…シオン?」
「感情はいらない。効率が落ちる…」
絶対零度の声。無表情過ぎて怖い。
これは本当にシオンなの?
「ゴット〜?誰かと話してるの?」
「…!」
扉の方を向くと濡れタオル片手に佳奈が戻ってきていた。
「…独り言だよ。」
「そっか。」
シオンはもういなくなっていた。
あの顔が脳裏に焼き付いて離れなかった。
シオンさん功利主義だね。
きっとコイツ心無いよ。多分だけど。




