国王のオモチャ
まだ侵入者視点続きます!
「あ、やっと来た。」
ドンッと床に叩きつけられたと思ったら前の方から間抜けた声が聞こえた。
チラリと前を見るとフードを被って椅子に座っている人とその横に立ってる魔女帽子被ったローブ着てる人と鞭持ってこっち見てる人…
ん?鞭?!え、怖…
「貴様、名はなんと申す」
真ん中のフード被った人が口を開く。フードの間から垣間見える整った鼻筋…雪のように白い肌…
思わず見惚れてしまう…
「おい、さっさと答えろ。こっちも暇じゃ無いんだ。」
急かすように鞭で床を叩く。
「ひぃっ…!え、あ、月明青葉です…」
口からは情けない声が漏れる。しどろもどろになりながらも名乗る。早くしないと殺されそうだから。
「ふぅん。月明青葉ね…」
そう呟くと椅子から立ち上がりスタスタとこちらに歩いてくる。
動いたら殺されそうなくらい張り詰めた空気。
思わず生唾を飲み込む。
「契約、させて貰うね?」
「は?」
そう言われると俺の側にしゃがみ、何処からかナイフを取り出す。そのナイフで俺の指先を切り、血を取られる。
「痛っ…え、ちょっと…!」
俺の声は聞こえないのか…完全に無視される。
サラサラと紙になにかを書くフードの人。
「契約完了!ふふっ…」
嬉しげな声をあげ、フードを脱ぎ捨てる。
「月明青葉!お前は今日から私のオモチャだ!」
「はぁぁぁああああ?!」
城に俺の声が響いた。
いやぁ、侵入者君の名前出てきましたね!
国王のオモチャってどういう事だろうね!
楽しみだね!←
キャラシート
月明青葉
身長145㎝
体重…は内緒
銀髪のショート。アホ毛が立ってる。
白の長いコート(ボタンは金色で金の刺繍が入っている)に白のズボン(膝から下は黒。裾の方はガウチョみたいに広がってる)
瞳の色は青磁色
次回は皆の性格紹介だゾ!