2話:魔女め
意味わからないとか思わないでくださいね。
考えてみると……僕って今までみんなの目にどう映ってたんだろう?
女の子になってもあまり変わってないって事は、
男だったときも女の子に見えたりしたってこと!?
……まさかね……
それにしてもなんで女の子になっちゃったんだろ?
考えられるのは、アイツの魔術か……
どうしてこんなことを……
女になったらなにか変わるのかな?女のほうが都合がいいとか?
も〜、わかんないよ〜。
「ねぇガーちゃん、困ったことがあったらいつでも言ってね」
「……?どういう意味?」
「だって、ガーちゃん女の子になったばっかりだから…… わからないこととかいっぱいあるだろうし……////」
(;-△-)…………また意味わかんないよ。
随分積極的になったもんだね。
自分から他人に話しかけるのも大変だったのに……
「あ‥‥うん、ありがと♪」
一応笑顔でお礼。
「//////////」
ボンッ!!!!
ゎ!大変だ!!ティアの顔が爆発した!!?
……うぁ〜、顔がトマトより真っ赤だよティア……。
そしてなんだかどす黒い煙が……
とりあえずティアをベッドに寝かせ、僕は外に出た。
広場はもう何事もなかったかのようにがらんとしていた。
ティアの話では僕は4日も寝ていたらしい。人間そんなに眠れるもんなのか?
体がギクシャクしてるのはそのせいか、或いは性別が変わったからか……。
男と女とでは体のつくりが細胞レベルで違うもんね。
ブライの家は無くなっていた。
村人が壊したのかな?まぁ魔物だったんだから当然か。
村人たちが魔物とグルじゃなくてよかったと思った。
けど、時々すれ違う男の人が顔を紅く染めてこちらをずっと見ているのだけは、正直ウザいと思った。
っていうか、ぶっちゃけこういう粘っこい視線には覚えがある。
やはり女の子として見られたりしてたんだね、僕……。
嘆かわしい限りだよ(T_T)
「長老」
僕は再び長老の元へ足を運んだ。
ハプニングはあったが、僕はブライに勝ったのだから、約束通り村を出る。
「出ても、いいんでしょう?」
「……魔女め、さっさと村から出るがいい。二度とイリスの地を踏むな」
……これはキた。
「母さんを殺したお前なんかより、魔物のほうがまだマシだ!!!!」
顔も声も、可愛い女の子になった今では全く迫力がないが、それでも精一杯睨み倒して外に出た。
あぁ、背中が痛い……。
っていうか、この小説「……」が多くない?
ティアもう起きてるかな?ちょっと寄ってみよ。
てか剣置いてきたままだ。
律儀にノックして返事を待つ。ティアの声が聞こえた。
ティアは一人暮らしなんだ。その辺説明してなかったね。
僕が魔女の子どもだってみんなに知れてから僕を避けなかったのは、ブライとティアだけだった。
特に男に対して最上級の人見知りをするため、誰とも仲良くなれなかったティア。
壁の外で一人魔法の練習をする僕に、自分から話しかけてきたのだ。
同じ孤児同士だからだろう。
なんだか懐かしいな……。
ドアを開けるとベッドの上にまだ顔を染めたままのティアが座っていた。
まだ燻っているみたいに、薄い煙が立ち上っている。
「ガーちゃんどこ行ってたの?」
「長老のとこ。最後の挨拶をしにね」
「村を出るの!?」
「うん。ずっと前から決めてたんだ。母さんが言ってた。魔王がいなくなれば、魔物は人を襲わなくなるんだって」
魔王・・・・いい響きですね。
作者はFF好きなので、影響受けまくりです。
でも敵側の方が好き。




