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18話:再会

「ん……んぅぅ〜〜っ」


 ベッドに横になったまま、ベルニカは軽く伸びをする。窓からは薄いカーテンを通して陽がさしかけている。少し日が高い位置にあり、だいぶ長く寝ていたことに気付いた。

 今の夢は、何だったのだろう?独りでに怪我が治っていく少女。他の子ども達には見覚えがあった。今ではもうみんな大人になった彼らの顔に、夢で見た子ども達の面影が重なる。年の頃から計算すると約15年前、私が生まれる前後くらいだろう。しかし、あの少女だけは全く覚えがない。私が生まれる前にいなくなったということか?最近は妙な夢をよく見る。


「熱い……」


 少し汗をかいている。お風呂に入ろうと思って体を起こそうとしたが、それは失敗に終わった。胸の下の辺りに何かが巻き付いてる。右足にも何かがまとわりついてる。ていうかもう布団が盛り上がってるし。そして何よりスヤスヤと……。



「……この子相手に戸締まりは無意味か(T_T)」


 二部屋とった意味がないじゃないか……orz。っていうか、私が最初に気付いておくべきだったな。テレポーターを閉じ込めておくことは絶対に不可能だ。はぁ、気が休まらないな。安心して眠ることも出来ないよ。

 さて、マリナちゃんはどんな寝顔をしてるのかしら?そぉっと布団をめくる。ベルニカはギョッとした。マリナの寝顔よりも何よりも先に目に映ったのは、自分の服だった。……何故?なぜナゼどうして私はいつもいつもこんな目に遭うのさ!?






 ……皆さん、どうか聞いて下さい。ワタクシ、実は悩みがあるのです。それは背が低いということではなく、非力であるということでもなく。女の子になったということなんか、もうとっくに諦めました。ワタクシの悩みというのは、マリナと一緒に……いや、女の子と一緒に旅をするということ!『(・_・;)エッ..?』って思った人、今から私が殴りに行きますよ。

 今、私は汗を流すためにお風呂に入りたいのですが…………入れません!!何故かって?決まってんじゃん。アリスの件でトラウマになってるのに、マリナにまでセクハラされたら私……


……


……


……




 腹を斬る準備は出来てます!!!


 てかまず一緒に入る時点でもう堪えらんないんですけど。鍵閉めてもマリナには意味無いし。……その前に、一緒に入る前提でしか話が進まないのがすごく不愉快。私には『一人でお風呂に入る』という選択肢が与えられないのです。メンバー的に。撞源の家では地獄だった……。




「ぅん……ぇぅ、にぃか」






 (≧∇≦;)




 寝言言ってるー!しかも今なんか『ベルニカ』って言ってるように聞こえなかった?


「ぅぃに、あぅ……ぶっ」


 ……なんだ今のは?『ぶっ』って……あぁ、もういいや突っ込むのやめよ。それにしても、寝顔ってのは誰でも可愛く…………ぅああぁ!!!よっ、ヨダレ!?ちょっ、ヤバイでしょこれ!お(ヘソ)にヨダレが溜まってくし!!



「マリナ!起きてよ!」

「む、いいすぅ?」




 不意にお腹を引っ張られる感覚がした。目の前の風景が暗転する。あぅ、気持ちわる……。




 暗闇の次に目に映ったのは、木の天井と石造りの壁。どこか見覚えのある景色にふと懐かしさを感じながらも、ベルニカは嫌な予感と同時に鳥肌がたった。



「……ガーちゃん?」




 幼馴染みの声がした。

ちなみにベルニカ、完全に透けてしまっている“何か”を着せられていました(笑)


評価・感想、メッセージを下さった皆さん、ありがとうございます。ワタクシ、とてもやる気が出ました。(更新が遅いことに変わりはありませんが)

もうそろそろ別作を投稿しようかとも考えています。未定ですがね。

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