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プロローグ2

プロローグ長くてごめんなさい。

「俺が、ガーランドと……!?」

「そうじゃ。アレを村の外に出してはならん。お前なら負ける心配はなかろう」

「しかし……」

「お前は心配ではないのか?」

 ……確かにガーランドを一人行かせるわけにはいかん。

 だが、断ることも……

 潮時か……

「わかりました」


 長老とともにブライが広場にやってきた。

 長老‥‥ブライに僕を殺させるつもりか。

 まぁ、魔女の息子だしね。

 でもそうはいかない。

 ブライは僕が唯一信じられる人間。親友なんだ。

 ブライがそんなことを了承するはずがない。

 それに、ブライでは僕には勝てない。


「始め!」

 ブライはゆっくりと歩を進める。

 剣を構えないまま、ただ僕に向かって歩み寄る。

 そして間合いに入った刹那、ブライは無造作に剣を振った。

 ブライは強かった。さすが村の五本指。

 でもこの程度じゃ僕には勝てない。それともわざとだろうか?

 僕はブライの剣をかいくぐり、足を払った。

 倒れたブライの剣を踏み、首に剣を突きつける。

「勝負…ありですね」

 長老にむかって言い放つ。長老は明らかに困惑していた。

 まさかブライが負けるとは露ほども思っていなかったのだろう。




 僕の背中には大きな引っかき傷がある。

 恐らく魔力が込められていたのだろう。全く治る気配をみせない。


 僕はあの時、ブライに背を向けてしまった。

 叫び声が聞こえた。

 正面の建物の角から顔を覗かせたのは、幼馴染のティアだった。

 ティアの視線は僕の背後。

 振り向こうとして僕は斬られた。いや、引っ掻かれた。


 そこに、僕の親友のブライはいなかった。いつも笑顔で話しかける、優しいブライはいなかった。

 代わりに14年前に父さんを殺した、あの魔物が立っていたんだ。


「お前は……!!あの時の!!!」

 当時まだ2歳だった僕は未だにやつの顔を覚えていた。

 こいつに父さんが殺されたことを聞かされたのは、僕がこいつの顔を見たその3日後。

 それでも忘れなかったのは、その後母さんの死を目の前で見たからだろう。


「ガーランドよ、我とともに来い。お前は魔女の息子。魔王となるべくして生まれたのだ」

「……魔王……?」

 魔王だと……?ふざけるな!僕がそんなものに……

「その目で見ただろう、人間の醜さを。お前の母を殺したのは、ひ弱な人間共よ」

「……確かに、僕は人間たちが憎い。だけど……父さんを殺したのはお前だ!だからだから母さんも殺されたんだ!!!」

 走り出しながら僕は魔法を詠唱した。剣と長い爪が交錯する。僕はすれ違いざまに冷気を放った。

 魔物も、魔法ではない「魔術」を放つ。二つの力がぶつかり合って弾けた。その欠片が偶然ガーランドを襲い、とっさの判断が出来ずに直に受けてしまった。

 だが見た目には何も変わったところは無く、ガーランドはただ呆然と魔物と向き合っていた。

 魔物も、何も起きないガーランドの体を不思議な表情で眺めていた。

「何を呆けておる!さっさとせんか!!」

 ……長老・イズ・KY。

 ってゆうか、今の言葉は誰に向けて言ったんだ?(魔物じゃね?)

 長老の声でわれを得た魔物は姿を消してしまった。

 ……また逃がしてしまったか……次は無いと思えよ!

 しかしさっき受けた……魔術?いったい何の……

 あっ、なんだかすごく眠い。ヤバッ、倒れそう……



次回から更新が遅くなると思います。

あ〜忙しい忙しい;

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