プロローグ1
小説を書くのは初めてです。至らないところもあるでしょうが、そこはまぁ大目に見てやって下さい。
少年は強くなりたかった。
誰にも負けないぐらい強くなりたかった。
そしていつかできれば、復讐してやりたかった。
僕の気持ちを、苦しみをわからせてやりたかった・・・
僕は高く頑丈な外壁に守られた村に住んでいた。大陸の南東に位置する辺境「イリス」。
大きな村ではないが、海に面しているため魚がよく獲れ、それなりの生活は確保できていた。
外に出れば魔物がウヨウヨいるため村は閉鎖的だったが、村から離れた海水に浸食されていない土地に田畑を作り、魔物に荒らされないよう戦士たちが見張りをした。
そして出稼ぎの戦士たちが持ち帰る物資を村のみんなで分け、人々の生活は潤った。
戦士たちは帰ってくると村の外の話を聞かせてくれた。魔物にやられた村の話を聞くたびにガーランドは悲しくなった。
どうして魔物は悪いことをするんだろう?何故人を殺すの?
そういえば母さんが言ってたっけ……
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「魔物たちは悪くない。悪いのは魔物を操っている[魔王]よ……」
「魔王がいなくなったらいいの?」
「……そうよ。魔王がいなくなったら…………」
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……魔王がいなくなれば……もう悲劇は生まれない!
……時は来た。
「どーしんたんだ?最近ロクな返事しねーな」
「ん……なんでもない」
やっぱ生返事になってたか。考え事するとまわりに注意が向かないのはいつまでも直らない。
「いつも言ってんだろ?なにかあったら俺を頼れってよ☆」
「うん……」
ブライはいつだって優しい。幼くして親を亡くした僕は、その優しさにどれだけ救われたことか。
彼を悲しませることはしたくなかったが、僕はもう心に決めていた。
この村では男児はみな5歳になると剣術を習わされる。
自分の身は自分で守れってことだ。
ブライはとても成長が早かった。剣の腕も、体も。
まだ16歳なのに村の五本指に数えられるほどだ。
村一番の剣士と呼ばれるようになるのも時間の問題だろう。
僕はというと・・・サボってばかりだった。
実は日中こっそり村の外に出て魔法の練習をしていたんだ。
僕の母さんは魔女だった。
父さんと母さんはある遠い町で知り合った。
そして偶然その町が魔物に襲われたから、二人は一緒に戦った。
それからは二人はいつも一緒に行動するようになり、気づけば母さんは妊娠していたんだそうだ。
子どもを連れて旅をすることはできない。そう判断して、二人はイリスに帰ったんだ。
その後 僕が生まれた。
イリスにも度々魔物が襲ってきたけど、父さんは強かったから危ないことなんか一度もなかった。
母さんも戦わずにすんだ。
魔女はこの世界では「魔王の子ども」だと言われている。
もし魔女だってばれたら、母さんは村にはいられなくなる。
父さんは、母さんの正体がばれないように命がけで戦ってきた。
でもある日、いつの間にか村の中に侵入した魔物が父さんを殺した。
戦士たちはだれも太刀打ちできなかった。
母さんは僕を守るため、仕方なく魔法を使った。
魔物は魔法を嫌がり、すぐに逃げていった。
母さんのおかげで村は救われた……はずなのに……
村のみんなは母さんの正体が魔女だということを知り、母さんを恐れた。
そして、「殺せ」という声が上がった。
母さんは、自分が救った村人たちに殺されたんだ。
母さんは抵抗しなかった……
「そういうと思っておった」
僕は長老に挨拶に行った。もしかしたらもう帰らないかも知れないけど。
「条件がある。ブライを倒せたら村を出るのを許そう」
取り敢えずプロローグなので、ちゃっちゃと行きましょう。
まだプロローグ終わらないですけどね。。




