第0.2話 プロローグ3
遅くなりました。
第0.2話 プロローグ3 あの日の男の言葉から少年達の日常は一変した。まず、住む場所が変わった。男の言葉の後少年達は突然黒いローブに身を包んだ人の集団に連れて行かれたからだ。そして少年達のいた街では見ることが無いような施設で暮らす事になった。 そしてまず勉学を学び始めた。しかし只の勉学ではなく少年達が習ったのは所謂ゲリラ戦術と呼ばれるものであった。当然このような毎日が続いた事で不満を言う子供が出てきた。少年もこの意見には賛成だった。だが少年達は今まで施設の人間が怖く文句を言った事が無かった。だが遂に少年達の不満が一気に爆発する事が起きた。 ある日、施設の教師が少年達にあるアタッシュケースを配った。皆がそれを開けると其処には黒光りした鉄の塊、所謂銃と呼ばれるものが入っていた。それを見て教師はゆっくりと口を開いてこう言った。 「君達には今からその銃を使って殺し合いをしてもらうよ。」 少年少女達は当然ざわめき出す。そんな中一人の少年が教師の前に出てきて我慢の限界だったのだろうか、こう叫んだ! 「何で俺達が今まで一緒に暮らしてきた奴らを殺さないと行けないんだ!?俺達をあの人の所へ帰s」 少年の言葉が遮られた。少年の眉間には大きな風穴が空いていたのだ。そして教師は銃を持ちながら少年達にこう言った。 「生きたければ殺し合え!貴様等に拒否権は無い!」 この言葉で少年達は急いで銃を準備し教えられた通りの構えを取る。恐怖に皆がふるえている中、白髪の少年は誰よりもふるえていた。何故なら、 「何で僕だけ!?」 彼のアタッシュケースの中に銃は無く一本のナイフが入っているだけだったのだから・・・・。
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