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要たち2人の前に現れたのは、5、6人の研究員の集団だった。




その研究員たちの中央には一人の少年(ちょうど要と同じ年代に見える)がいる。




黒髪に綺麗な黒目、色白の肌が印象的で、彼の周りだけ空気がちがうような気がした。




「おぉっ、これはこれは」

「この度はおめでとうございますっ!」

「ありがとう」




博士に気付いた研究員たちは、博士に群がる。




博士が自分を生んだことに対して祝福を受けていることなど、要は知るわけもなく、ただ少年を見つめていた。




少年は、研究員たちの会話に加わり、博士からも何か話を受け答えしていたが、




要の視線に気付いたらしく、ちらりと要の方に目をやった。




視線がぶつかり、思わず肩を揺らした要に、少年は微笑を浮かべ、恭しく頭を垂れた。




要もつられて軽くお辞儀をする形になり、また少年はくすくす微笑む。




何故自分が笑われているのかわからず、きょとんとする彼だったが、少年の好意的な反応に少し興味を覚えた。




そうこうしているうちに、大人が話を終え、彼らはそのまま別れた。






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