表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/8

暗闇の中、電子機器が緑色に光を放つ。

ただ単調に蛍光な緑だけが並べられているが、その中で一つだけ、異常信号を示す、赤い光があった。まるで暗闇を裂くように。












No.329は目を開けた。



そこは温かい羊水が入った透明な容器の中だった。



自分に貼り付けられたいくつもの線を見つめ、No.329は何を思うわけでもなく、ただゆっくりと立ち上がる。


その拍子に、貼り付けられていた線がプチプチと軽い音を立て彼の身体から離れていく。


ぼぉ…っと漂う意識の中、No.329は鉄の扉に手を押し当て、扉を開けると力尽きたかのように床に突っ伏した。









研究員が逃げ出す中、隊員が

研究員たちとは逆の方向へ走っていく。



隊員は、耐水・耐熱性の厚手の隊服に身を包み、背中には二つ、高圧気体などが入った円筒容器を背負ってNo.329の部屋に急いだ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ