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公爵令嬢は石がお好き?  作者: neihaseki
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プロローグ


よく晴れたとある日、グロウ公爵の屋敷に2人の産声が響いた。一仕事を終えたこの家の奥方のベットの横に寝かされた男女の双子は誕生と泣き疲れにより今はすやすやと寝ていた。

その二人を愛おしそうに眺めるアリアはベットの脇で感動で咽び泣く自分の旦那様を見て幸福に満たされていた。


翌日、目を開けた双子は男の子は母と同じ栗色の髪に父と同じ黒目、女の子は母に瓜二つの同じ髪色、澄んだ空色の瞳であった。

双子の誕生に沸いている公爵家であったが、娘の瞳を見たアリアはまさか自分と全く同じ瞳の子供が生まれると思っておらず、内心ひどく動揺していた。

もしこの子が自分のように理解できない力に翻弄されてしまったらどうしようとひどく悩んだ。そして祈った。どうか、この子が何者にも縛られずまっすぐに生きる事ができるように。と


男の子の名前はリアム、女の子はミルキーと名付けられた。

双子はよく飲み、よく寝てすくすくと成長していた。

貴族社会では珍しくアリアは乳母をつけず、侍女の手を借りながら自分で双子の世話をする事にしていた。双子の父であるハリーは、幾度となくアリアの体調を気遣って乳母を付ける事を提案したが、頑として彼女は受け入れる事はなかった。アリアは双子の毎日の成長1つ1つを逃さないように大切に見つめ、双子との時間を取るために自分の仕事は深夜にするほどだった。

後に、彼女の侍女は振り返る。奥様はまるで自分の未来がわかっていたのかと・・・。


 1歳を過ぎると双子は目の色は違えど同じ容姿が一緒になってよちよちと歩き、笑い、泣くその姿に屋敷中の人間が癒され、慈しんでいた。やがて双子も少しずつしゃべるようになり、母親との会話が楽しいのか、寝ている以外いつも3人で過ごしていた。


母は祈った。


どうかこの幸せが永遠に続きますようにと。








初書きなので至らない点があるかもしれませんがよろしくお願いします。

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