表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

39/85

8話〜一頭目で駄目でした〜

すみません、体調が悪く今話かなり短めです。コロナとかのような気管系ではなく多分腸の具合が悪いやつです。

 研究機関の研究者たちの解体の手際は見事、と言う他なかったのが上階の見学スペースから見学をした一行の殆どの感想だ。なお、一人だけ感想を述べる余裕など無かったことは言うまでもない。


「大剣くらいの大きさの包丁なんて初めてみたよ。しかも内臓に一切傷つけずにスーッと刃が入っていくのは凄かったね」

「あたしじゃあそこまで細かく刃を扱うのは無理だな。見る見るうちにワイバーンが皮と肉と骨と中身に分けられてったよな。あと近くの記録係がスケッチめっちゃ速え。……なあミアル、解体参考になったか?」

「ううん。速過ぎて殆どわからなかったよ。強いて言うなら甲殻の隙間から刃をいれて、あまりぎこぎこしない様に切る?でも刃渡りと切れ味がないと厳しそうだね」

「あと平然と切り出した部位運んでる連中もあまりに自然で流していたけど大概だよな?」

「ギルマス並みの筋肉男が研究用の白コート着て木材みたいに骨とか担いでるの違和感すごかったよね」

「おいお前ら、感想言い合うのは後でにしろ。確かにギルド(うち)の職員でも学ぶべき点は多かったが今その話は止めた方がいい。()()、そろそろ限界だぞ?」


 三人の会話を止めたディーゴが視線で示すとそこには必死に手すりにしがみついてなんとか立ち続けようとする顔面蒼白なターシャがいた。


「血が……血がどばって、中身がずるりってぇ……皮が、あんな風に剥ぎ取られて……」


 やはり解体現場は刺激が強すぎたようだ。ただでさえ血の匂いが漂うこの場に不慣れな者が居続けること自体きついはずだ。それでも意識を失わなず最後まで見届けた精神力は相当なものである。が、彼女は肝心なことを忘れていた。下の現場から声が聞こえる。


「おーい!スケッチ終わったらワイバーンは一旦どけるぞー!()()()()()()()()だからなー!」


 そう、おかわりがあるのだ。既に"奈落"から取り出されており別室で計測や記録が行われているのだがじきにここに運ばれるだろう。


「次……次があるのですね……」


 ディノレックス(おかわり)の存在についに限界を迎えたターシャが崩れ落ちる。慌てて唯一彼女が第二皇女と知るダリウスが駆け寄る。


「でん……ターシャ、ここまでにしましょう。よく頑張りました。我々も素材の取り扱いについて協議したいから休みましょう」

「はい……そうします……しばらくお肉は食べたくありません……」


 そんなターシャの様子をミアルが懐かしいものを見る目で眺めている。


「思い出すなあ。最初は梓美も顔真っ青だったよね」

「魚介類なら抵抗ないと思ってたけどククラプター解体するときは手がめっちゃ震えた。慣れたのいつごろだったかなぁ……」

「ちょっと待て今ククラプターっつったか!?」

「高級品を練習台とか何考えてんだ!?ギルド内でそんなこと言ったら荒れるぞ!?」


 まさかの梓美の魔獣初解体が高級品として有名なククラプターだったことにフィリスとディーゴが驚愕する。


「だって手ごろな大きさで練習にはちょうどいいんだもん。美味しく食べれる方が解体への抵抗感も減ると思って」

「そりゃ猪よりずっと軽いし体型的にもディノラプターに近いから応用も利くだろうがよ」


 そんな会話をしている四人にダリウスが呆れたような声をかける。


「だから君達、その手の話題は終わりにしたまえ。ってターシャ!?」

「ふぅ~-----」


 不幸なことにターシャはつい先日、ククラプターの料理を口にしていた。あの時食べたご馳走が材料になるまでの過程をつい今しがた見届けたばかりに食べたククラプター料理と解体の全工程が同時にフラッシュバックしターシャの精神は限界を迎えた。倒れようとするのをとっさに受け止めるダリウス。


「さて、私とディーゴ君、そして所長はこれから素材の取り分について話し合いするのだが……君達、その間ターシャを頼めるね?」

「え、ボクこのままディノレックスの解体も……」

「た の め る ね ?」

「……はい」


 有無を言わせぬ迫力に了承するしかないミアルだった。


体調が落ち着くまでは暫く短めの話が続くかもしれません。数日すれば回復する類なのでできるだけペースは落とさないようにします。


『面白かった!』

『続きが気になる!』

『もっとバトルを!』

『ミアルと梓美をもっとイチャつかせろ!』

他諸々という方がおられましたら大変励みになりますので感想やブクマ、広告下の評価(⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎になってるやつ)を宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ