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先生に愛を叫びたい  作者: マキト
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逃げる


回想している間に化学準備室に着いた。


彼女達の戦いはまだ続いている。



「失礼しまーす。

藤崎先生ー、ノート届けに来ましたー。」


「おお、ありがとう。」


「あんたなんかがシュンくんと行っても、シュンくん楽しくないわよ!!」


「はぁ!?彼氏のプレゼント選びに連れて行くあんたとよりは楽しいわよ!」


『ねぇシュンくん!!今度の休み、一体どっちと一緒に遊びに行くの!!?』


「え、いやー」



どっちとも行く気無いんだけどなー焦


あーー、あっ!!


この状況を回避する方法を思い付いた!!!



「俺実は、今度の休みは藤崎先生とお出かけに行くんだよねー」


「えっ」


「えっ」


「えっ」


「え、いや何先生まで驚いてんの。裏山すぎるんだけど」


「お、おい?」


「先生頼みますよ。俺を救うと思って!(小声)」


「ああ、わかった。(小声)

あーそうなんだよ!忘れてた。忘れてた。」


「ちぇー仕方ないなーじゃーまた今度ねー」


「忘れないでねー」


「はいはーい」


ガラガラピシャンッ



はー、一時しのぎとはいえ、とりあえず助かった。


あそこで片方に行くって言ったらもう片方からの恨み半端なさそうだったし。


喧嘩は嫌だからね!!



「先生、ありがとうございました。

じゃあ、僕もこれで」


「ちょっと待て。

さっき、俺と出かけるって言っただろ?」


「え、いやあれは……」


「まあいいから、今度の土曜、凪坂駅前に10時に集合な」


「うえ!!?あ、はい!」



想像もしてなかった、(妄想はしてたけど)

先生との休日イベが発生してしまった!!


う、嬉しすぎる!!

もしかして俺、これで人生の運全部使い切ったのかな……


それでも良い!!!!



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