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終末世界の機兵使い  作者: 城神 タクト
3/3

初めての機兵バトル

遅れてすみません。

6機の機兵の爆撃は、凄まじい限りだ。残っていた建物は崩れ落ち、大地は吹き飛んでいく。

「何で爆撃されるの?」

聞かずにはいられなかった。だってさ、みんなそう思うでしょ?理由に心当たり無いのにさ。

『おそらくですが、ご主人様をあぶり出そうとしているのでしょう』

冗談じゃない、そんな事で爆撃するような危険な奴は1人しかいないだろう。俺の妹と話していたあの男だろう。

「とにかく、止めないとな。ムーン・ナイトは出せるか?」

『武器は、まだ完成してないので予備の武器を使って下さい。ムーン・ナイトは出撃可能です』

よし、なら行きますか。

準備よし。

「よし、行くぞ!」

『了解。ムーン・ナイト、カタパルトセット・・・完了。パイロット、スタンバイ・・・OK。出撃します』

行きまーす!!

――――――――――――――――――――――――――

六里視点

「現在、【プラント6】周辺を爆撃中、依然として反応は見られない」

『先輩ーー!!いいですか?絶対に、何があっても、病院だけは攻撃しないでくださいよ!?」

うーん、私のオペレーターがうるさい。そんぐらいは心得ている。

「まあ、少しぐらいは崩れるかもしれんがな」

『先輩~?本当にやったら本当に許しませんからね!!」

あ~、はいはい。本当にうるさいよ。

「黙っていれば素晴らしい美少女なのに・・・」

『・・・え、何か言いましたか?』

本当に残念な奴だ。

――――ピーピーピーピー!!!!

何?これは!?

「熱源反応有り!しかも、速すぎる!!全員、出てきたら撃ちまくれ!!」

『『『『『『了解!!!!』』』』』』

そして、そいつは現れた。黒と銀の騎士のような機兵。私の本能が『こいつは危険だ』と訴えてくる。なら、やることは一つ。

「総員、攻撃開始!!!!」

6機の機兵の一斉攻撃に耐えられるはずがない。

さぁ、蹂躙劇の始まりだ。

――――――――――――――――――――――――――

刀夜視点

「うわっ、いきなり撃ってきやがった!!」

『まあ、あちらからすれば敵を撃つのは当たり前の事かと思いますけどね』

「分かってるよ!!」

まあ、撃たれても平気なんだけどね。

何故なら、隕石が墜ちてきても傷一つ付かないメテオ鉱石を装甲とシールドにたっぷり使っているからだ。ってアイアが言ってた。

「じゃあ、お返しに・・・!!」

背中に付けて置いた銃を構える。

説明しよう。この銃は【GKライフル】。ムーン・ナイトに組み込まれている永久機関【月光炉】のエネルギーをビームにして撃つという物だ。

ギューーーーーン!!!!

早速撃ってみた。そして・・・

「うわー、凄い威力だ。かすっただけのはずなのにな」

俺の見る先には、2機の機兵がビームがかすった所を中心に溶けているのだ。

『カイ!コウヤ!くっ、お前達の死は無駄にしない!!」

イヤ、死んでないけどね。コクピットは外したし。

『全員、近接戦闘に切り替えろ!全員で、2人の敵をうつぞ!!』

と言って、銃をしまって剣を出した。なら、こっちも・・・。

『な、何だあの武器は!?』

『刃、刃が光ってる!?』

こちらが出すのは、俗に言うビームサーベル、正式名称【GKサーベル】。さっきのGKライフルのサーベル版だ。

『『『『二人の敵ーーー!!』』』』

隊長以外が一斉に襲って来たが・・・

「無駄」

たった一言だけ言って、切り捨てる。こちらの方が、圧倒的に切れ味が良い。

「さて、残りはお前だけだが?」

隊長にサーベルを突きつける。でも、返答は・・・

『降参したいが、部下達の事もある。それにお前を野放しにしておくと、仲間が危ない。私の担当のオペレーターは、そこの病院に眠っている兄を待っているんだ。だから、この命に変えても貴様を倒す!!』

あー、その兄っていうの、俺の事だ。

『行くぞ!』

そう言って、繰り出した一撃は今まで見てきた中で、一番良かった。

けどね・・・

「それでも俺には勝てない」

そう言って、俺は手足を一気に切り落とした。

次は、機兵は出ない予定です

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