表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3世代『〇〇』旅行記~異世界行ってチートになっても親父と爺ちゃんには勝てませんでした~  作者: othello
第0章『プロローグのようなあらすじ』※一応読んでおいてください
4/20

№004

連続投稿4日目ついに折り返し地点。やった―!

 4人となったトモたちはノスウェスト大陸4天王のいる街に近い都市に来ていた。

 そこで、4天王の王城潜入の作戦を考えているととある人物に見つかってしまう。

「――――、トモ君?」

 そこにいたのは、池田 玉理。そう、つまり・・・

「――――、たまちゃん?」

 この地に探しに来た、助けたい人に出会ったのであった。

 しかし、勇者である彼女はすぐにつれて行かれてしまう。


 その日の夜。トモは玉理の住む屋敷に潜入。

 玉理と束の間の時間を過ごす。

 そして三日後にほかの大陸の勇者がそろい、最後の4天王討伐のための軍を動かすことを聞かされた。

「ならば、それを囮にして僕たちは侵入して4天王を囮にして邪神を倒す」

 彼女は「期待して待ってる」と、とてもうれしそうに言った。

 そして3日後。

 4天王の王城にて、邪神軍との戦闘が始まった。

 その裏ではトモたちはパラグライダーを使った人形部隊をさらなる囮とした潜入作戦を行っていた。

 多く守衛兵が上に注意がいっていたためそのまま暗殺した。

 脱出用の通路と思われる通路を多り、王の謁見の間に入ったトモは思わず舌打ちをした。

 王城の謁見の間に着くと、そこにたのはノスウェスト大陸の4天王ではなく。

 1度だけ見た弱った邪神の幼い姿ではなく、その幼い姿を成長させた大人の姿だった。


「よくきた。トモよ!私としてはとてもうれしく思う。」

 なぜか邪神はトモを見るなりとてもうれしそうにそう言ったのだった。

「私は、貴様が勇者召喚によって召喚されし男だと思った。しかし見れば貴様、私の手を加えた勇者召喚陣によって現れた、『魔王』出そうじゃないか!こちらの世界では魔王は勇者同様、巨大な力を持ち、闇を払う存在として扱われるが私は知っている。それは、やがて世界を手に入れるという呪いをいや、概念を初代魔王によって封じられたからである。

 私はそれを開放して、貴様を我がものにする。どうだ?『世界が欲しくはないか?』」

 最後のセリフを聞いたとき、自分の魔王の部分に強力な力を送り込まれた気がした。

「ふふ、きいているな。『目覚めよ、魔王!』」

 そう言って邪神の黒い歪なオーラがトモを襲い、右胸の紫の光に入り込んでいく。

 やがてトモは膝をつき、倒れてしまう。

「トモ君!」

 ちょうどその瞬間、玉理が現れた。

 玉理を見るトモの目に神の寝所での出来事を思い出す。

 玉理がこの世界にいるとわかって僕はなんと言った?

「決まっている。僕もそこにつれて行け」

 いま彼女はここにいる。

 ならば、あの邪神の思い道理になっていいのか?

 それは、彼女を敵に回すことになるのではないか?

 その瞬間、トモの体が適応を始める。邪神の力を完全の取り込み、循環させる。

 邪神の力で破損したところを修正・強化して行く。

 そして漏れ出るその力の周り神気に吸収させ、その神気を体の周りに循環させる。

 いつのまにか、魔王の能力は魔帝に代わっていた。

 魔王、それは自分の中に自分の世界を作り、自分を世界の理から外す魔導の使い手に送られる名。

 それを超える存在。その自分の中に作った世界をとの世界に干渉させることのできる存在そのものを神は、魔帝と呼ぶ。

「はあ、拒絶するか。どうやらそこの小娘たちのせいかな?・・・では、ころすか。『上位眷属召喚:邪獣化』」

 すると邪神の前に4つの魔方陣が現れ、そこには見たことある人物が並んでいた。

「・・・四天王たち」

 そう言ったのは玉理だ。

 玉理は4体の内の一体はよく知っており、ほかも写真で見たことはあった。

「ユ・・・ウシャ・・コロ・・・ス」

「テキ・・ハイ・ジョ・・」

「ニ・ゲロ・・ユ・・・・シャ・・」

「ハカイ・・ハカイ・・ハカイ・・ハカ・ハカ・ハhハハハハアハハh・・・・」

 一体だけ様子がおかしい。玉理はその一体に手を伸ばし、「・・・テトモンド」と呼びかける。

 調べると、あのテトモンドは邪神軍でありながらしんりゃくをしなかった人との融和を目指した心優しき者だったらしい。邪神の配下は元々未練を持ったものを召還し、その欲望を支配・書き換えを行い、自らの私兵としていた。彼はそんな書き換えに対抗したものだったのだろう。

 なんとかできないかと思っていると、邪神は4天王の後ろに4体の邪神と同じ気を纏う獣を召喚した。

「・・・トモ君、なにあれ?物凄くやばい雰囲気がする」

「ああ、あれは邪獣。邪神に飲み込まれた4聖獣の末路だ」

 邪獣。それがあの獣の名。

 元の名は、青竜、白虎、朱雀、玄武。聖獣と呼ばれし4体の獣だった。

 まだ破壊神が取り込まれて間もないころ、聖獣は最高神の命を受け、邪神討伐に向かうも破壊神の基本スペックに、邪神の高度な頭脳が相まって敗北。

 邪神に取り込まれ、そのまま邪気をすこみ続けて堕落してしまった末にあの姿になったらしい。

 堕落してなお聖獣としての能力は健在だった。そして守るものが無く、力をありのままに使う聖獣は多くのジパングの民を苦しめ、この僕でさえも苦戦を強いられるはめになった。

 そして聖獣は4天王を・・・喰らった。

「・・・は?」

 そう言ったのはシズクだっただろうか?

 まるで分らない。仲間割れでもしたのだろうか彼女はそう考え、トモに聞こうとすると、彼がすごい汗をかいていた。

「・・・全員、一人一体相手しよう。俺は邪神と戦う。」

 トモにそう言われた彼女たちは武器を構える。

 玉理も武器を構えつつも、テトモンドを喰らった邪獣を見ている。

「玉理!君にあの四天王となにがあったかは知らない。もしかしたらあの四天王はいいやつだったのかもしれない。けど、あの邪獣は邪の強さならば邪神の次に強い。つまり、こういってはなんだが、彼はもう取り込まれきっている。だが、助ける方法が無いわけではない」

 玉理はそう言われるとこちらを強く見る。

 あの四天王が玉理にどれほど影響を与えたのかわかり、珍しく嫉妬を抱くがその気配を感じた邪神の喜ぶ気配にすぐに己の感情を制御する。

「だが、彼は元の姿にはならない。しかし、もう一度会えるかもしれない。どうする?」

「私にとってテトモンドはこっちの世界のことをちゃんと考えている人だった。だから、私は彼にお礼を言いたい。この大陸の腐りきった貴族社会を潰し、私を強く育ててくれたあの人に」

 玉理は目がから流れる水を袖でふき取ると強くうなずいた。

「話し合いはすんだかな?やはり北西の王は裏切っていたか。まあいい。我が獣の糧となったのだ。有効活用できたと言えればいいか。では、始めよう。行け、我眷属!」


 それからの戦闘は激戦だった。

 先に仕掛けてきたのは邪獣たちだった。邪獣をシズク、剣神、破壊神、玉理が相手をし、

 彼女たちが4体の間に身を作ると、朋友はそこを一瞬で通り向けて邪神にこぶしを振った。

 しかし、邪神は破壊神に纏わせている時よりも力の面では劣っていたものの、攻撃の質・手数が圧倒的に上がっていた。

 そのため、朋友の先制技。最速の一撃を受け流した。

 邪神はダメージを負ったことに驚き、最初から全力を出そうと邪気を完全開放する。

 このままでは、周りにいる味方はすべてこの気のせいで恐怖状態になってしまう。

 そして、朋有は満を持して進化した魔王の力。『魔帝』による固有結界を作り出し、邪神と自分をその中に取り込む。

 結界の中は海にさびしく浮かぶ草ひとつない小さな島の上だった。

 島の広さは東京と同じくらい。夢の国と同じくらいと考えてくれていい。

 邪神は二人きりなのは初めてだね。と、嬉しそうに笑うと攻撃を仕掛ける。

 普段魔導によって自分の内側に固有結界を作ってそこにエネルギーをためて回している朋友としては体内の魔力を魔導なしで回すのはきつく、思ったように体が動かなかった。

 そこで彼はまだしい所にいたころ、力が使いこなせずにいたころの力の使い方を試してみることにした。

 それは、魔導のみですべてを補う『黒』と神気のみですべてを補う『白』、と純粋な精霊の魔力でつくる『銀』。本当はこれらを混ぜた状態もあるのだが、不完全なのと時々、暴走しがちなため封印している。

 今は、魔導は使っているし、魔力はいざと言うときの切り札だ。

 ならば、白しかない。

 そして、そこには最高神の加護を持ちし、白銀のローブを羽織った男となる。

 邪神は唇を一舐めすると、「その白。真っ黒になーれ!」と子供のようにされど妖艶に邪気で作った無数の針を飛ばしてきた。

 それを召喚した神霊刀『叢雲』で当たりそうな奴だけ軌道をずらす。

 それからは空と陸と海。すべてで戦闘を行った。

 白は背中に神輪と呼ばれる輪を作ることで背中に楕円状の羽を作ることができる。

 これは神所で得た知識だが、この羽は神としての格によって羽が増えるらしく、最高で12枚らしい。

 ちなみの僕は3対、6枚。最低が1対、2枚らしいから少しすごいのではないかと思う。

 機動力、速度共に互角と言えるがいかんせんこちらはこの状態に不慣れでかなり不利な状態だ。しかし魔力による循環強化、多重魔法を駆使し、何とか傷つきながらも邪神を追い込んだ朋友。そんな安心感からか膝をついてしまう。しかしそんな一瞬のすきを突かれ、邪気を体内のエネルギー創生機関に集中させ、肉体攻撃に空間攻撃をも載せる覚醒状態に入り、固有結界が崩壊する。

 固有結界が割れた朋友と邪神は結界に飲み込まれたとき同じ位置立っていた。

 周りを見ると邪獣は倒れ、4人は満身創痍になりながらも壁際に座っていた。

 息はまだある。

 彼女たちは自分を信じ、邪獣に勝ったのだ。

 邪神はその光景を見るに、怒りをあらわにして特大の邪魔法を放つ。

 それは4人のところに届くことはなかった。

 その魔法の前に、灰色のローブを着た男が立っていた。

 邪神は自らの危機を感じ、急いで外へと逃げる。

 しかし、外に出てすぐに目の前に灰色の男。そう、すべてが灰色の男がいたのだった。

『終焉神』。神と魔王の力を適応力の高い人間が持ったことで生まれたすべてに適し、すべてが半端な存在。

 彼は身勝手な存在、ジョーカーである。

 彼は邪神を倒すべき勇者を押しのけ、鉄槌を下すべき神でもなく、さらに世界を闇に落とす邪神よりも早く、この戦いに終焉をもたらす身勝手な存在。

 晴れの背中には3対、6枚の楕円の羽根に上が伸びたひし形のような黒紫の羽。

 そこには6対、12の羽根を持ちし、高位神と同等の力を示す存在がいた。

 彼は羽を飛ばし、白と黒。相反する羽から流れる雷撃により、邪神を拘束する。


「くっ、舐めていたよ。まさか君は高位神と同等の存在だったとは」

「・・・」

「だが舐めるな、私はこれで―――――!」

「次はない。『終焉の警鐘』」

 すると、暗雲の中から紫の光に包まれて純白の鐘が降臨する。

 そしてそれは盛大に揺れて、きれいな鐘の音を鳴らす。その瞬間、邪神は抵抗をやめる。

 いや、抵抗できなくなる。

 それと同時に、朋友の目の前に人1人が通れるくらいの純白の門が出現する。

 邪神はそのまま門お前まで行き、開かれた門の中に悲鳴と共に消えて行った。

 そして、鐘は白き光と共に消え、地上の勇敢なる戦士たちに加護を与え、来ていった。

 終焉神状態が切れて、元へと戻った朋友はそのまま気を失なったのだった。


お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ