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3世代『〇〇』旅行記~異世界行ってチートになっても親父と爺ちゃんには勝てませんでした~  作者: othello
第1章 『まずは仲直りしましょう』→男はあれで語り合う
13/20

№13

定期更新です。

 

 ※※※


 靖国は朋友が気絶したのを見て朋友のもとへ向かおうとするものの、自分も満身創痍の為バランスを崩してしまった。

「・・・情けないの、靖国」

 そんな彼を支える腕があった。

 彼は靖国よりも老けているように見えるが年は二つしか変わらなかった。

「・・・仁。旧友に対してそれはないんじゃないか?孫の成長にはしゃぎすぎただけなのだから」

 すると仁は鼻で笑うように朋友を見た。

 朋友の周りには彼の孫と靖国の孫と彼らのもう一人の旧友池田家元当主の孫娘の姿があった。

「・・・貴様の孫は家出しても忘れらるような小さき存在ではなかったようじゃな」

「・・・そうじゃな。なにせ、朋友はわしの孫じゃからな」

「ここにきて、孫バカか?ずいぶんと鬼神も丸くなったものじゃな!」

 仁はそうバカにするように靖国に言うと靖国「・・・そうかものぉ」と小さく笑った。

 それを見た仁は少し茶化したことに罪悪感お覚え、自分の羽織を靖国にかけてやる。

「その銀の腕を早くしまわんか。・・・明後日、久しぶりに飲みに行かんか?」

「いいぞ。今日あったことを詳しく教えてやるかの・・・」

 そう言って二人のおじいちゃんは気絶している一人の前で騒がしくする孫たちを見るのであった。



 ※※※


 数分間にさかのぼり、叡二の仕掛けた結界前にてその一団は朋友の最後の一撃とそれを見事に打ち上げた靖国の戦闘を見ていた。

「これが朋友君の今の実力・・・」

「さすが、兄さん。僕じゃあ、じいちゃん前に1分もたってられないですからね」

 礼人に勇気は中継画面に映った朋友をキラキラした目で見ている

「さすが兄様。おじいちゃんをあそこまで・・・」

「そうね、あのくらいやってくれると思ていましたわ。・・・って、朋友君!」

 絆がとろけるような目で、彩音が頬を朱に染めながらつんつんしたことを言っていると、画面の朋友が倒れたのだった。

「・・・トモ君」

 そうつぶやいたのは護衛としてきていた一人の女性。彼女は走り出すも結界に侵入を阻まれてしまった。

「まずは、父さんに結界を解いてもらわないと」

 そう言って勇気が父さんの方へ向かおうとすると、その横には礼人たちのお爺様が立っていた。

「なんじゃ?・・・ふむ。なかなかいい結界じゃの。しかし邪魔じゃ。『消えろ』」

 その瞬間に、彼の振れていた部分5メートル近くの結界が見事に消えた。

「・・・ふん。今にも倒れそうじゃな。腕でも貸してやるかの...」

 そう言って、お爺様はその年齢とは思えない驚異的な速度で靖国の隣に立ち、彼に腕を貸していた。

「おじい様が結界を開けてくれました。今の内に入りますよ」

 彩音がそういうと、5人は急いで朋友の下へと向かった。


「トモ君!」

 一番先に朋友の下にたどり着いたのは護衛の女の子だ。

彩音(あやね)さん、礼人(あやと)さん・・・」

「今、彼女。兄様をトモ君と・・・」

「ええ。彼女は確か医者でしたよね?」

「はい。・・・日本医学の名家。『池田』家の娘さんの『玉理』さんです」

 それを聞いた瞬間。絆と勇気は焦った。二人は気づいている。

 彩音が朋友にたしてどういった感情を持っているかを。

 そして少し前の父親たちの会話。あまりよくはわからなかったが言葉道理受けるとしたら。

「「あの人は兄さん(兄様)の婚約者だ!」」

 と心の中叫んだ。


 私は倒れた彼を見ていてもたってもいられなくなった。

 あっちの世界で私は新たなる医学を手に入れ、医療方法を手に入れた。

 しかしあの世界で私は、彼を一度の癒すことはできなかった。

 いや、正確には外傷をかな?なんか、相談に乗ってあげたときに気分が軽くなったって・・・言われたときはうれしかったな~。


 ※(思い出に浸り中。顔を真っ赤にしてとろけているのでちょっとスキップ)


 はっ、いけない。思い出に浸ってしまった。

 私は勇者力による異能でこの結界を破れないか考えていると隣におじいさんが立っていた。

 この方は・・・!

 私はこの方の正体を聞いていた。

 そのおじいさんは結界に手を伸ばし、何かつぶやくと最後に『消えろ』と言った。

 そこからは目を疑った。

 私が勇者力を行使して何とか突破できるんじゃないかと言う結界をいともたやすく。

 しかも、最低限だけ破壊したのだ。

 私は勇者力の一つである鑑定Ⅸで失礼ながらもそのおじいさんを調べようとすると。彼はもうその場に居らず、朋友のおじいさんの下にいた。

 私の鑑定は視認できる距離に応じてその精度と内容は変わる。

 ここからでは、私を基準とした脅威レベルしかわからない。

 ランクはEからAを通常としてS(防戦一方)、SS(即時退却)、SSS(覚悟すれば一太刀あり)、

 EX(不可避の死)となる。

 そしてかのおじいさんは・・・EX。

 異世界より帰った私ですら、かなわないものがこの地球にもいる事を深く思い知らされた瞬間だった。


 そんなことよりもとトモ君の傷を治さなくては!

 彼女はそう思い、急いでバックを開く。そこからさらにそのかばんと同じサイズのカバンを出す。

「勇者力解放。『無菌領域』・『時間操作』・『魔術付与・治癒』―――魔術回路および、氣の流動修復術式を開始する」

 彼女はそう言うと、朋友の額を2回ほどたたいた。

 すると、朋湯の体の中から色の薄い朋友が浮き出てくる。

 これは精神体。魔術・魔導はここで使っている。

 普通は固有結界に干渉しはじき出されるか、結界破損による精神核爆発(固有結界の世の理に干渉する力が中途半端に作用し、他人の精神に干渉し、精神を砕いてしまう現象)を起こす可能性もあったが、玉理のメスはそんなことを躊躇しないかのように精神体に切り込んだ。

 そして精神体である朋友もまた何かを感じたのかそれを受け入れ、抵抗なく、術式は進んでいく。

 外傷は玉理が精神体を修復していくにしたがって自動回復が機能し、治ってゆく。

「ここまで直せば大丈夫かな?」

 玉理はそう言って、精神体を肉体へ戻す。

 顔をあげると、周りにはみんなが集まっていた。

「・・・!ッ、彩音様、礼人様!すみません、護衛であるにもかかわらず先走ってしまい」

「え?・・・ああ、いいよ。まさか、神の手に魔術。それも勇者の力が加わると精神体まで干渉できるんだね。すごいよねえさ・・・ん?ねえさん?」

「・・・玉理、あなたまさか...」

「・・・?」

 彩音は玉理を見つめながら、はっと気づいたように首を振る。

「…あの、玉理様ですよね?」

「兄様を助けていただきまして、ありがとうございます」

 勇気と絆はそう言って深々と頭を下げる。

「えっ?朋君の妹に弟君?うわー、ずいぶんおおきくなったな・・・」

 玉理が二人を懐かしむように見ていると、下から声がかけられる。

「・・・ずいぶんと、老けて言うなことを言うな、玉理。だから、後輩におばさんくさいといわれるのだぞ」

「トモくん((朋友様))(兄様)(兄さん)!!」

「…うるさい。少し寝かせてくれ」

 朋友は目を閉じたままだが、そう文句を言いながら弱弱しく手を振る。

「はいはい―――」

 玉理はそういうと朋友の頭の方へ移動し、彼の頭を書かあげ・・・そのまま自分の膝の上に置いた。

「・・・?玉理?」

 朋友はようやく薄目を開ける。

 目の仲はぼんやりとしており、焦点が合っていない。

 実際、朋友の支店から言うとそこに誰かいるということがわかるくらいで、魔力や魔導力、神気もいまだに発生できず、周囲の状況もよくわかっていない。まあ、今なら死んでもいいかなと思っている故に朋友は慌てないのだが、・・・玉理にそのことを言うと額を叩かれ、そこに雫が落ちるのを感じた。

「・・・玉理?泣いているのか?いや、別に俺程度が死ぬくらい―――」

「・・・またいった」

「え?」

「また自分程度って言った!あっちで、もう自分を卑下しないって言ったのに!」

「あ、・・・ああ。えーっと」

 朋友は言い訳を考えたがそれを言われてしまうと何も言えなくなってしまう。

 ならばここはどうするべきか?

 ―――・・・話を変えますか?

 お、ラプラス。再起動終わったか?

 ―――はぁい。完全回復ですぅ!

 あー、まだ完全ではにみたいだ?(と言うか、こいつに完全はないんだろうな)・・・なんだろう酔っぱらっているみたいになっている。

 でも、話をそらすか。

「なあ玉理、そこにいるのか?」

 僕は自分の顔の少し上へと手を伸ばす。

「・・・!ええ、いるわよ」

 玉理は何かを想像したのか、声と手が震えそうになっている。

 その少し震える手で手をつかみ自分の頬に持って行った。

 …よし、ここだ!

 朋友はそこで急に彼女の顔を引き寄せ、頭を少し上げる。

 ―――ちゅっ

 朋友のやわらかい唇は玉理の―――額に当たった。

「・・・ふぇ?」

 玉理がそんなふぬけた声を出し、周りでも声が上がる。

 ・・・周りでも声があがる?

「ちょっと待ってくれ。この声、まさか勇気と絆がいるのか?」

「「・・・えー、はい。います」」

 二人は気まずそうに返事をする。

「朋友様、僕もいます」

「・・・!あ、礼人!?じゃあ、まさか...」

「ハイ、お久しぶりです。朋友様」

「彩音さま...」

 朋友は大量の冷や汗をかき始めた。

「・・・ほ、朋友!」

「え、玉理?なんでそんな怒気を放っている?・・・あれ?彩音さま、あなたも?」

「あ、礼人様。彩音様の後ろに般若が見えます!!」

「勇気、あれは姐さんの守護霊の一つだ。…ちゃんと存在しているから安心しろ」

「むしろ恐怖!?」

 勇気と礼人はすでに疎な場から少し下がって、話をしている。

 朋友を囲むのはひざまくら中の玉理に般若が玄界してしまっている彩音。そんな3人を心の中で「修羅場、修羅場~♪これで仲たがいすれば兄様は私の物~♪」と喜びの声をあげながらにこにこ見ている絆の3人だった。

 一方、いまだ視力が戻らずけど修羅場っている雰囲気だけは感じた朋友はひたすら混乱するのであった。

 無言で見詰め合う3人。

 そしてようやく夜が明け―――新たなる来客を告げるのであった。



お読みいただきありがとうございます。あと1,2話で第一章が終わります。

そしたらキャラ紹介でもしようかと考えています。

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