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3世代『〇〇』旅行記~異世界行ってチートになっても親父と爺ちゃんには勝てませんでした~  作者: othello
第1章 『まずは仲直りしましょう』→男はあれで語り合う
11/20

№011

定期更新です。昨日も一話更新したので、気を付けてさい。

 

 ※※※


 国家魔術師集団である組織の張った結界の前にある一団がいた。

「信影、結界はどうだ?」

「は、中和完了しました。もう入って大丈夫です」

「では行きましょう。爺様、父上、姉さん」

「ああ、そうだな」

「ええ、早く会いたいわ」

「・・・」

 彼らの一団は全部で8名。うち4名はかなりの気品と思わず膝間づきたくなる氣を放っていた。また控える執事、メイドもかなりの強者であると言えた。

 彼らが結界に入ると丁度、魔王砲が空彼方へ放たれた瞬間だった。

「なッ!すごいエネルギーだ。誰かが戦っている?何と?」

「・・・あれは、魔王砲」

 爺様と呼ばれた渋面な男は、魔王砲を見て心なしか嬉しそうな表情を浮かべていた。

「その通りでございます。あれは、織田家六式 無双術 魔王砲ですね。氣の質から見るに、先代靖国殿の物ではないかと思われます。」

「・・・あんな馬鹿げたものが打てるのは、あやつしかおらんよ」

 爺様は口角を上げ、にやりと笑った。それはまるで好物の獲物を見つけた獅子のようであった。

「爺様が笑ってますよ」

「ええ、初めて見ました」

 少年と少女かなり珍しい物を見たといった表情を浮かべている。

「息子たちよ。少し静かにしていてくれ」

 二人の父?にそう言われ二人はすぐさま口を閉じる。いつの間にか信影たち使用人が4人を囲み守る形で立っていた。

 何かが隠れている。それはすぐに分かった。

「姿を見せてくれんか?・・・もしかして、日本人ではないのかな?」

 すると、一人の忍者が彼らの前に降り立った。

「ガマ吉!」

 少年が忍者を呼ぶと忍者は恥ずかしそうに口元を追っていたマスクを外して膝間づく。

「失礼しました。私は織田家諜報科兼勇気様護衛、ガマ吉と申します。」

「やはりガマ吉であったか。反応が無くて人違いかと思ったぞ」

「ああ、それはすみません。しかし、すごい面子ですね。奥方殿に来てもらってよかった・・・」

「・・・なん、だと!?」

 爺様は焦ったような表情を取る。

 孫の二人は普段硬い表情である爺さんの表情がころころ変わるので驚きを隠せなかった。

「なにに怯えとんのかね?薬でも出そうか?」

「お母様、おそらくそれが原因かと思わ…なんでもありません」

 そこに現れたのは織田 靖国の妻、万里加。そしてその息子叡二の妻である玲奈であった。

 玲奈は義理の母である万里加に睨まれては何も言えなく、萎縮していた。

 爺さんは何かに怯え、それに戸惑う信影と護衛衆。睨みを利かせる万里加に委縮する玲奈。

 そんな二人をどう扱って以下戸惑うガマ吉。

 そんな思い空気を破る勇者がいた。

「「彩音さま!礼人さま!」」

 勇気と絆お互い同性の方と握手した。

「お久しぶりです、絆。」

「久ぶりだね、勇気。兄さんとは仲直りで来たかい?」

「ええ!礼人さまも兄さんにあってください。兄さん前見たときよりもすごく強くなっているんですよ。久しぶりに稽古付けてもらうのが楽しみです」

「ぜひそうしましょう。僕も合いたいな・・・」

 そんな二人を見て微笑ましくなる姉と妹二人。

「うれしそうね、勇気君。・・・あなもね?」

「え?・・・あ、・・はい・・・」

 彩音は絆にそう微笑み見ながら言うと彼女は恥ずかしそうに頬を染め、頷いた。

「ふふ、・・・かわいい」

 彩音はそう言って絆の頬を指でつついた。


 孫の微笑ましい一面で場が和んだ一同は今の現状の話を聞いた。

「靖国が戦っているのは先の魔導砲でわかったが、相手があの朋友君とは・・・」

 爺さんはそうつぶやきながら孫たちを見るとそこにはうれしそうに朋友の事を聞く孫と靖国のもう二人の孫。

「では、あの周りの精霊結界は叡二のか。・・・ところで疑問に思ったのだが、この外の結界は我が国の組織の物だろ?彼らもここにいるのか?」

 礼人と彩音の父はそれが我永遠のライバルの物であることをすぐに察した。

「そうですよ、大和様。事後報告になって申し訳ありませんが、精鋭の中の選抜を測りとして出しました」

「玲奈、さま付けはやめてくれ。君にそう言われると何だかむずがゆくなる」

「・・・いいの?じゃあ、そうする。だって、大和に敬語とかちょっと・・・無理」

「・・・ちょっとは気を使おうね...」

 玲奈が一人の男の精神をへし折ったおころで、爺さんが恐る恐ると言った風に万里加に問いかけた。

「もしや、鬼軍からもか?」

「え?・・・ああ、秤に使った人員かい?そうだよ。最新鋭の武器も持たせた」

「・・・それでどうなったかの?」

「・・・5分」

「・・・え?」

 爺さんは万里加をの方を見て耳を疑った。

 話の流れから察するに、その時間が何を指すかと言うと・・・

「なにを驚いている?・・・そうだよ。彼らの連合軍を無力化するまでの時間さ」

 爺さんは、轟音が鳴り響くサッカー場の方へ目を向ける。

 今の轟音が鳴り響き、今、巨大な岩が空叩く突き出し、それがてっぺんから崩れて行った。

「ちなみに、彼一人で?」

「まあ、少し手筈が来るって私たちが10名ほど無力化したけど精鋭140人を彼は無力化したんだよ。しかも、あの準英雄の称号を持つ土門の凶化を六式で一瞬さ」

 その言葉に、爺さんは呆れたようにため息をつく。そして、真剣な目で問いかけた。

「・・・それはすごいのお。で、・・・あの呪いで行ったのか?彼も」

「・・・どうやらそのようだけど。不具合で朋友がメインではなかったようね。でも結局、いい魔王補正はかかったみたい」

「そうか・・・」

 爺さんはどこか安心したような、そしてどこか過去を悔いるようなさびしい表情をする。

「さて、そろそろ二人のもとへ向かうかい?」

 万里加がそういうと孫たちは待ってました言わんばかりに万里加によってきた。

「では、行こうかの…」

 爺さんは何かを決意したように歩き出し、その後ろには完全に空気と化していた信影と護衛衆がガマ吉に肩を叩けれながら着いて行くのであった。


 ※※※


 何分たっただろうか?

 僕と爺ちゃんは一歩も引かない・・・とはいかず、こっちは何とかやり返しているといった状況が続いていた。

 ・・・というか、じいちゃん強すぎ!なんか、地面掴んだと思ったら、地面を引きずり上げて山つくちゃうし、邪魔だと思って壊すと織田家六式 武装術 刀とか言って刀を振り回してきた。

 はっきり言って、自分は織田家六式の内5式しか知らない。

 織田家六式は、格闘術・護衛術・無双術・武装術・回復術・対負術で構成されている。

 武装術ははっきり言ってバリエーションが多すぎて後回しにされたのだ。

 そんな中の家出。今までの武器を使っての戦いはすべて我流の戦い方だ。

 行き抜くために必要最低限を最速で効率よく。

 これを基本として作ったものだ。

 しかし、これは準英雄クラスになるといくら神速の域だからと言ってかわされる危険があるのだ。

 効率優先故に解り易い太刀筋。

 これが、今の僕の抱える武器を使う上での欠点だった。

 故に僕は神霊刀:叢雲は使っていない。

 しかし、じいちゃんの刀がチートすぎる。

 じいちゃんが使っている刀は魔皇刀:圧切長谷部。

 かの織田信長浸かっていたとされる刀だ。

 この刀、じいちゃんの神気を吸収し分霊(型に強力な力を流し込みその型と同じものを作り上げる事)を周りに作って自分の羽根を相殺している。

 魔皇刀も空中浮遊しているので僕と爺ちゃん自身は素手で殴り合っている状態だ。

 しかし、そろそろやばい。

 なぜって?ちょっとこのあたりの天変地異をしすぎた。

 周りを見渡すとりあえず結界を境に5メートル近い段差ができている。

 さらに隕石でも落ちたかと言わんばかりのクレーター。

 外を見れば、父さんがそろそろ限界と言うのが少しブレの生じ始めている結界を見れば一目瞭然である。

「そろそろ5分かのう?」

「・・・あと30秒」

 爺ちゃんはこうして平気でしゃべりかけてくるが僕は強化した力の制御が揺らいできており、しゃべる余裕なんてなかった。

 そしてじいちゃんは何か思いついたように僕を弾き飛ばし、僕は空中で姿勢を戻して着地する。

 そして、感じた。爺ちゃんの纏う雰囲気が変わったことに。

 今までは白老鬼と言った感じの白髪に置いたけれどもその内側にある魂はいまだ全盛期と言える鬼だった。それに神気を使っていたという事は・・・つまり、じいちゃんの鬼神はあだ名ではなく、役職持ちであるということが良くわかった。

 役職とは神格を持っていることである。ちなみに自分の場合は『七つの大罪』がこれに当たる。

 しかし、この空気。あの人の本気に似ている。

「のう、朋友。最後、一発。本気を出してくれんか?」

 軍神。上位一桁ナンバーを持つ彼女が本気を出したときと同じ空気がこの空間には漂っていた。


 ※※

 ―――マスター。私を物質化(マテリアル)してください。

 爺ちゃんに本気の一発をと言われどうしようか考えていると、ラプラスはそう言ってきた。

 下手したかカウンター喰らって消えるかもしれないぞ?

 ―――・・・マスターぁ。まだそんなに時間は立ってないのに・・・私を心配してくれるなんて・・・。・・・でも、私をマテリアルしてくだい。

 まったく。頭の中でそんな色っぽいお声出さないでほしい。 

 まったく、おかげで肩の力が抜けたよ。・・・わかった。

 ―――マスター!

 だが、どうしてか教えてくれるか?

 ―――はい!実は・・・


 一方、朋友の深淵の門のそばでは指輪の彼が二人の言葉を聞き自分のを見つめ直していた。


『嬢ちゃん、なかなかいいところおに目をつけるな。…もう少し旦那が成長したら俺もあれしてやろうかな?』

 彼はそう言って朋友の深淵の扉を内緒で少しばかり広げた。


 ※※※


「爺ちゃん。いいよ見せてやる。最大の一撃・・・見せてやる。俺の逃げた先で見たものを」

 朋友は決意を決めた男の目だった。

 その目にじいちゃんはいシュン冷や汗をかく。

 なんじゃ、いまのは?まさか恐怖?・・・ふ、いつ振りじゃろか?まさか孫にそれを思い出させられるとはな。

 そう思うと爺ちゃんに笑みがこぼれた。まだ、自分を楽しませる存在があることに。

「いいぞ、こい。孫よ!」

 爺ちゃんは闘気と神気を全て身体強化に回し、圧切長谷部黒の光となって消えた。

「物質化―――ラプラス!」

 彼の目も元に透明なサングラスがあらわれる。

 しかし、靖国は悟った。それは、神器にも匹敵すると。

 神器とは神々の道具。それは武の道具だけではなく、叡智を授ける物もある。

 あのサングラスは後者。そしてあれは、・・・二つ目。

 武の力を上げる指輪に、叡智の眼鏡。

 そして、羽織るは漆黒のローブ。その姿は織田分家に伝わるある姿。

 ―――――靖国はそこに『魔王』をみた。




次回、爺ちゃん対孫決着!!刹那に見える爺ちゃんの秘密とは!?

お読みいただきありがとうございました。

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