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俺は変態なんかじゃない

 やっとの3話目

正直限界を感じますww

 なぜか、少しだけ落ち着きがある。たまにしかない冷静さだ よし冷静に今のこの状況を分析しよう。

 まず、目の前に女の子が3人ほど入ってきて 俺はこの部屋で この人達もこの部屋と言うことは・・・

 つまりこの人達と相部屋と言うわけか!ナルホド!・・・・・へっ!

「「「えぇぇぇぇ!!」」」

「・・・太一君と相部屋か・ポッ」

 本当にこれで良いのか?先生が部屋わけしたんだよな?

「太一 お前って奴は人の部屋に堂々と侵入したわけか」

「ちがうぞ凛 誤解だ! 俺はこの部屋って言われたんだ」

「嘘を言うな」

「本当だ!! これ見ろ!」

 凛が俺を着かんで殴ろうとした瞬間に俺は自分の名前と部屋番号が書いてある紙を見せた。

「・・・!!」

「っな!? 俺はここなんだよ」

 俺は出来る限りの作り笑いをして凛に言った

「ボソボソ・・・」

「ん?」

「そこまで、そんな細工までして女子と相部屋がいいかぁぁぁぁ!!」

「こいつ全然俺の話聞いちゃいねぇ~~!!」

 そのあと30分かけてやっとこ誤解がとけた。


「んじゃ 改めて自己紹介するね 私は『磯崎 薫』 呼び方は変じゃなきゃ何でも良いよ」

「何でも?なら磯崎かな? 磯崎よろしく!」

「うん!山本君よろしく」

 磯崎は身長が170cm位ある女子だと少し大きい方になる 明るくて気さくだ、テニス部らしい

「・・・わ・私はね、『秋島 遙』っていいます」

「おう 秋島よろしく」

「・・・あのう?」

「何だ?」

「・・・あまり『秋島』って呼びなれてないんで『遙』でおねがいします」

「OKわかったよ!遙」

「は・はい!!!」

「どうした?」

「いえ 何でもないです」

 遙は小柄でおとなしく、普段 休み時間では読書をしているらしい

「最後は私だな 『加原 凛』だ」

「凛ちゃんと私は同じ中学なんだよ~~」

 磯崎は俺に自慢げに語る。

「へぇ~仲良いんだな」

「でしょー」

「遙はどこの中学校だっけ?」

 こんな話を結構話しているといつの間にか消灯の時間が来た。・・・・・


「・・・」

 なんで今まで気づかなかったんだ・・・

「ど どうする太一君」

「俺に言われてもなぁ」

 床は何も引いてないどころか少しデコボコしてて寝れたものじゃない おまけにこの季節のフローリングは冷たい。

「・・・私 別に何処で誰と寝てもいいけど?」

「いやっそれは駄目だろ」

 ベットには、使用人物の名前が書いてある。おそらく意味は無いだろうが、そして、ベットが・・・

「なんでこう手抜きするかな?・・・」

 ベットが3つしかない。しかも、俺のが無い。女子の誰かが無いのなら良いのだが俺のがないとなると必然的に誰かと同じベットでなることになる。

「太一 ふとん貸すか?」

「ありがとう凛 でもいいよ」

 まだ肌寒いこの季節に布団を借りるのはそれはもう鬼の所業だ

「そうだ! 理事長に電話してみる」

PPP PPP PPPP Prrrrrrr、

『はい、もしもし 何でしょう太一君?』

「あの、俺の部屋にベットが3つしかなくて・・・」

『そうですか! すみません では明日用意します。』

「へっ!!明日!? 今日はどうすれば?」

『他にベットあるんでしょ その人と寝てください』

「いやでも俺は男ですし・・・」

『ま さ か 教育現場で特待生が初日から過ちを犯しちゃうんですか?』

「・・・・いえ 大丈夫です」

 反論できなかった。

『そうですか では、おやすみ』

「おやすみなさい」

PuuuPuuuPuuu・・・・

 1分ほど部屋に沈黙が走った。

「どうする?」

「太一安心しろ 私の所に入れてやる」

「サ・サンキュー」

「太一君私のところも良いよ!!」

「・・・わわ・わ・私も大丈夫だ よ」

 この部屋の人達はみんな優しくてよかった。

「サンキュー 遙・薫 でも今日は凛のところで寝るよ」

「「・・・ムッ」」

「どうした2人とも?」

「なんでもないよ 太一君には関係ない」

「・・・はい・・」

「そうか じゃあおやすみ」

 こういって僕はベットルームに入った。


「眠れない!」

 眠れない理由は簡単すぐ後ろで凛が寝ているからだ 床で寝るといったら凛に「それは駄目だ」と言われ凛のベットで寝ている しかし、同じベットで幼馴染といえど年頃の男と女が一緒に横になったら普通 緊張して眠れないだろう だが、

「スゥースゥー」

「こいつ寝てやがる 何かしたら殺すって言っときながら・・・」

 俺はもう男扱いじゃないのか? それとも馬鹿なのか? 眠れないのは俺だけ? こんなんじゃ明日の新入生実力査定テストがやばいことになりそうだ。

「そうだ 頭を使えばすぐ眠くなるはず・・・! 円周率は・・・3.14・・・駄目だ変に緊張してこれ以上思い出せん!」

 そうだ変に考えるな このままゆっくり落ち着けば良い・・・

「静まれ 俺の息子!」

 小声で言い放った もちろん落ち着かないのはわかっていることだ


「スゥースゥー・・・・」

(フフ どうやら焦っているようだな・・・久しぶりに会ったのにもかかわらず 軽率な態度取った罰だ)

「寝てるよな?・・・」

(ギクッ)

「おーい 凛起きてるか?・・・」

(やばい ばれたか・・・)

「やっぱり 寝てるよな」

(どうやらばれてない様だ では、このまま苦しむ太一を見るか・・・・・ん?)

 太一が凛の方に向かって手を伸ばす

(まさか、寝てる私を・・・ 太一め、やはり見ない間にこいつは)

「やっぱり駄目って言われたけど 男としてはなぁ・・・」

(こいつ・・・!)

 だが凛の予想ははずれ 太一の手はベットのふちに行きそのまま太一はベットから降りた。

(な!? もしや最初から私が寝たら 出るつもりだったのか!?)

「ふぅー 子供の頃より 寝相良くなってたな・・・」

(・・・ばかぁ・・・フフッ)


~次の日の放課後~

「はぁ~体は痛いけど テストは結構出来たな」

  ゴッ!!

「ぃでぇぇ!!?」

「やはりか、あれほど床で寝るなと言ったのに」

「あれっバレた?」

「あたり前だ」

 どうやらばれちまったらしいな 何でかなぁ~みんなより早く起きたのに・・?

「・・ルームメイトなんだし も もっと・・・」

「ん?」

「もっと頼ってくれても良いんだぞ・・・」

「サンキュー!」

 驚いたまさかあの堅物の凛から だが、それよりもうれしかった

「あっいたいた!」

 いきなりこちらを見るや派手な格好でこちらを呼ぶのは理事長だ

「お取り込み中悪いね 部屋にベット入れといたから あとどの部屋も共通の事だけど・・・」

「何でしょう?」

 多少、口がごもった 何か良いにくい事だろうか?

「今日のテストの結果返しといたよ」

「えっ!! あっ はい!!」

 拍子抜けだもう少し重い事かと思ったが・・・

「へっ!・・・」

「どうした凛?」

「い いや 何でもない」

「そうか ならもう部屋にもどろうか」

「あぁ・・・」

 暗い表情だった ここで色々な事を思い出せばその後の事件も起きずに済んだかもしれない

 何時出るかわからない4話もお楽しみにぃ~~ww

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