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変われぬ世界  作者: 恭愁
2/6

出会い

祖父は大きな眼科に通院した。

右目が白内障、左目が緑内障。左目はすでに見えにくいと祖父は言っていた。


祖父はよく転ぶようになった。

そんな祖父を見て母がついに手術の話を持ちかけた。

祖父は手術しないと言っていたが実の娘である母に説得され、手術する事にした。


手術の日を決め、不安でいる私に知らない番号から電話があった。

基本的に知らない番号は出ない。しかしあまりにもしつこかったので出てみた。

それが和也との出会いだった。

「あの…アキラさんの携帯でよろしいでしょうか?」


見覚えが無い声。

「誰ですかぁ?」

と答える私に

「女の人?間違えました!」

と言い電話が切れた。

切られた理由はわかる。

アキラと言う名前で女って思う人は少ない。


しばらくするとまた連絡があった。また電話にでてみる。

するとなぜか

「先程はすみません。アキラさんのお祖父さんに事情を聞きました。」

と言われた。


祖父は病院のはず…?

意味も分からず戸惑っていると彼から説明があった。


祖父は病院の前で転んだので歩いて帰れないらしい。

動けないで座り込んでいる祖父を心配した彼がわざわざ私に連絡をくれたらしい。


状況が飲み込めたが私は車をもっていない。


結局祖父はタクシーで帰ってきた。


見知らぬ男性を連れて。私はすぐに

「どちら様ですか?」

と聞いた。予想はついてる。


「命の恩人。お茶だして」

いや、祖父に聞いてるわけじゃないんだけど…

祖母も祖父が見知らぬ男性を連れているのに驚いている。


話を聞くとやっぱり助けてくれた人だった。名前は和也。私の二個上。


なんだか不思議な感じの人だった。



私はすぐに

「どちら様ですか?」

と聞いた。予想はついてる。


「命の恩人。お茶だして」

いや、祖父に聞いてるわけじゃないんだけど…

祖母も祖父が見知らぬ男性を連れているのに驚いている。


話を聞くとやっぱり助けてくれた人だった。名前は和也。私の二個上。


なんだか不思議な感じの人だった。


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